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映画【ヴィヨンの妻】を御覧になり、太宰治氏に詳しい方に質問いたします。太宰氏は闘病の末、愛人と入水自殺(心中)したと記憶しています。映画で広末涼子さんが演じた役が、その愛人なのでしょうか?なんだか記憶していたのとイメージが違うなあと思い、質問を立てました。
質問日時: 2009/10/13 23:26:04
解決日時: 2009/10/14 15:11:55
質問者さんの、ご記憶がどのようなものか見当がつきませんので太宰氏の行動をゴシップ風に羅列すると・・・。太宰氏と玉川上水に入水した女性は山崎富栄さん。太宰にとって山崎さんの存在は、愛人、母親、看護婦、秘書の四役の役割であった。「斜陽」を上梓して一躍人気作家になった太宰を献身的に世話をした女性が山崎女史である。太宰が山崎富栄女史ののめりこむようになった理由は、「斜陽」のモデルとなった愛人、太田静子さんが懐妊、女児を誕生したから。逃れるように山崎女史に拘泥した。その子供が長じて作家の太田治子さん。戸籍上の実子も長じて作家の津島裕子さんである。おそるべしDNA・・・。太宰氏は果たして本気で死ぬ気であったのか?朝日新聞に連載中の「グッドバイ」を意欲的に執筆中でもあった。山崎女史の強いドクマに引きずられての、あのような事をしでかしてしまったのでは?さて、映画「ヴィヨンの妻」は太宰氏の作品エピソードが入り混じった作品です。若い時からの放蕩、放縦さをスクリーンに投影しているのでしょう。生活環境など決して不遇でなかった太宰は、なぜか強迫観念にとらわれてしまい若い時から、自殺未遂を繰り返してきました。鎌倉でカフェの女給さんと未遂を起こした事実が映画の中で挿話として描かれてると思います。ですので・・・。行きずりの女給さんと最後の愛人は、太宰にとって、重要度は全く違います(太宰の身勝手な勘違いとはゆえ)事実と虚構を織り交ぜて(当然ですが)根岸&前田(脚本)の構築した作品なので、広末さんのエピソードは虚の部分でしょう。さて、余談ですが・・・。油の乗り切った太宰氏の小説があのような形で中絶したのは返すがえすも残念です。無頼派、破滅型の範疇に(安易に)入れられてしまいますが、中期の(結婚などで)生活が安定した「走れメロス」「駆け込み訴え」等の作家としての優れた才能を具現化した作品群はありふれた言い方ですが、“不朽の名作”ですよ~。
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