全米映画ランキング : 2003年1月24日~2003年1月26日

全米映画ランキング:2003年1月28日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2003年1月24日~2003年1月26日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Darkness Falls

Sony

2,837 1 12,500,000 12,500,000
2 1

Kangaroo Jack
「カンガルー・ジャック」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,848 1 11,930,000 35,494,000
3 6

Chicago
「シカゴ」

Miramax
(ギャガ・ヒューマックス)

616 3 8,452,000 40,599,601
4 3

Just Married
「ジャスト・マリッジ」

Fox
(フォックス)

2,706 3 7,470,000 44,340,577
5 2

National Security
「ナショナル・セキュリティー」

Sony
(ソニー)

2,729 2 7,400,000 26,132,000
6 5

The Lord of the Rings: The Two Towers
「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」

New Line
(ヘラルド/松竹)

2,666 6 6,900,000 309,110,000
7 4

Catch Me If You Can
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

Dreamworks
(UIP)

2,776 5 6,600,000 145,100,000
8 43

Confessions of a Dangerous Mind
「コンフェッション」

Miramax
(ギャガ・ヒューマックス)

1,769 4 6,002,000 6,501,624
9 8

About Schmidt
「アバウト・シュミット」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

1,236 7 5,525,000 37,888,000
10 9

The Hours
「めぐりあう時間たち」

Paramount
(アスミック)

502 5 4,000,000 13,934,000

低予算ホラーが首位。「シカゴ」は3位まで浮上

今年で第37回目を数えるNFLの王座決定戦スーパーボウルは、タンパベイ・バッカニアーズが初優勝を飾る結果となった。例年、スーパーボウルの行われる週末は、映画館も閑散としてしまうので、メジャースタジオは新作を出さないのが恒例。そんな中、今年はソニーが「Darkness Falls」というホラー作品をデビューさせ、見事ナンバーワン奪取に成功。「ブラックホーク・ダウン」のレボリューション・スタジオ製作の低予算映画で、監督は、これが長編デビュー作となる南ア出身のジョナサン・リーベスマン。そして、目下オスカーに最も近い「シカゴ」は3ランクアップで3位まで浮上。とはいえ、スクリーン数は前週比で60程度の増加にとどまり、興収も約5%アップした程度。ゴールデン・グローブ受賞効果が、スーパーボウルに消された格好か。やや物足りないパフォーマンスだ。一方で、「シカゴ」の配給元ミラマックスは、ジョージ・クルーニー初監督作品の「コンフェッション」の方を超拡大する賭けに出た。5スクリーンから1769スクリーンへ。もはやオスカーの目はない同作だが、ここが最後の稼ぎ時と踏んだということか。結果は8位と、合格とも不合格とも言えない微妙な成績。

2003年1月28日更新 藤井竜太郎

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