ライオネル・バリモア(Lionel Barrymore、1878年4月28日-1954年11月15日)はアメリカ合衆国の映画俳優、舞台俳優。
略歴
英国の俳優モーリス・バリモア、米国の俳優ジョージアナ・エマ・ドルー夫妻の長男として生まれる。本名ライオネル・プライス。妹エセル・バリモア、弟ジョン・バリモアも高名な俳優。
芸能一家のため、少年時代から舞台に立っている。どちらかというと悪役、軍隊の将官、父親などの年上の役が似合っていた。1911年にはバイオグラフ・カンパニーに誘われ、D・W・グリフィス監督の下で、数本の映画の脚本を書いて、端役を演じたが、バリモアにとってはあまり満足できる結果にならなかった。しかし、1917年には一躍舞台での花形スターになる。
その直後、映画界へ誘われてMGMと異例の25年契約を結び、その中には映画監督を許可するという条項もあった。だが、映画監督としては、『マダムX』(1929)でアカデミー監督賞にノミネートされたが、あまり結果を出せずに1931年には演技に専念するよう契約を変えた。1930年代初期にMGM作品で見せたセンチメンタルで気難しい祖父役やけちな大金持ちなどの役でファンに愛された。
『自由の魂』(1931)では大酒飲みで、常識にとらわれない心を持った刑事弁護士を演じてアカデミー男優賞を得た。この作品に出演するまでのバリモアは、役者より監督に魅力を感じていたらしいが、この受賞で彼はMGMと契約を書き換えたと言われる。映画出演は1953年まで続いたが、1938年以来、関節炎と2度の転倒で車椅子の生活を余儀なくされた。晩年はTVでの活動は拒否し、ラジオの出演のみで余生を送った。
主な出演作品
- 拳骨 -The Exploits of Elaine (1914)
- 奴の伜か -His Father's Son (1917)
- マスターマインド -The Master Mind (1920)
- オリバー・トウィスト -Oliver Twist (1922)
- 女性の敵 -Enemies of Women (1923)
- 永遠の都 -The Eternal City (1923)
- フランダースの少年 -A Boy of Flanders (1924)
- 明眸罪あり -The Temptress (1926)
- 愛の太鼓 -Drums of Love (1928)
- 港の女 -Sadie Thompson (1928)
- ハリウッド・レヴィユー -The Hollywood Revue of 1929 (1929)
- マタ・ハリ -Mata Hari (1931)
- 自由の魂 -A Free Soul (1931)
- グランド・ホテル -Grand Hotel (1932)
- 夜間飛行 -Night Flight (1933)
- 晩餐八時 -Dinner at Eight (1933)
- 心の緑野 -Carolina (1934)
- 孤児ダビド物語 -The Personal History, Adventures, Experience, and Observation of David Copperfield, the Younger (1935)
- 悪魔の人形 -The Devil-Doll (1936)
- 我は海の子 -Captains Courageous (1937)
- サラトガ -Saratoga (1937)
- 椿姫 -Camille (1936)
- 我が家の楽園 -You Can't Take It with You (1938)
- 星は地上を見ている - The Stars Look Down (1939)
- 君去りし後 -Since You Went Away (1944)
- 愛の決断 -The Valley of Decision (1945)
- 白昼の決闘 -Duel in the Sun (1946)
- 素晴らしき哉、人生! -It's a Wonderful Life (1946)
- キー・ラーゴ -Key Largo (1948)
外部リンク
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