日本映画に通じた海外の映画ファンは溝口健二の話になると真っ先に「雨月物語」を挙げ...

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日本映画に通じた海外の映画ファンは溝口健二の話になると真っ先に「雨月物語」を挙げてきますよね、実際私の友人がそうなのですが。実際、先入観のない観客の視点からして「雨月」が溝口作品の最高傑作だと思いますか?確かに傑作であることに疑いはないのですが、私の中では「残菊物語」「近松物語」「山椒大夫」がずば抜けて素晴らしいと思ってしまうもので、真っ先に「雨月」が挙がるのは、溝口を評価するための定型的な文法ができてしまっているのではないか、と感じるんです。また、ゴダールやトリュフォーなどと映画作家は溝口の何に対して深い尊敬の気持ちを持つのでしょうか

質問日時: 2009/10/04 05:52:13

解決日時: 2009/10/08 09:37:37



海外の映画ファンは、「幽玄」みたいなミステリアスな雰囲気が好きなんじゃないでしょうか?トリュフォーなどはプロの作家ですから観る所が違うと思います。トリュフォーが言っていたのは、「溝口のストイシズム」ということですね。つまり、作品を作るときの作家としての心構えを見ているわけです。反面、黒澤の映画などはボロクソに言ってますね。(補足)トリュフォーは日本映画をとてもよく観ていて、溝口については絶賛に近いです。吉田喜重も大のお気に入りで、映画の音楽を毎日聞いていると書いています。トリュフォーは作家であると同時に熱烈な映画ファンでもありました。ほかにも中平康、小津、木下恵介などもいい評価をしています。黒澤については、かなり明確に「嫌いだ」と言っていますね。大言壮語を弄していて、人間の描き方に嘘があるといった趣旨だったと思います。作風からみると、たしかに頷けますね。

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