ビョーク

アイスランドのレイキャビックに生まれ、ヒッピー風の共同体の中で育つ。5歳からクラシック音楽を学び、1977年に弱冠11歳でアイスランドの伝統民謡と世界のヒット曲を歌ったアルバムを発表。いくつかのバンドで歌手を務めた後、自身初のバンドとなる「シュガーキューブス」を86年に結成し、英国を中心にブレイクした。92年に解散しソロ活動を開始。ソロデビューアルバム「Debut」が世界的ヒットを記録し、90年代の音楽界を牽引する存在となった。ラース・フォン・トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」（00）では主演と楽曲制作を担い、カンヌ国際映画祭コンペティション部門の女優賞を受賞。撮影時のあまりのつらさに、映画には今後いっさい出演しないと公言した。04年にはアテネ五輪の開会式で歌唱を披露した。 02年、当時パートナー関係にあった現代美術作家のマシュー・バーニーとの間に娘を設けるも、13年に離婚している。