僕はマーティン・スコセッシ監督の作品が大好きなのですが、この方の作品は世間では常...

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僕はマーティン・スコセッシ監督の作品が大好きなのですが、この方の作品は世間では常に賛否両論だと聞きました。みなさんはどう思いますか?ご意見聞かせてください。ちなみに僕は70年代~80年代のスコセッシの作品が特に好きです。

質問日時: 2009/10/05 10:46:04

解決日時: 2009/10/11 10:32:48



スコセッシ作品で賛否に分かれたと言えば、『最後の誘惑』でしょうね。何と言っても終盤、「悪魔の誘惑」に負け、ゴルゴダの丘から逃げ、マグダラのマリアとの結婚(セックス)を夢見る人間イエスの姿が、真正面から描かれているからです。とにかくこの「生(性)の葛藤」に苦しむイエスを演じるウィレム・デフォーの肉体が、とてつもなくエロいw(バルハウスのカメラは確信犯的にフォーカスしていきます。普通の撮り方じゃありません。間違いないw)学生時代に観た時、あのメル・ギブソンの『パッション』もまだ先の話だったので、こういう扇情的というしかない作品を(ギャング映画で好きになった)スコセッシが撮っていたことに、まず驚きました。また英のBBC製作の「映画誕生100周年記念」みたいな番組で、彼が非常に敬虔なクリスチャンで、実は「牧師志望だった」ことも知り、この作品に秘められた意図がもっと知りたくて、何度も繰り返し観たものです。神学を学んだ敬虔なクリスチャンにも関わらず、貧しいストリートで育った精神的背景がある為、生き残るためには「手段を選んではいられない」・・・。彼のこのバックボーンがあるからこそ、彼の作品で描かれる劇中人物の信仰心や教義への葛藤は、無神論の我々でも非常にリアルに感じられ、胸に来るものがあるのだと思いますね。また、信仰と相反する要素(例えば暴力)、この矛盾する2つが彼の作品には見事に共生しているトコロが、アンチを生む要因であろうし、他の作家にはない大きな魅力だと考えます。そういう意味では、正にスコセッシ向きな遠藤周作の『沈黙』、これを彼がどう解釈し料理するのか?今から楽しみです。

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