- 2008年4月8日更新

- 編集部
マスコミ注目度ランキング
| 順位 | タイトル | 配給 | 公開日 | 露出 回数 |
ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 靖国 YASUKUNI | ナインエンタテインメント、アルゴ・ピクチャーズ | 2008年5月3日 | 14 | 32.7 |
| 2 | 悲しみが乾くまで | 角川映画、角川エンタテインメント | 2008年3月29日 | 11 | 11.8 |
| 3 | 非現実の王国で/ヘンリー・ダーガーの謎 | トルネード・フィルム | 2008年3月29日 | 7 | 11.7 |
| 4 | カンフーくん | 角川映画 | 2008年3月29日 | 9 | 11.2 |
| 5 | タクシデルミア/ある剥製師の遺言 | エスパース・サロウ | 2008年3月29日 | 8 | 10.9 |
| 6 | ヤッターマン | 松竹、日活 | 2009年3月7日 | 5 | 10.4 |
| 7 | うた魂♪ | 日活 | 2008年4月5日 | 7 | 10.1 |
| 8 | Sweet Rain 死神の精度 | ワーナー・ブラザース映画 | 2008年3月22日 | 4 | 9.0 |
| 9 | 受験のシンデレラ | 大風 | 2008年3月29日 | 8 | 8.7 |
| 10 | 少林少女 | 東宝 | 2008年4月26日 | 4 | 7.8 |
※「露出回数」とは、その作品に関する記事が、1週間のうちに何回登場したかをカウントした延べ露出回数です。この数値は順位には反映されません。
■「靖国」一色の1週間。今後の展開は?
首位は予想通り、ダントツで「靖国」。既報だが東京の全公開劇場が上映中止を決定。朝日新聞は3月27日付で「映画『靖国』文化庁の影」と題して、一部議員と同庁の密接な繋がりを報じている。また、各紙が社説で取り上げ、まだまだ沈静化に向かう様子は伺えない。2位はハル・ベリーとベニチオ・デル・トロの演技派によるドラマ「悲しみが乾くまで」。「アフター・ウェディング」の監督が手がけた初の英語作で、夫を亡くした妻と、夫の親友との不器用な愛を描き「どこまでも深い余韻をもたらす珠玉作」(東京)、「最近、喪失と再生をテーマにした映画を目にすることが多い。本作は、そのような作品群から、一歩抜きん出ている」(読売)、「ビア監督の温かくて楽天的な視点が好もしい。爽やかな余韻を与えてくれる」(朝日)、「見終わって心がほんのり暖かくなる。ビアの映画はいつもそうだ」(日経)と各紙が絶賛。3位は孤独死を遂げたアーティスト、ヘンリー・ダーガーの謎めいた生涯と、遺された作品世界に迫るドキュメンタリー「非現実の王国で」。ダーガー作品の一部がアニメ化されていることも話題で「証言や伝記的事実をいくら集めようとダーガーの内面に迫ることはできない(略)精神世界を最も鮮やかに体感させてくれるのは彼の絵をアニメーション化した部分である」(朝日)、「希求した非現実の世界に分け入るような感覚を体験」(読売)、「最後まで圧倒される」(東京)、「妄想世界へずるずると引き込まれるようなパワーがある」(毎日)、「色鮮やかで独創的な作品に目を奪われる」(日経)と、不思議な体験は保証付きか。4位は泉ピン子と天才カンフー少年チャン・チュワン主演「カンフーくん」。「CGを駆使した視覚効果の迫力に圧倒」(東京)、「CGに頼らず、生のアクションの見せ場がもっと欲しかった」(日経)、「意外と動ける泉ピン子にも驚いた」(読売)とサプライズはありそう。5位は「タクシデルミア」は3世代にわたる奇妙な男たちを、ハンガリーの奇才ジョルジ監督が描く。「人を不快にさせることを目的にした作品だが、見る価値あり」(東京)、「グロテスクを極めた映像は喜劇的」「見逃すのは惜しい一作」(毎日)と勇気ある人は是非。
口当たりのよい話題ばかりの映画界に降ってわいた「靖国」騒動。悪いのは助成金を出した文化庁か、週刊誌に踊った一部議員か、危機管理に過敏な映画館か、上映反対を唱える右翼団体か。映画不在、観客不在のまま、ほとんど都市伝説化していく「靖国」。映画館での上映が不可能であれば、有料のネット配信というのは消極的過ぎるか?




