ラナ・ターナー : ウィキペディア(Wikipedia)

ラナ・ターナー(Lana Turner,1921年2月8日 - 1995年6月29日)はアメリカ合衆国アイダホ州出身の女優。タイトなセーターでグラマーさを強調したセクシー女優。「セーター・ガール」という愛称でスターになった。

来歴

本名はJulia Jean Turner(ジュリア・ジーン・ターナー)。養父母の元で育つなど家庭環境は複雑だった。15歳の時にハリウッドのアイスクリーム・パーラーで見出され(と言われているが真相は不明)メトロ・ゴールドウィン・メイヤーと契約。1937年から端役で映画に出始め、徐々に頭角を現してゆく。第二次世界大戦中には最も人気のあるピンナップ・ガールだった。1946年、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』に出演、愛人をそそのかして自分の夫を殺させる悪女を演じ、スターの座を不動のものにする。

プライベートでは7人の男性と結婚し、クラーク・ゲーブルタイロン・パワーハワード・ヒューズフランク・シナトラを初めとする多くのボーイフレンドを持ったことで有名。ショーン・コネリーとも愛人関係にあった。また1958年には、彼女の娘シェリル(二度目の夫との子)が当時のラナの愛人であったジョニー・ストンパナート(ギャングのボディ・ガードであり、ラナに暴力を振るっていた)を刺殺するという事件も起きており、スキャンダルの多い女優であった(当時のラナとジョニーは『L.A.コンフィデンシャル』の劇中に登場する。ラナ役はブレンダ・バーキが演じている)。事件はシェリルの正当防衛ということで無罪となり、事件後のラナは母ものメロドラマの主役として、イメージを転換した。8度の結婚と離婚を繰り返し、長い闘病生活の後死去。74歳没。

主な出演作品

  • 初恋合戦 -Love Finds Andy Hardy (1938)
  • 美人劇場 -Ziegfeld Girl (1941)
  • ジキル博士とハイド氏 -Dr. Jekyll and Mr. Hyde (1941)
  • 郵便配達は二度ベルを鳴らす(日本未公開作品) -The Postman Always Rings Twice (1946)
  • 三銃士 -The Three Musketeers (1948)
  • 帰郷 -Homecoming (1948)
  • 悪人と美女 -The Bad and the Beautiful (1952)
  • メリイ・ウィドウ -The Merry Widow (1952)
  • 男の魂 The Sea Chase (1955)
  • 雨のランチプール -The Rains of Ranchipur (1955)
  • 青春物語 -Peyton Place (1957)
  • 世界を駆ける恋 -The Lady Takes a Flyer (1958)
  • 悲しみは空の彼方に -Imitation of Life (1959)
  • 黒い肖像 -Portrait in Black (1960)
  • アカプルコの出来事 -Love Has Many Faces (1965)
  • 母の旅路 -Madame X (1966)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/06/03 12:00 UTC (変更履歴
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