山本邦彦 : ウィキペディア(Wikipedia)

山本 邦彦(やまもと くにひこ、1934年(昭和9年)4月18日 - )は日本の映画監督、脚本家。

経歴

福岡市に生まれる。福岡県立修猷館高等学校を経て、1958年、日本大学芸術学部映画学科卒業。

1959年、東京映画撮影所に入社し川島雄三に師事。1962年、川島雄三監督作品『青べか物語』(主演・森繁久弥)で助監督を務める。

1967年、MBSのテレビドラマ『いつでも君は』(主演:高橋紀子)で初めて監督を務め、その出来映えが評価され、1968年、『にっぽん親不孝時代』(主演:ザ・スパイダース)で映画監督デビュー。同年、『ザ・タイガース 華やかなる招待』(主演:ザ・タイガース)を監督。

1969年、東宝へ移籍し専属監督となる。同年、『喜劇 新宿広場』(主演:藤田まこと)を監督。

その後フリーとなりテレビの2時間ドラマなどを中心に活動。1984年には新人俳優育成を目的に麦の会演技研究所を設立。俳優で弁護士の本村健太郎、後に実業家に転身した井手一男を輩出した。

主な監督作品

映画

  • 『にっぽん親不孝時代』 1968年 (脚本も担当)
  • 『ザ・タイガース 華やかなる招待』 1968年
  • 『喜劇 新宿広場』 1969年
  • 『走れ!コウタロー 喜劇・男だから泣くサ』 1971年 (脚本も担当)
  • 『おくさまは18才 新婚教室』 1971年 (脚本も担当)
  • 『蔵王絶唱』 1974年
  • 『愛こんにちは』 1974年

テレビドラマ

  • 『いつでも君は』 1967年-1968年
  • 『まごころ』 1973年
  • 『白い滑走路』 1974年
  • 『赤い迷路』 1974年-1975年
  • 『燃えて尽きたし』 1985年
  • 『復活の時』 1992年
  • 『法医学教室の事件ファイル』 1992年

参考文献

  • 『新訂 現代日本人名録2002』 日外アソシエーツ、2002年

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/09/27 11:49 UTC (変更履歴
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