マイケル・フェリス : ウィキペディア(Wikipedia)

マイケル・フェリス・レモスMichael Feliz Lemos, 1993年6月28日 - )は、ドミニカ共和国アスア州出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入りとアストロズ時代

2月11日にオークランド・アスレチックスと契約金80万ドルで合意したが、禁止薬物使用発覚で入団が無効となった「ヒューストン・アストロズ」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 50頁。その後、同年5月19日にヒューストン・アストロズと契約。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・アストロズでプロデビュー。3試合に先発登板して0勝1敗、防御率4.26、13奪三振を記録した。

はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプレーし、12試合(先発10試合)に登板して0勝3敗、防御率4.32、44奪三振を記録した。

はまずルーキー級ガルフ・コーストリーグでプレーし、7試合(先発3試合)に登板して5勝0敗、防御率1.64、35奪三振を記録した。7月からアパラチアンリーグのルーキー級でプレー。6試合に先発登板して1勝1敗、防御率5.13、28奪三振を記録した。

はA-級トリシティ・バレーキャッツでプレーし、14試合(先発10試合)に登板して4勝2敗1セーブ、防御率1.96、78奪三振を記録した。

はA級でプレーし、25試合(先発19試合)に登板して8勝6敗、防御率4.03、111奪三振を記録した。7月にはフューチャーズゲームに選出された。オフの11月20日にアストロズとメジャー契約を結び、40人枠入りした。

5月31日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューhttp://blog.chron.com/ultimateastros/2015/05/31/despite-short-stay-astros-prospect-michael-feliz-appreciative-of-opportunity/。この年は5試合に登板したが、防御率7.88と結果はついてこなかった。ただ、全5試合で完了を記録した。

はリリーフで起用され、47試合に登板して8勝1敗、防御率4.43、WHIP1.19と、勝ち星を多く記録した。また、65投球回で95個の三振を奪ってチーム全体2位2016 Houston Astros Pitching Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年11月13日閲覧。の奪三振率13.2をマークした。

は前年と同程度の46試合に投げたが、4勝2敗、防御率5.63、WHIP1.56と成績は前年よりも落とした。

パイレーツ時代

1月13日にゲリット・コールとのトレードで、ジョー・マスグローブ、コリン・モラン、ジェイソン・マーティンと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した。この年は47試合に登板して1勝2敗、防御率5.66、55奪三振を記録した。

は58試合に登板して4勝4敗、防御率3.99、73奪三振を記録した。

5月9日にベン・ギャメルの加入に伴ってDFAとなった。

レッズ時代

2021年5月14日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した。8月23日にDFAとなり、25日に自由契約となった。

レッドソックス時代

2021年8月28日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級へ配属された。9月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。9月17日にDFAとなった。

アスレチックス時代

2021年9月20日にウェイバー公示を経てオークランド・アスレチックスへ移籍した。9月27日にDFAとなり、10月1日に自由契約となった。

レッドソックス復帰

2021年12月1日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。

は開幕をAAA級ウースターで迎え、7月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。1試合に登板後の7月9日にDFAとなり、13日に自由契約となった。

ツインズ傘下時代

2022年7月25日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格の機会はなく、オフの11月10日に自由契約となった。

メキシカンリーグ時代

1月27日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約を結んだ。9試合に登板し、1勝1敗2セーブ、防御率1.08の成績を残していたが、後述のマイナー復帰に伴い、5月12日に自由契約となった。

ヤンキース傘下時代

2023年5月18日にニューヨーク・ヤンキースとマイナーリーグ契約を結んだ。AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースで13試合に登板し、1セーブ、防御率3.38の成績を残していたが、後述の日本球界移籍に伴い、7月24日に自由契約となった。

中日時代

2023年7月26日、亡命したジャリエル・ロドリゲスに代わる中継ぎ候補として、NPBの中日ドラゴンズと契約を結んだことが発表された。背番号は93

投球スタイル

真上から投げ下ろすダイナミックなオーバーハンド。救援投手として、最速98.4mph(約158km/h)、平均95mph(約153km/h)のノビのあるフォーシームを軸に、平均82mph(約132km/h)のスライダー、平均84mph(約135km/h)のチェンジアップを使用する。

詳細情報

年度別投手成績

HOU500000000----388.092401701777.881.63
4700008105.88927065.055102200956033324.431.19
4600004202.66721848.05382210707031305.631.56
PIT47000012012.33321747.24962303553133305.661.51
5810004403.50023956.144112712730127253.991.26
300000000----121.2412012006632.403.60
700000000----317.280100800322.351.17
CIN900000010----376.2132400910121216.202.55
BOS400000000----195.142100500223.380.94
OAK100000000----30.1101000103254.006.00
'21計2100000010----9020.0264700222020188.101.81
BOS100000000----133.111200400212.700.90
中日19000010091.006514.19111121600553.141.40
MLB:8年2281000179122.6541084250.024143109273281831561475.291.40
NPB:1年19000010091.006514.19111121600553.141.40
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度球団投手(P)
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2015HOU50000----
20164714001.000
2017460210.667
2018PIT471220.600
2019583420.778
202030000----
202170000----
CIN90000----
BOS410011.000
OAK10000----
'21計2110011.000
2022BOS10000----
MLB22871251.792
  • 2022年度シーズン終了時

記録

MiLB

  • オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2014年)

NPB

初記録
投手記録
  • 初登板・初ホールド:2023年8月22日、対阪神タイガース19回戦(京セラドーム大阪)、8回裏一死に5番手で救援登板、2/3回無失点
  • 初奪三振:同上、8回裏に原口文仁から空振り三振
  • 初勝利:2023年8月27日、対横浜DeNAベイスターズ20回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、12回表に6番手で救援・完了、1回無失点

背番号

  • 68(2015年)
  • 45(2016年 - 2019年、2021年 - 同年5月8日)
  • 49(2020年)
  • 46(2021年5月17日 - 同年8月22日)
  • 48(2021年9月7日 - 同年9月16日、2022年)
  • 53(2021年9月22日)
  • 93(2023年7月26日 - )

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 F
  • ドミニカ共和国出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
  • 中日ドラゴンズの選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/02/22 09:28 UTC (変更履歴
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