国内映画ランキング : 2008年7月19日~2008年7月20日

映画ランキング : 2008年7月22日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2008年7月19日~2008年7月20日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

上映週

1 崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

配給:東宝

1
2 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ 1
3 1 花より男子ファイナル

花より男子ファイナル

配給:東宝

4
4 2 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 5
5 3 ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 2
6 4 クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ

配給:東映、ギャガ・コミュニケーションズ

3
7 5 ザ・マジックアワー

ザ・マジックアワー

配給:東宝

7
8 6 それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ

それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ

配給:東京テアトル、メディアボックス

2
9 7 スピード・レーサー

スピード・レーサー

配給:ワーナー・ブラザース映画

3
10 百万円と苦虫女

百万円と苦虫女

配給:日活

1

「ポニョ」貫禄スタートも勢いは微妙?第2位「ポケモン」は前年比90%

7月3週目の週末、国内映画市場では「崖の上のポニョ」が貫禄の首位デビューを果たした。公開3日間の成績は、動員が125万1107人、興収は15億7581万7355円と「千と千尋の神隠し」(01年公開・最終興収304億円)オープニングの96.6%だという。しかし、この3日間の興収を2日分に換算すると約10億5000万円となり、「ゲド戦記」(06年・76.5億円)のオープニングに対しては僅か16%上回る水準、さらに「ハウルの動く城」(04年・196億円)対比では70%でしかなく、この先どのあたりまで興収が伸びていくのかまったく予想がつかない。「ポニョ」は前売り券の発売枚数も、過去の宮崎アニメに比べてそれほど多くなかった。また、宮崎監督自身が「子供たちのために作った」と語っているように、ファミリー向け作品としての評判は高いものの、若者たちの感想は今ひとつ。業界内では「やはり興収150億円は堅い」という声もあるが、「今回は100億円を割る」という予想もあって、なかなか先行きが不透明な状況となっている。なお、2位にランクした「ポケモン」は、3日間で動員98万1543人、興収10億1876万7450円と、昨年の前作(興収50億2000万円)の90%。興収40億円以上は確実だ。いずれにせよ、夏休みシーズンたけなわ、トップ3が東宝作品で占められたという事実は揺るぎない。

2008年7月22日更新 駒井尚文

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