全米映画ランキング : 2008年6月13日~2008年6月15日

全米映画ランキング:2008年6月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年6月13日~2008年6月15日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 インクレディブル・ハルク

The Incredible Hulk
「インクレディブル・ハルク」

Universal
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 54,500,000 54,500,000
2 1 カンフー・パンダ

Kung Fu Panda
「カンフー・パンダ」

Paramount/Dreamworks
(アスミック・エース、角川エンタテインメント)

2 34,300,000 118,000,000
3 ハプニング

The Happening
「ハプニング」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 30,500,000 30,500,000
4 2 エージェント・ゾーハン 2 16,400,000 68,800,000
5 3 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 4 13,500,000 275,300,000
6 4 セックス・アンド・ザ・シティ

Sex and the City
「セックス・アンド・ザ・シティ」

New Line
(ギャガ・コミュニケーションズ)

3 10,200,000 120,000,000
7 6 アイアンマン

Iron Man
「アイアンマン」

Paramount
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

7 5,100,000 297,400,000
8 5 ストレンジャーズ 戦慄の訪問者 3 4,100,000 45,400,000
9 7 ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛 5 3,000,000 131,700,000
10 8 ベガスの恋に勝つルール

What Happens in Vegas
「ベガスの恋に勝つルール」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

6 1,700,000 75,800,000

「インクレディブル・ハルク」が首位。シャマランの「ハプニング」は3位スタート

サマーシーズン7週目に入った全米ボックスオフィス。今週は、03年の「ハルク」(アン・リー監督)の続編となる「インクレディブル・ハルク」が、約5450万ドルのオープニング興収をあげて首位デビューを果たした。同作はハルク=ブルース・バナーをエリック・バナからエドワード・ノートンに代えて、シリーズの仕切り直しを図った一本。前作でジェニファー・コネリーが演じたブルースの恋人ベティもリブ・タイラーに代わっている。ストーリーは、前作で実の父親によって緑色の巨人=ハルクにさせられてしまい米軍から追われているブルースが、ベティを守るためにアメリカに舞い戻り、ニューヨークで再び米軍と相まみえるという内容。敵役にはティム・ロスとウィリアム・ハート。監督は「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエ。前作のオープニング興収6200万ドルは下回ったが、批評家からは前作より好意的に受け止められており、今後の成績にも期待が持てる。2位「カンフー・パンダ」は10日間の累計興収が1億1700万ドル。2億ドル突破は堅そうだ。そして、3位はM・ナイト・シャマラン監督の新作「ハプニング」。シャマラン初のR指定映画となった同作は、何の前触れもなくあらゆる一般市民を襲う“見えない脅威”を描いたディザスターもの。例によって批評家受けは最悪だったが、予想を上回る約3050万ドルのオープニング興収をあげている。出演はマーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ。週末に日本でも先行上映が行われた5位「インディ4」は、全世界興収が6億ドルを突破。また、7位「アイアンマン」は累計興収を3億ドル目前としている。来週はマイク・マイヤーズ、ジェシカ・アルバ、ジャスティン・ティンバーレイク共演の「The Love Guru」、スティーブ・カレル&アン・ハサウェイ共演の「ゲットスマート」が公開される。

2008年6月16日更新 藤井竜太朗

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