hyde : ウィキペディア(Wikipedia)

hyde(ハイド、本名:寶井 秀人(たからい ひでと)、1969年1月29日 - )は、日本のミュージシャン、ボーカリスト、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。

ロックバンド・L'Arc〜en〜Ciel、VAMPS、THE LAST ROCKSTARSのボーカリスト。元HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAのボーカリスト。元D'ARK〜EN〜CIEL、元P'UNK〜EN〜CIELのギタリスト。

学生時代から様々なバンド活動を行っているが、本格的な活動は1991年にL'Arc〜en〜Cielを結成した頃から始まる。hydeのボーカルが入ったスタジオ音源が発表されたのは、同バンドのオリジナルビデオ『L'Arc-en-Ciel』が初となる。L'Arc〜en〜Cielではメインコンポーザーの一人として、現在までにミリオンセラーを記録した「HONEY」や「HEAVEN'S DRIVE」の他、「flower」「I'm so happy」「いばらの涙」「ROUTE 666」「Killing Me」「Ophelia」「SEVENTH HEAVEN」「Hurry Xmas」「BLESS」「X X X」「ミライ」などの楽曲を作曲している。なお、hydeは、L'Arc〜en〜Cielとして発表したほとんどの楽曲で作詞を担当している。

2001年からは、新たなレーベル「HAUNTED RECORDS」(読み:ホーンテッド レコーズ)を立ち上げ、HYDE名義でソロアーティストとしても活動している。ソロ名義の活動においてhydeは、バンド在籍時と同様にボーカルを務めており、楽曲によってはギターも担当している。なお、このソロワークスでは当初、<静>をコンセプトにした世界観でアルバム制作が行われていた。1stアルバム『ROENTGEN』では、学生時代・バンド活動初期の頃に好んで聴いていたデヴィッド・シルヴィアンやスティーナ・ノルデンスタム、スザンヌ・ヴェガ、スティングなどを意識し、アート・ロックやソフトロックに寄った音源が制作されている。そして2003年以降は<動>をコンセプトに、hydeが嗜好するハード・ロックやオルタナティヴ・ロック、ラウドロックに傾倒した楽曲制作へと180度転換している。<動>をコンセプトに活動している時期は、バンドスタイルでレコーディング及びライヴを行うことが多く、K.A.Z(Oblivion Dust)やクレイグ・アダムス(ex.ザ・ミッション、ex.ザ・カルト)、スコット・ギャレット(ex.ザ・ミッション、ex.ザ・カルト)、PABLO(Pay money To my Pain)、SHOW-HATE(SiM)、Sho(MY FIRST STORY)、マット・ブランディベリー(フロム・アッシュズ・トゥ・ニュー)など、様々なロック・ミュージシャンが共同作曲者あるいはゲストとして招かれている。現在の活動では、前記の<静>と<動>の2つのコンセプトを時期によって使い分けており、これまでに「evergreen」「Angel's tale」「A DROP OF COLOUR」「SECRET LETTERS」「NOSTALGIC」のようなソフト・ロックな楽曲や、「MIDNIGHT CELEBRATION」「SEASON'S CALL」「MAD QUALIA」「SET IN STONE」「6or9」のようなハードでメロディアスな楽曲を発表している。また、多彩な音楽性にアプローチしながら活動を進めていることもあり、オールスタンディング形式のライヴから着席型のディナーショーまで、幅広いスタイルで公演を行っている。なお、HYDEは現在までに、アルバム5作品アルバム5作品には、ベストアルバム1作を含む。なお、同名のアルバムの再発盤は含まない、シングル・単曲配信22作品、映像作品7作品を発表している。余談だが、HAUNTED RECORDSでは自身のソロ名義作品以外に、オルタナティヴ・ロックバンド、MONORALの作品も発表されていた。ちなみにhydeは、2018年からは前記の自主レーベルでなく、ユニバーサルミュージック内のレーベル、Virgin Musicに移籍している。

そして2008年には、K.A.Z(Oblivion Dust)とロックユニット、VAMPSを結成。VAMPSでは、ソロ名義の活動で行ってきた<動>のスタイルを、よりバンドに近いかたちで行うようになっている。VAMPSは2016年に、アメリカの大手マネジメント、10th Street Entertainmentと契約を結び、音楽制作のメインを海外へ移しており、これ以降、海外のアーティストやプロデューサーとのコラボ制作を展開するようになっている。また、VAMPSでは全国のライヴハウスで連続公演を行う"籠城型ツアー"をはじめ、アリーナ公演、夏季の野外ライヴ、ハロウィンイベントなど、多彩なスタイルの公演を実施。海外においても精力的にライヴを開催しており、日本以外のアジア各国、ヨーロッパ、アメリカでもツアーを行っている。なお、2014年にはイギリスの野外ロック・フェスティバル「ダウンロード・フェスティバル」に初出演している。また、2015年2月には日本武道館で自主企画ライヴイベント「VAMPARK FEST」を行い、[[:en:Sixx:A.M.|シックス:エイ・エム]]やジェラルド・ウェイ、SADS、[Alexandros]など国内外のアーティストと競演している。なお、VAMPSは現在までに、アルバム5作品アルバム5作品には、ベストアルバム1作を含む。、シングル・単曲配信15作品、映像作品12作品を発表している。そして2022年には、YOSHIKI(X JAPAN)が主導し結成された、エッジなEDMと耽美なロックサウンドを融合したロックバンド、THE LAST ROCKSTARSに参加している。なお、HYDEは2016年に米国の大手マネジメントと契約して以降、アメリカ・ロサンゼルスにも拠点を構え、音楽活動を行うようになっている。

マネジメントは、2012年2月に自身が設立したVAMPROSE。所属レーベルは、ユニバーサルミュージック内のVirgin Music。ソロ名義の公式ファンクラブは、2001年に設立した「HYDEIST」。公式モバイルサイトは、2008年に開設した「HYDERoom」。

概要

プロフィール

1969年1月29日に和歌山県和歌山市にて生まれる。なお、2000年12月25日には、タレント・キャスターの大石恵と入籍している。大石との間には2003年に第1子が誕生している。

ちなみにhydeは、アマチュア時代から本名、生年月日、出身地などのプロフィールを隠して活動していたが、音楽雑誌『ROCKIN' ON JAPAN』の2002年4月号で、初めて生年月日と出身地を公表している。これに伴い、L'Arc〜en〜Cielの公式サイト内のプロフィール欄でも誕生日が公表されるようになった。

また、本名についても、2012年1月に発表した自叙伝『THE HYDE』で、「寶井 秀人」(読み:たからい ひでと)であることを公表している。なお、この本は本名名義で出版されている。ちなみにhydeは、バンドを始めた当時にミスフィッツやGASTUNKといった「正体不明で身元不明な、謎めいた存在」であるバンドマンに憧れていたことから、プロフィールについて言及することを意識的に避けていた。ただ、hydeが在籍するバンド、L'Arc〜en〜Cielがメジャーな存在になったことから『THE HYDE』、p.13、ソニー・マガジンズ、2012年、世間にプロフィールを詮索されることが増えたため、やむなく2000年代以降に個人情報を一部公表することにしている。

学生時代 - 絵から音楽の道への転身

小学生の頃は内向的な性格で、友達が少なかったという『THE HYDE』、p.16、ソニー・マガジンズ、2012年。hydeは自叙伝『THE HYDE』で、この頃を振り返り「比較的内向的で、そんなに友達も居なかった。居ないというか、家の近所には何人か同い年の子が居たから遊んではいたんだけど、結構、その子達にいじめられて泣いて家に帰るような弱い感じだったね『THE HYDE』、p.17、ソニー・マガジンズ、2012年」と述懐している。また、hydeは幼いころから絵に興味があり、この頃から黙々と一人で絵を描いていたといい、小学生の頃には特に高橋留美子の漫画『うる星やつら』に夢中になっていたという。他には、宮崎駿監督作のアニメ『ルパン三世 カリオストロの城』『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.110、シンコー・ミュージック、1996年なども好きだったといい、hydeはこの頃から「将来は漫画家かアニメーターになりたい」と漠然と思うようになった。

上記のように、小学校時代のほとんどを「泣き虫のいじめられっ子『THE HYDE』、p.18、ソニー・マガジンズ、2012年」として過ごしてきたhydeだったが、小学6年生の頃に友人ができたことで救われたと後年述懐している。また、当時の担任教師との出会いも自身にとって大きかったと語っている『THE HYDE』、p.19、ソニー・マガジンズ、2012年。後年hydeは、恩師である当時の担任の教師について「(小学6年生の頃の)先生とは、今でも交流があって。担任だったんだけど、とにかく一生懸命で一緒に泣いたり笑ったり、怒ってくれたりする素敵な先生だった」と語っている。また、hyde曰く、この頃から音楽を意識的に聴くようになったといい、中学生の頃まではオフコース『THE HYDE』、p.20、ソニー・マガジンズ、2012年やデヴィッド・シルヴィアンの他、デペッシュ・モードやデュラン・デュラン『THE HYDE』、p.21、ソニー・マガジンズ、2012年、カルチャー・クラブといったニューウェイヴ/ニューロマンティックのアーティストの楽曲をよく愛聴していたという。

中学生に上がった頃には、絵に関する仕事に興味を持ち始め、自分で描いた漫画を週刊少年サンデーなどの漫画雑誌に投稿するようになった。また、中学生の頃は、当時公開された映画『ランボー』の影響から、軍服を着て、よく山や海で友人達とキャンプをしていたという。ちなみに映画『ランボー』以外では、当時流行していたデュラン・デュランのジョン・テイラーに代表されるような『THE HYDE』、p.22、ソニー・マガジンズ、2012年、ニューロマンティックのアーティストが着こなすファッションも好きで、この頃から映画の登場人物やミュージシャンの服装を真似して着るようになったという。

中学卒業後、「将来、絵を仕事にしよう」と思い至ったhydeは『THE HYDE』、p.25、ソニー・マガジンズ、2012年、デザイナー・画家になるため、一般の高校ではなく、デザインの授業もある学校へと進学している。後年hydeは、デザインの授業がある学校に進学した理由について「このまま普通に高校に行くのが、もう自分の中ではあり得なかったから。ラジオで"絵の授業がある高校がある"って聞いて、"ここに入りたい"って両親に言ったら、許してくれて。多分、入学金とか高かったと思うんだけど。その高校って普通の授業は半分くらいで、あと半分は絵の授業だったんだよね『THE HYDE』、p.23、ソニー・マガジンズ、2012年」と述べている。こうして専門学校に進学したhydeだったが、自身が先天性の色弱で中間色の判別が難しいことから『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.114、シンコー・ミュージック、1996年、絵を描くことに自信はあったものの彩色に対する不安が徐々に募っていったという『THE HYDE』、p.24、ソニー・マガジンズ、2012年。hydeはこの頃について「彩色になるとね…俺、色弱だから、どうにもならなくて。水彩画とかになってくると、ちょっと弱いというか。小学校の頃は、さっき言った(6年生の頃の)担任の先生が"気にしないで、思うように着色しなさい"って言ってくれてたから、人に違ってるって言われても自信をもって絵の具を走らせてたんだけど。でも、世間には通用しなくて、専門学校の頃には、彩色の自信がまるでなくなってたんだ」「当然いきなり画家になれるわけでもないから、何かの職業につかなければならないじゃないですか?だから"これで就職出来るのかな"って。(中略)当時から僕はもう、そういう濃淡で表現することしか頭になかったから。いざ現実的な職業についた時の不安っていうのはすごく持ってた」と述べている。

やがてhydeは、色弱による彩色に対する不安、さらにヘヴィ・メタルのギタリストからの影響でギターに目覚めたことをきっかけに『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.115、シンコー・ミュージック、1996年、徐々に興味の対象が移りはじめ、音楽の道へ転身することを模索し始める。なお、hydeは音楽に惹かれた当時の心境について「音楽に色彩のチェックはなくて、僕が赤だと表現したものは、歌詞や演奏によって赤になる映画『Over The L'Arc-en-Ciel』より」「音楽を始めたときには悩みがなくなった」と述懐している。その後、hydeは専門学校を卒業し、大阪に出るための貯金を作ることを考え、アルバイトをしながらバンドメンバーを探すことにする『THE HYDE』、p.26、ソニー・マガジンズ、2012年。

こうして地元で音楽活動とアルバイトに明け暮れる中、20歳になった頃に、hydeは母親から「将来、本当にミュージシャンになりたいんだったら、今すぐやれ。お金を貯めてとか、そうやってどんどん時期を逃すな」と言われたという。この言葉を受け、hydeは母親からお金を借り、音楽の道に進むため大阪に出ることを決意する。

Jelsarem's Rod結成 - tetsuyaの勧誘

大阪に出てきたhydeは、ライヴハウスに顔を出すようになり、徐々に交友関係を広げていった。ただ、この当時のhydeは、GASTUNK『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.118、シンコー・ミュージック、1996年やディスチャージ『ROCKIN'ON JAPAN』、p.61、ロッキング・オン、2002年4月号といったハードコアに傾倒していたこともあり、なかなか音楽性の合う仲間に出会うことができなかったという。後年hydeは、バンドメンバーを探してた当時を振り返り「暗ーい音楽がやりたいんだけど、いないかなあと思って、いろいろ探したんだけど、全然いなくって『ROCKIN'ON JAPAN』、p.62、ロッキング・オン、2002年4月号」と述懐している。こうしてhydeはしばらくの間、どのバンドの固定メンバーにもならず、様々なバンドにセッションメンバーとして参加していた。

なお、hydeはセッションを重ねていたこの時期に、ギターだけでなくボーカルもやるようになったという。当時hydeは「ハードロックを通ってきた人間だから、ヴォーカルってダサいイメージしかなかった」といい、当初ギタリストとしてセッションに参加していたが、ボーカルを担当するようになってからは「歌ってみるとすごい自分に合っているのがわかって、フィットした感じがした」「それからはギターはもう、作曲のためにしか使わなくなった」と述べている。

上記のように音楽性が合わないバンドが多く居た中で、仲良くなれたバンドが、のちにL'Arc〜en〜Cielの結成メンバーとなるperoが在籍していたKiddy Bombsであり、hyde曰く「peroとすぐに意気投合した」という『THE HYDE』、p.82、ソニー・マガジンズ、2012年。後年hydeは、peroの人物像について「彼は気さくで社交的で面白い人だったからすぐに仲良くなれた」と述懐している。なお、Kiddy Bombsはしばらくしてギタリストが脱退し、3人体制となっているが、このときhydeは助っ人のギタリストとして参加し、ともにライヴを開催している。ただし、hyde曰く、新加入したわけではなかったという。その後、Kiddy Bombsが解散することになり、hydeはperoと残りのKiddy Bombsのメンバー2人とともに、新たなバンド、Jelsarem's Rod(読み:ジェルサレムズ・ロット)を結成する。ちなみにJelsarem's Rodというバンド名は、hydeが好きだったスティーヴン・キング作の長編小説で、クトゥルフ神話の一つでもある『呪われた町』に由来している。hydeは2002年に発表された音楽雑誌『ROCKIN' ON JAPAN』の中で、このバンド名について「そのころスティーヴン・キングが好きだったもんで。ジェルサレムズ・ロットの存在感が好きだったの。架空の町、みたいな。何かが起こる恐怖の町みたいな」と述べている。

新たにJelsarem's Rodを結成した直後、hydeとperoはとあるギタリストからセッションに誘われることになる。何の気なしにセッションに赴いたhydeとperoは、そこでL'Arc〜en〜Cielの結成メンバーとなるtetsuyaと出会い、セッションを行う。そしてhydeとperoは、tetsuyaから「自分とバンドを組まないか」と打診されることになる『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、p.11、リットーミュージック、2010年。ただ、前記のようにhydeとperoはJelsarem's Rodを結成したばかりだったため、その申し出を断ることにしている。後年hydeはこのセッションを振り返り「当時はJelsarem's Rodを作ったばかりだったから、他のバンドには興味が持てなくて。peroが"行こうよ"って言うから行ったけど、ひと通り演奏して帰ったっていう感じだったね。まあ、"上手だな〜""うちのバンドとは全然違うな〜"とは思ったけど」と述べている。

こうしてJelsarem's Rodとしての活動をスタートしたhydeは、大阪の至る所で対バン形式のライヴを始めるようになった。そうした中で、ライヴに毎回足を運んでいたのが、先のセッションで顔を合わせていたtetsuyaであった『THE HYDE』、p.83、ソニー・マガジンズ、2012年。というのも、tetsuya曰く、hydeとperoに出会った際、"hyde、pero、hiro、自分で全部がつながった"、"すごいバンドになる"と直感的に感じていたという。そしてtetsuyaは、Jelsarem's Rodのライヴ終わりに行われる打ち上げにまで顔を出し、熱心に2人を口説き続けたという。hydeは、この当時のtetsuyaの熱烈な勧誘を振り返り「その時(セッションの時)にtetsuyaは俺らに目をつけてたみたいで。それから、毎回、俺らのバンドのライヴに来てくれるようになって、打ち上げにも来たし電話もあったんだけど、"どう?バンド、調子ええ?"って聞くから"うん、調子ええよ"って言うと、"そっか"って残念そうにしてたな(笑)」と語っている。

止めどないラヴ・コールを受け続けたhydeは、徐々にJelsarem's Rodの先行きが見えなくなってきたこともあり、tetsuyaと一度セッションすることを決断する。そして、1991年2月頃、hyde、tetsuya、peroに、tetsuyaと共にバンドメンバーを探していたhiroを加えた4人は、兵庫県西宮北口駅のスタジオでセッションを行う『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.47、シンコー・ミュージック、1996年『L'Arc〜en〜Ciel is』、p.48、シンコー・ミュージック、1996年。このセッションでhydeは「やっぱり自分達のバンドとは全然クオリティーが違う」と感じ、tetsuyaからの誘いに「一緒にやろう」と返答し、Jelsarem's Rodを解散させることにする。こうして、hydeとhiro、tetsuya、peroの4人による新たなバンド、L'Arc〜en〜Cielが結成されることになった。なお、後年hydeは2012年に発表した自叙伝で、Jelsarem's Rodの解散を決めたときを振り返り「そうこうしてるうちに、俺らのバンド(Jelsarem's Rod)もすごく行き詰ってきて。毎回、ギターソロは、スケールが外れてるし(笑)。友達としては大好きだったんだけど、バンドとしてこれでは無理だと気がついて来たんだ。その後、Jelsarem's Rodの解散を切り出す事になるんだけど、とてもつらかったのを覚えてる」と綴っている。

L'Arc〜en〜Ciel結成、様々なプロジェクトでの活動 - 現在

新たなバンドを結成したhydeは、1991年5月30日に難波ロケッツでL'Arc〜en〜Cielのファーストライヴを開催する『Rolling Stone Japan L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary Special Collectors Edition』、p.52、CCCミュージックラボ、2021年。このライヴはいわゆる対バン形式だったが、100人以上の動員を記録。そして、1991年9月27日に同所でL'Arc〜en〜Cielとして初のワンマンライヴを行い、300人以上の観客を集めている。こうしてL'Arc〜en〜Cielは、結成して間もなく軌道に乗り始め、大阪を中心に様々な活動を展開していくことになる。なお、L'Arc〜en〜Cielが結成当初から一定の人気を獲得できていたのは、hyde曰く、hiroが以前組んでいたバンドで名を知られていたことや『THE HYDE』、p.84、ソニー・マガジンズ、2012年、tetsuyaの考えたプロモーション・イメージ戦略によるところが大きいという。

この当時のアマチュアバンドの多くは、手作りのデモテープを販売することで活動資金を集め、それをもとに様々な地域でツアーと称し、長期的なライヴ活動を行うことが定番になっていた『BASS MAGAZINE SPECIAL FEATURE SERIES/tetsuya L'Arc〜en〜Ciel』、p.14、リットーミュージック、2010年ニコニコチャンネル『てっちゃんねる』【TETSUYA SATURDAY KING RADIO #124】2020年9月19日放送分。こういったバンドが溢れる中、活動最初期の頃のL'Arc〜en〜Cielはデモテープの販売を避け、あえて大阪からあまり動かず、先々のライヴ予定も発表しないスタンスをとっていた。ライヴの開催数を減らし、長期のライヴスケジュールを発表しない戦略をとったことによって、口コミが喚起され、動員数が増加していったとtetsuyaは当時を述懐している。なお、ライヴを行った際は、メンバー主導で音楽雑誌編集者に対し、公演の模様や動員数などの情報を送り、より外に話題を広げていくためのプロモーション施策を行っていたという。後年hydeは、こういったバンドを広める戦略について「バンドがたくさん居る東京に行くよりも、大阪で一番になった方が目立つだろうっていう、tetsuyaの考え方もすごく賢いと思ったし。実際その通りになった『THE HYDE』、p.88、ソニー・マガジンズ、2012年」と述懐している。

また、観客との距離を詰め、ライヴの打ち上げに客を参加させるアマチュアバンドがこの当時多く存在していたが、L'Arc〜en〜Cielはこういったファンとの過度なコミュニケーションを一切行わないようにしていたニコニコチャンネル『てっちゃんねる』【TETSUYA SATURDAY KING RADIO #184】2022年1月15日放送分。さらに、tetsuya曰く、ブランディングの観点から、メンバーが自作したライヴのチラシやフライヤーを直接配布する行為をしないようにしたり、会場に出入りする観客の前でメンバーが演奏機材を運搬するといった行動を避けるため、結成当初からローディーやスタッフを雇っていたという。こういったイメージ作りについて、後年tetsuyaは、2022年に公開された自身がパーソナリティを務めるインターネットラジオ番組で「ブランディングとして人気があるように見せた、最初から」「ラルクとして機材を自分達で(会場に)運んだなんてことは歴史上ない」「売れる前から徹底してやってたんですよ。"勘違いしてる"と言われようと」と述べている。また、hydeは2012年に発表した自叙伝で、結成当時のL'Arc〜en〜Cielの活動を振り返り「面白かったのは、L'Arc〜en〜Cielって最初から戦略的だった事。俺なんかは、いいライヴさえやっていれば、いつかそれが人目に付いて、動員が増えてプロになれるんじゃないかな?くらいに考えてたんだけど、L'Arc〜en〜Cielはとても戦略的で、tetsuyaはもう既に大勢の人の名簿を持っていて、それを元にダイレクトメールを送ったり、ギターのhiroは、元々ちょっと名前の知れた子だったから、その子が復活するってだけでも話題になったり、最初のライヴは150人だったかな?ちょっと普通ではありえないような動員があったね」と綴っている。

なお、hydeはL'Arc〜en〜Cielの活動初期の頃、デザインが得意であることを活かし、ライヴ告知のチラシやバンドロゴの制作を担当していた。後年hydeは、L'Arc〜en〜Ciel結成当時を振り返り「俺が出来る事と言えば、バイト先のカラーコピー機を無断使用してライヴのチラシを作る事だった。ベルトと手袋の会社で梱包のバイトをしてたんだけど、俺の経歴のデザイナー学院卒を見てくれて、企画を手伝うことになったんだ。ファッションデザイナーが描いてくるベルトの絵を、商品化しやすいような絵に変えるような仕事がメインだったかな。ほとんどは一人で作業してたから、当時は1枚100円くらいしたカラーコピーを何十枚も刷ってたね(笑)。見つかったら怒られるだろうからヒヤヒヤしながらやってたよ(笑)。CDをリリースしてた訳じゃないからバンドのアートセンスはチラシで決まる所もあって、結構時間をかけた。それこそまさにアナログでカラーコピーを駆使した「self portrait」(音楽雑誌『R&R NewsMaker』で連載していたhydeによるアート企画)の原型だね。L'Arc〜en〜Cielの質を上げるのに貢献したと思うよ。そこのデスクで初代のロゴも作った。カッターとのりで切り貼りしたヤツを何度もコピーしたから少し歪んでるけどね(笑)」と述懐している。ちなみにhydeは、L'Arc〜en〜Cielとしてメジャーデビューしてからも、作詞をする際に、音源を聴いて浮かんできたイメージを絵を描き、それを基に歌詞を綴っていたことがあった『ロッキンf』、p.28、立東社、1994年8月号。また、hydeはソロ名義で発表する楽曲のミュージック・ビデオを制作する際に、自ら絵コンテを描いていたこともある。

このように頭を使った戦略をとったことで、L'Arc〜en〜Cielは結成してすぐにワンマンライヴで客席を埋めることができ、当時のバンドの滑り出しとしては稀に見る順風満帆なスタートとなった。そしてL'Arc〜en〜Cielは、紆余曲折がありながら、結成から約2年後の1993年5月に1stアルバム『DUNE』を発表。1994年7月にはメジャーデビューシングル「眠りによせて」、2ndアルバム『Tierra』をリリースし、メジャーレーベルでの活動を開始する。メジャーデビューしてからもL'Arc〜en〜Cielは、メンバーチェンジを挟みながら活動を進め、30年以上のキャリアを積んでいくことになる。(その後の活動の詳細は『L'Arc〜en〜Cielの頁』を参照)

L'Arc〜en〜Cielとしての活動が約10年ほど続いたころ、2001年半ばあたりからhydeの要望もあり、メンバーそれぞれがソロワークスを始めるようになる。hydeは2001年に受けたインタビューで、ソロ活動を始めた経緯について「子どもが大きくなって自分の部屋が欲しくなったような感じで、自分ひとりで音楽を作ってみたいっていう欲求が出てきたからNHK総合テレビ特別番組『ミッドナイトチャンネル - HYDEアンプラグド』2001年4月7日放送分」「バンド4人でやるのはそれはそれで凄い想像もしなかった結果になったりして良い方向に転んだりするんですけど、自分が予想したところに向かう創作っていうのを一度やってみたいなと思いました」と述べている。このソロワークスでは当初、<静>をコンセプトにした世界観でアルバム制作が行われており、ギター・ベース・ドラムといったバンドサウンドの基本フォーマットに従属しない音源制作が行われていた。こういった楽曲制作が行われた背景には、hydeがデヴィッド・シルヴィアンやスティーナ・ノルデンスタム、スザンヌ・ヴェガ、スティングといったアート・ロックやソフトロック寄りの音源を制作したいという想いをかねてより持っていたことがあげられる。そして2003年以降は<動>をコンセプトに、hydeが嗜好するハード・ロックやオルタナティヴ・ロック、ラウドロックに傾倒した楽曲制作へと180度転換している。<動>をコンセプトに活動している時期は、バンドスタイルでレコーディング及びライヴを行うことが多く、hydeが敬愛するバンド、ザ・ミッションやザ・カルトの元メンバーなど、様々なロック・ミュージシャンがゲストとして招かれている。hydeはこの<静>と<動>の2つのコンセプトを時期によって使い分けており、ソフト・ロックな楽曲からハードでメロディアスな楽曲まで、幅広い方向性で楽曲制作が行われている。また、多彩な音楽性にアプローチしながら活動を進めていることもあり、オールスタンディング形式のライヴから着席型のディナーショーまで、幅広いスタイルで公演を行っている。

そして2008年にhydeは、2003年からのソロワークスでの楽曲制作に共同プロデューサーとして参加していたK.A.Z(Oblivion Dust)と共にロックユニット、VAMPSを結成している。VAMPSでは、ソロ名義の活動で行ってきた<動>のスタイルを、よりバンドに近いかたちで行うようになっており、ソロ名義での音源リリースは2009年で一旦休止となった。また、VAMPSでは全国のライヴハウスで連続公演を行う"籠城型ツアー"をはじめ、アリーナ公演、夏季の野外ライヴ、アンプラグドライヴイベントなど、多彩なスタイルの公演を実施している。海外においても精力的にライヴを開催しており、日本以外のアジア各国、ヨーロッパ、アメリカでもツアーを行っている。なお、VAMPSは自身が設立したレーベルでアルバム2作を発表した後、2013年にユニバーサルミュージック内のレーベル、Delicious Deli Recordsに移籍している。さらに、この移籍のタイミングで世界最大のイベントプロモーターのひとつである「ライヴ・ネイション」と提携し、より本格的に海外ツアーを行うことも発表された。また、2016年にアメリカの大手マネジメント、10th Street Entertainmentと契約を結び、音楽制作のメインを海外へ移しており、これ以降、海外のアーティストやプロデューサーとのコラボ制作を展開するようになっている。なお、2014年にはイギリスの野外ロック・フェスティバル「ダウンロード・フェスティバル」に初出演している。また、2015年2月には日本武道館で自主企画ライヴイベント「VAMPARK FEST」を行い、[[:en:Sixx:A.M.|シックス:エイ・エム]]やジェラルド・ウェイ、バックチェリー、ナッシング・モア、SADS、[Alexandros]といった国内外のアーティストと競演している。そして同年11月には、「VAMPARK FEST」に招いたミュージシャンに加え、MONORALやROTTENGRAFFTY、Nothing's Carved In Stone、KNOCK OUT MONKEY、MY FIRST STORY、Derailers、ASH DA HERO、アポカリプティカ、ヒムを招き対バン形式のツアーを開催している。(活動の詳細は『VAMPSの頁』を参照)

ちなみにVAMPSは、結成年の2008年から休止を発表した2017年まで、毎年10月に恒例イベントとしてハロウィンライヴを開催していた。このイベントは、hydeが2005年に行ったイベント「HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD」が発端となっており、2018年までにhydeのソロ名義主催もしくはVAMPS主催で全12回開催されていた。また、2010年からはイベント名を「HALLOWEEN PARTY」に固定し、基本的に東京・大阪の2都市のアリーナ規模の会場で実施されるようになった。なお、このイベントには、様々な国内アーティストが招聘されており、hydeと親交の深いDAIGOが在籍するバンドや、yasu(ex.Janne Da Arc)のソロプロジェクト、Acid Black Cherry、GLAYの一部メンバーの他、Tommy heavenly6、MONGOL800、中島美嘉、MUCC、MIYAVI、氣志團、UVERworld、MAN WITH A MISSION、ジェジュン、ゲスの極み乙女。、ねごと、Silent Sirenらがイベントに参加している。また、ももいろクローバーZやでんぱ組.inc、渡り廊下走り隊、スマイレージなどのアイドルグループもイベントに招かれている。なお、2012年にはイベント参加者を集め、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA名義でハロウィンソング「HALLOWEEN PARTY」を発表している。

2017年にVAMPSの活動を休止した後、hydeは再びソロ名義での活動を本格的に開始しており、2019年に約10年ぶりとなるアルバム『ANTI』をVirgin Musicから発表している。このアルバムのレコーディングでは、ドリュー・フルクやニコラス・ファーロンといった海外のプロデューサーらを招き、オルタナティヴ・メタル/メタルコア寄りのアプローチで楽曲制作が行われている。また、hydeはソロ単独名義の活動を再開してから、「SUMMER SONIC」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「VIVA LA ROCK」「MONSTER baSH」「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」などの国内ロック・フェスティバルへ積極的に参加したり、GASTUNKやDragon Ash、TOTALFAT、Crossfaith、coldrain、THE ORAL CIGARETTESらと対バンを行ったり、MY FIRST STORYとのコラボレーションソングを発表するなど、ライヴ・音源制作の場で国内バンドと関わる機会を増やしている。また、hydeは2019年に、自身が近年愛聴しているバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンのライヴにゲストアクトとして参加。2023年には同バンドがキュレートしたロック・フェスティバル「NEX_FEST 2023」に出演している。

L'Arc〜en〜Cielとしての活動と、ソロ名義での活動を並行して進めていた中、2022年にhydeはYOSHIKI(X JAPAN)の主導により結成された、エッジなEDMと耽美なロックサウンドを融合したロックバンド、THE LAST ROCKSTARSへ参加することを発表した。(活動の詳細は『THE LAST ROCKSTARSの頁』を参照)

こうしてhydeは現在、"自身のソロ名義での活動"、"L'Arc〜en〜Cielとしての活動"、"THE LAST ROCKSTARSとしての活動"の3つを並行して展開するようになっている。

音楽活動以外の活動

デザイナー
  • L'Arc〜en〜Cielの活動初期は、ライヴ告知のチラシやバンドロゴの制作を行っていた。また、音楽雑誌『R&R NewsMaker』の1997年4月号から2001年12月号には、「hyde self portrait」と題した、hydeが手掛けた詩や、企画・デザインした自画像などが不定期掲載されていた。
    • 2001年から開始したソロ名義での活動では、自作曲のミュージック・ビデオを制作する際に、自らの手で絵コンテを描いていたこともある。
    • 2022年には、L'Arc〜en〜Cielの公式キャラクター、「ルシエルちゃん」のデザインを担当している。キャラクターデザインはhydeが主導。画家の田中ラオウも制作に参加している。なお、このキャラクターは、L'Arc〜en〜Cielのメンバーそれぞれの個性を反映させた姿となっており、バンドの公式キャラクターとして長年グッズなどに使われていた「シエルちゃん」が進化した第二形態に位置付けられている。2023年7月7日には、「ルシエルちゃん」のLINEスタンプがリリースされている。
      • 他には、オリジナルキャラクター「CHUPACABRA」(読み:チュパカブラ)をデザイン&プロデュースしている。2015年には、このキャラクターのぬいぐるみが販売開始された。なお、ぬいぐるみは全国のアミューズメント施設用景品としてもリリースされている。また、2015年・2017年には、サンリオのキャラクター、ハローキティとコラボレーションしたオリジナルグッズがリリースされている。
      • さらに、オリジナルキャラクター「Edyh」(読み:エディ)のデザイン&プロデュースも行っている。なお、このキャラクターの名前は、HYDEというアーティスト名を逆に表記したものとなっている。また、このキャラクターの顔は、自叙伝『THE HYDE』の表紙のHYDEの顔を逆さにしたときの輪郭の一部をモチーフにしている。このキャラクターは、HYDEがソロ名義の活動で発表したグッズに頻繁に登場しており、2022年には紅茶専門店、Salon de Simaとコラボレーションした紅茶缶が販売されている。
  • 2017年11月22日には、ロックバンド・MUCCのアルバム『TRIBUTE OF MUCC -縁 [en]-』のジャケットデザインを担当。なお、これは同バンドのボーカル、逹瑯からのオファーで実現したものとなっている。
  • 2017年12月12日には、 元Roen、BLACK HONEY CHILI COOKIEのデザイナーである高原啓とともに、アパレルブランド「SWITCHBLADE」(読み:スイッチブレード)を設立。このブランドは「時代の変化の中、内に秘めたナイフのように自分なりのナイフを出せる人達に向けたブランド」というコンセプトを掲げており、アンダーグラウンド感を演出したユニセックスなストリートファッションが特徴となっている。このブランドを設立して以降は、ソロ名義ならびに自身が在籍するバンドにおいて、コラボレーションライヴグッズをリリースしている。
    • 2024年には、セカンドラインとして「WaRLOCK」(読み:ワーロック)というブランドを新たに立ち上げている。このブランドは「和」というコンセプトを掲げて設立されている。
俳優・声優
  • 音楽活動以外では、これまでに映画4作品に出演している他、ドラマ1作品、アニメ2作品にゲスト俳優・声優として出演したことがある。
    • 2011年にはNHK教育で放送されてたテレビアニメ『バクマン。』に、声優として作中キャラクターの音楽プロデューサー役で登場している。なお、架空のキャラクターではなくHYDE名義で出演しており、VAMPSとして作中キャラクター(CV:森久保祥太郎)へ書き下ろした楽曲を提供している。
イベントサポーター等
  • 2015年には、日本・大阪にあるテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催された新イベント「ユニバーサル・クールジャパン」のオフィシャル・サポーターに就任している。同年1月22日に行われたオープニングセレモニーには、『エヴァンゲリオン』『進撃の巨人』『バイオハザード』『モンスターハンター』のプロデューサー陣とともにHYDEが出席している。
  • 2019年1月30日から2021年1月29日までの2年間、自身の出身地である日本・和歌山で「和歌山市ふるさと観光大使」を務めている。また、2019年12月23日から2022年5月31日にかけて、地元の和歌山を通る南海電気鉄道の特急サザンに、HYDEのラッピングを施した「HYDE サザン」が運航された。なお、HYDEは2021年1月30日に、和歌山市文化賞を授与されている。
    • 観光大使を降りた後も和歌山との関わりは深く、2021年9月18日から2022年5月31日にかけて南海電気鉄道とのコラボレーション企画として、HYDEのシルエットやロゴマークをあしらった「めでたいでんしゃ かしら」(7100系2両編成)が運行されている。
  • 2021年6月30日には、メンズスキンケアシリーズ「MATIN」(読み:マタン)のイメージモデルに就任している。
  • 2023年11月13日には、オーストリア政府観光局からのオファーを受け、「オーストリア観光大使」に就任することが発表されている。オーストリア政府観光局は、HYDEに観光大使を依頼した経緯について「音楽業界への卓越した貢献は芸術を愛するオーストリアの精神と軌を一にするものであり、オーストリアの魅力を深く理解し発信する観光大使として理想的」と述べており、就任期間は2024年1月1日から2025年12月31日の2年間で予定されている。
  • 2024年3月7日には、KIRINが展開するワインブランド、カッシェロ・デル・ディアブロのアンバサダーに就任している。
企画・監修・コラボレーション
  • 1999年7月22日に発売されたPlayStation用レーシングゲーム『激突トマラルク TOMARUNNER VS L'Arc〜en〜Ciel』において、hydeがエクストラディレクターを担当。このゲームを制作するにあたり、hydeはバグフィックスやロケテストにも協力・参加している。
  • 2013年8月9日から同年8月31日にかけて、日本・東京にあるラフォーレミュージアム原宿にて、ゲームシリーズ『ファイナルファンタジーシリーズ』のキャラクターデザインを長年務めている、画家・天野喜孝とのコラボ展覧会「天野喜孝×HYDE展 天命と背徳〜NIPPON EVOLUTION〜」を開催。同年8月8日には、同会場で内覧会および記者発表会が実施されている。なお、会場ではHYDEと天野喜孝のコラボレーションアイテムが販売されている。
  • 2014年には、造形作家の大塚勝俊が手掛ける、ぬいぐるみシリーズ「Toy'sField」とコラボレーションした特別仕様のフルアクションぬいぐるみ「HANE USA」(読み:ハネウサ)が製作されている。なお、2014年10月31日から2015年1月26日にかけて、全国のロフト10店舗においてグッズの販売・展示イベント「HYDE×Toy'sField USAGI 〜HANE USA〜」が開催されている。
  • 2019年7月13日には、ディズニー制作の映画『リロ・アンド・スティッチ』のキャラクター、スティッチとコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売することを発表。このオリジナルグッズは、同年9月4日から同年9月8日にかけてZepp Tokyoで開催されたイベント「HYDEPARK 2019」にて販売された。なお、期間限定で通販販売もされている。
  • 2020年12月22日には、中国の人気ブランド「HIPANDA」(読み:ハイパンダ)とコラボレーションしたオリジナルアイテムをリリースすることを発表。なお、オリジナルアイテムのデザインは、HYDEが監修している。
  • 2021年5月31日には、L'Arc〜en〜Cielの楽曲「ミライ」のリリースプロモーションの一環で、読売新聞に新聞広告が出稿された。この広告の制作にあたり、hydeはコピーライターを担当している。なお、この新聞広告は、翌2022年7月に発表された「第38回読売広告大賞」において「Entertainment部門賞」を獲得している。
  • 2021年7月15日に、HYDE全面監修のもと開発されたiOS/Android向けランアクションゲーム『HYDE RUN』がリリースされている。(ゲームの詳細は『HYDE RUNの頁』を参照)
  • 2021年9月23日には、ディズニーのキャラクター、ミッキーマウスとコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売することを発表。このスペシャルグッズは、同年10月8日から同年10月23日にかけてZepp Hanedaで開催されたイベント「HYDEPARK 2021」にて販売された。なお、期間限定で通販販売もされている。
  • 2021年10月8日から開始されたイベント「HYDEPARK 2021」にて、漫画家・荒木光とコラボレーションしたスペシャルデザイングッズを販売開始。ちなみにこのコラボは、荒木が描いた漫画『レイジング・ヘル』を愛読していたHYDEからのオファーで実現している。なお、ヴィレッジヴァンガードオンライン店でも販売されている。
  • 2021年10月8日から開始されたイベント「HYDEPARK 2021」にて、HYDE監修による紀州和歌山産の南高梅を使用した、玉林園とコラボ梅焼酎「ANTIN」(読み:アンチン)を販売開始。ちなみに、ANTINという名前は、HYDEが平穏無事の世界を願い、"安鎮(あんちん)"という言葉から付けている。なお、期間限定で通販販売もされている。2022年には、度数を下げ、金額も下げたリニューアルバージョンが販売されている。
  • 2021年10月14日から、iOS/Android向け恋愛シミュレーションゲーム『恋愛戦国ロマネスク〜影武者姫は運命をあやなす〜』とのコラボレーション企画が実施された。この企画では、HYDEを中心としたスペシャルストーリーが制作されている。
  • 2022年8月26日に、HYDEが企画・プロデュースを務めた、 画家・井上文太の初となる画集『閃き 〜iNSPiRATiONS〜 画狂人 井上文太』が発売されている。なお、画集の出版を記念し、丸善・丸の内本店4階ギャラリーにて井上の個展「画狂人 井上文太展 "iNSPiRATiONS - 魔法の林檎"」が開催されている。余談だが、井上は、HYDEと親交のあった画家・金子國義に師事していた過去があり、こういった背景からHYDEと井上はかねてより交流があった。ちなみに井上は、2022年9月10日にHYDE名義で開催されたライヴ「HYDE LIVE 2022」のZepp Haneda公演において、ステージ舞台の一部の制作を担当している。
  • 2023年4月、HYDEと親交のあるラジオパーソナリティの黒岩唯一が「TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZワンメイクレース クラブマンシリーズ」に参加するにあたり、HYDEのロゴやHYDEのイラストが施された車体が公開された。なお、参加車は「K-one 黒 feat HYDE GR86」とネーミングされており、HYDEが大会に参加する同氏に向けて応援メッセージを寄せている。
  • 2023年8月1日から同年8月31日にかけて、HYDEのオフィシャルグッズサイト、VAMPROSE STOREにおいて、漫画家・和久井健の作品『東京卍リベンジャーズ』に登場するキャラクター、マイキーとコラボレーションしたオリジナルグッズが販売された。なお、和久井が音楽アーティストとのコラボレーショングッズを発表するのは、これが初となった。ちなみに同年8月1日には、HYDEと和久井の特別対談がニュースサイト、ナタリーに掲載されている。
  • 2023年9月に、丸山珈琲の協力のもと製作されたHYDEのオリジナルブレンドコーヒー「81° Coffee」(読み:ハイド コーヒー)がリリースされた。このブレンドコーヒーは、2023年9月9日・10日に開催されたライヴ「HYDE LIVE 2023」の会場と、HYDEのオフィシャルグッズサイト、VAMPROSE STOREで販売されている。
  • 2023年秋からHYDEのオフィシャルグッズサイト、VAMPROSE STORE及び全国の酒屋、そして一般通販サイトにおいて、HYDE監修によるウルトラ・プレミアム・オーガニックウォッカ「PSYCHO LOVE」(読み:サイコ ラヴ)が販売された。このオリジナルウォッカは、「飲みやすいウォッカ」をコンセプトに、HYDE監修のもとで製造されている。なお、2024年3月には、このウォッカをフィーチャーしたオールナイトクラブツアー「PSYCHO LOVE TOUR 2024 supported by PSYCHO LOVE VODKA」が東名阪のクラブで開催されている。

バンド・ユニット・ソロワークス遍歴

(※) 太字はバンドもしくはユニット。正式メンバーとして参加していないKiddy Bombsなどのバンドに関しては除外。

  • Jelsarem's Rod(1990年 - 1991年)
  • L'Arc〜en〜Ciel(1991年 - 現在)
    • D'ARK〜EN〜CIEL(1995年 - 1996年)
    • P'UNK〜EN〜CIEL(2004年 - 2012年)
  • HYDE(2001年 - 現在)
  • VAMPS(2008年 - 2017年)
  • HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA(2012年 - 2018年)
  • THE LAST ROCKSTARS(2022年 - 現在)

ソロアーティストとしての活動

アーティスト名義

L'Arc〜en〜Cielとして活動しているときはhydeという小文字表記を使っているが、その他の活動時はHYDEという大文字表記にすることが多い。

ただし、HYDE自身は表記の区別に一切こだわりを持っておらず、2012年に発表した自叙伝で「L'Arc〜en〜Cielでは小文字で、ソロは大文字みたいになってるけど、本人はこだわってないんだ。だって俺のサインは"hyde"だしね。なんか気がついたらそうなってたって所だけど、今でもどうでも良くて、デザイン次第で変えていいと思ってる『THE HYDE』、p.47、ソニー・マガジンズ、2012年」と綴っている。

2001年 - 2002年:『ROENTGEN』

2001年に、hydeの希望もあり、L'Arc〜en〜Cielのメンバーそれぞれがソロ活動を開始するようになった。そしてHYDEは、これまで自身がバンドで手掛けてきた楽曲の方向性とは異なる、<>をテーマとした音楽活動をソロ名義で始めることにする。2001年10月17日に、自身が出演した「ユニクロ」のCMソングに使用された「evergreen」をソロ名義の1stCDシングルとして発売し、本格的に活動がスタートしている。HYDEはソロ活動を始めた経緯について「子どもが大きくなって自分の部屋が欲しくなったような感じで、自分ひとりで音楽を作ってみたいっていう欲求が出てきたから」「バンド4人でやるのはそれはそれで凄い想像もしなかった結果になったりして良い方向に転んだりするんですけど、自分が予想したところに向かう創作っていうのを一度やってみたいなと思いました」と述べている。

また、CDシングルのケースにも自身が表現したかったかたちを落とし込んでおり、前述の「evergreen」、2002年発売の2ndCDシングル「Angel's tale」および、3rdCDシングル「SHALLOW SLEEP」のシングル3作の初回生産限定盤CDは、HYDEの「CDケースやジャケットからなにから、本当に自分の好みのものを作りたい」という強い希望により、棺型のCDケースが使用されている。さらに、ソロワークスを展開するにあたりレーベルが新たに設立されており、2001年にL'Arc〜en〜Cielが在籍するKi/oon Music(ソニー・ミュージックエンタテインメント)内に「HAUNTED RECORDS」(読み:ホーンテッド レコーズ)が発足している。

2002年3月27日には、前記3作のシングル表題曲を収録した1stアルバム『ROENTGEN』を発表。このアルバムに収録されたすべての曲は、イギリス・ロンドンにあるエアー・スタジオでレコーディングが行われており、制作には音楽プロデューサーチーム、ストック・エイトキン&ウォーターマンのイアン・カーノウとデイヴ・フォードの2名が共同編曲者として参加している。アルバム全編にわたって弦楽器や生楽器を効果的にフィーチャーした楽曲制作が行われており、アンビエント色の強いムーディな世界観で仕上げられている。こういった背景から、この作品は自身初となるコンセプト・アルバムとして発表されることになった。このようにバンドの頃に志向していた音楽性とは異なる方向で制作が進められたのは、HYDEが学生時代からL'Arc〜en〜Ciel活動初期の頃に好んで聴いていたデヴィッド・シルヴィアンやスティーナ・ノルデンスタム、スザンヌ・ヴェガ、スティングといったアート・ロックやソフトロックからの影響をかたちにしたいと考えていたことが一つの背景にある。余談だが、L'Arc〜en〜Cielとして2005年に発表したアルバム『AWAKE』に収録された「My Dear」と「Ophelia」は、この当時の<静>というコンセプトをもとに制作されたデモ音源が基になっている『WORDS L'Arc〜en〜Ciel』、p.119、角川書店、2005年。

HYDEは、アルバム発売当時に受けたインタビューにおいて、制作を振り返り「色んなものが入った音楽にしたくなかった。ソロならではというか、最初から最後まで曲順もそうだし、歌詞もそうだし、このアルバムに入るべき曲しか入れたくないっていうのがあったNHKBShi番組『スーパーライブ HYDE ソロライブ in 武道館 ~2004 FIRST TOUR 666~』」「バンドの方は例えば"夏に出すシングルだからこういう曲がいい"って作ったりするんですけど、今回はアルバムっていう目標を持って作ってる時点で僕からすると明らかに違う作り方だった」と述べている。また、HYDEは「この時期に出せないとこの先の自分の感性がどうなっているかっていう自信がないし、今のうちにこのアルバムに作れて凄いラッキーだった」「これまでの鬱憤があったから出来たけど、精神的にも肉体的にも消耗が凄かった。もう一枚同じようなアルバムを作るにはパワーがいるから、また何年かかかるなぁと思った」とも述べており、この作品に対する思い入れの強さを述べている。ちなみに、2002年・2004年には、HYDEの「すべて英語詞で出したい」という希望もあり、全収録曲を英語詞にしたバージョンを収めたアルバムが、日本とアジア各国でリリースされている。また、2004年11月3日にはアルバムの世界観を映像に落とし込んだミュージック・ビデオ集『ROENTGEN STORIES』が発表され、2021年には『ROENTGEN STORIES EHON PAMPHLET』として絵本化されている。

HYDEがこのアルバムを「家で聴いて楽しめる音楽」として完成させたかったこともあり『別冊カドカワScene07』、p.12、KADOKAWA、2021年、発売年の2002年にはほとんどライヴを行っていなかった。ただ、2002年4月4日に、グローリアチャペル品川教会の礼拝堂において「HYDE ACOUSTIC LIVE」と題したコンサートを開催している。このコンサートには富樫春生(ピアノ)と徳澤青弦(チェロ)がサポートとして参加しており、3人編成のアコースティック・スタイルで公演が行われている。なお、この公演はラジオ番組と連動したプロモーション企画的なものであり、同年3月29日・4月2日に行われたコンサートも同様に企画性の強い公演となっていた。このように、アルバム発売から長らくアルバムタイトルを冠したコンサートツアーは開催されていなかったが、ソロ活動10周年を迎えた2011年に「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」、ソロ活動20周年の2021年に「20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021」と題したコンサートが開催され、定期的に<静>をテーマとした公演が行われるようになっている。

2003年 - 2004年:『666』

2003年からは、アルバム制作主体の活動からライヴ活動を主体とした<>に活動方針を180度転換。そして音楽性もハード・ロックやオルタナティヴ・ロックに寄った方向に傾倒していくことになった。HYDEは、2003年から活動方針を転換した理由について「前作が出てから半年以上ステージに立ってないなと思って。だったら考え方を変えてライヴができる様なアルバムを作って、みんなに会いに行きたいなあって気持ちになった」と述べており、HYDE曰く「ここからがソロとしての本格的なスタート『別冊カドカワScene07』、p.19、KADOKAWA、2021年」と捉えているという。

<動>に方針を切り替えた後、HYDEはKen(L'Arc〜en〜Ciel)が在籍するロックバンド、SONS OF ALL PUSSYSが2003年4月27日から同年5月15日にかけて主宰したライヴツアー「BUBBLE FESTiVAL」に参加。このツアーでは、同年6月4日にリリースされる4thCDシングル「HELLO」を含めた、メロディアスなハード・ロックを意識し制作された未発表楽曲を初披露して各地をまわっている。そして同年11月6日には、映画『スカイハイ 劇場版』の主題歌に使用された5thCDシングル「HORIZON」を、同年12月3日には2ndアルバム『666』を発表した。アルバム制作には、ロックバンド、Oblivion DustのギタリストであるK.A.Zが共同プロデューサー兼ギターアドバイザーとして招聘されている。そしてHYDEは、この作品で初めて本格的にギタリストとしてレコーディングを行っており、前作で見せた音楽性から一転し、ヘヴィなリフを多用したハードな路線に舵を切っている。また、HYDE曰く、シンプルなフォーマットのバンドでライヴ演奏することを踏まえて楽曲制作を行っていたこともあり、この作品では一度録音した音の上に更に音を重ねるダビング作業を極力避けていたという『CDでーた』、p.6、角川書店、2003年12月20日号 vol.15 No.20。

この頃に開催したライヴは、HYDEがボーカルとギターを担当し、サポートメンバーとしてベーシストのHIROKI(ex.media youth、ex.KILLERS)と、ドラマーのFURUTON(ex.SPACE COWBOY、ex.Oblivion Dust、ex.BUG)の2名を招き、スリーピースバンドのスタイルで行われていた。なお、HYDEがライヴ全編を通してギターを担当することはL'Arc〜en〜Ciel結成以降初のことで、HYDEはライヴ終了後に受けたインタビューで「ギターを弾くので手一杯だった。多分凄い下手くそだったと思うんですけど、最初って。でもなんかすごい懐かしい感じがしましたね、高校生みたいな」「ほんとに本当に高校生以下の演奏だったけどね、多分(笑)。俺以外の2人は上手なのかもしれないけどそれすらも分からないというか、自分のことで手一杯で。でも面白かったですね。今でもそういう気持ちで出来るんだなあって改めて思いますね」と、バンドを始めた頃の初期衝動を思い出した旨を語っている。

そしてHYDEは、2003年8月1日に野外ロック・フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2003」にシークレットゲストとして初出演している。また、翌2004年にはソロ名義で初のライヴツアー「2004 FIRST TOUR 666」を国内11都市で全21公演開催。同年3月14日に行われた前記ツアーのZepp Sendai公演では、L'Arc〜en〜Cielの元ドラマーであるsakuraをゲストドラマーとして招き、L'Arc〜en〜Cielの楽曲「I'm so happy」を披露している。なお、このライヴツアーでは、前作『ROENTGEN』の収録曲のバンドアレンジバージョンの他、ビートルズの楽曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」や、ニルヴァーナの楽曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のカバーも披露されている。

2005年 - 2006年:『FAITH』

2004年5月からは本格的に活動を再開したL'Arc〜en〜Cielのツアーが始まり、以後1年間ほどバンド活動が続いたため、表立ったソロ活動は休止していた。L'Arc〜en〜Cielとしての活動が中心となっていた中、2005年8月31日に歌手の中島美嘉へ自身初の楽曲提供を行っている。提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」(作詞:矢沢あい)は映画『NANA』の主題歌に使用され、映画の大ヒットとともに大きな話題を呼ぶことになる。余談だが、HYDEは同年8月26日に放送されたテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に中島美嘉のバックバンドメンバーの一人として出演しており、これがギタリストとして初の番組出演となった。

ソロワークスは、2005年10月5日に、映画『ステルス』の日本語版主題歌に使用された「COUNTDOWN」を6thCDシングルとして発表したことを皮切りに再開された。このシングルの制作では、前作『666』で共同プロデューサーを務めたK.A.Z(Oblivion Dust)と引き続き共同で楽曲制作を行っており、この作品からはギタリストとしてもK.A.Zがレコーディングに参加するようになっている。

また、2005年10月29日から10月31日にかけて自身主宰によるハロウィンイベント「HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD」を開催。このイベントには、主宰者であるHYDEの他にMONORAL、UVERworld、OLIVIA、HIGH and MIGHTY COLOR、中島美嘉、yasu(Acid Black Cherry、ex.Janne Da Arc)が出演している。なお、ハロウィンイベントは2008年に自身が結成したロックユニット、VAMPSの活動に引き継がれており、2017年までVAMPS主宰で毎年行われていた。

2006年2月22日には、約4ヶ月ぶりに7thCDシングル「SEASON'S CALL」がリリースされている。なお、このシングルまでにHYDEがソロ名義でリリースしたカバー音源以外の楽曲は、全てHYDEが作詞・作曲を行っていたが、今回初めて共同プロデューサー兼サポートギタリストのK.A.Zが作曲を担当している。そして同年4月26日に発表された3rdアルバム『FAITH』では、収録曲の半数をK.A.Zが作曲を手掛けることとなり、楽曲制作の体制が大きく変わっている。このような制作スタイルは、のちに結成するロックユニット、VAMPSの原型となっている。HYDEは、VAMPS結成直後に受けたインタビューで「いろいろなタイミング、要素が重なっているんですけど、実は前回のアルバム(アルバム『FAITH』)から、今やっているようなスタイルは出来上がっていたんですよ。ただ、今後もこれまでと同じように“HYDE”っていう名前でやるのは無理があった」と結成の経緯を語っている。

また、アルバム『FAITH』は、L'Arc〜en〜Cielとして2005年に発表したアルバム『AWAKE』の世界観を引き継ぎ、反戦・平和といったテーマに加え、自身の宗教観を盛り込んだ作品に仕上げられている『別冊カドカワScene07』、p.21、KADOKAWA、2021年。なお、アルバムレコーディングはほぼ全ての作業がアメリカで行われており、HYDEが好んで聴いていたザ・ミッション、ザ・カルトに在籍していたクレイグ・アダムスとスコット・ギャレットに加え、ナイン・インチ・ネイルズのツアーサポートをしていたダニー・ローナーが参加している他、エンジニアも現地で選定されている。

そしてHYDEは、アルバム発売直前の2006年4月1日から同年9月2日までの約5ヶ月間にわたって、2度目のライヴツアー「HYDE TOUR 2006 FAITH」を開催。このツアーでは、ソロ名義として初のアメリカ公演を含め、日米40都市をまわり全51公演を行っている。なお、このツアーで組まれた横浜アリーナ公演の模様は、ソロ名義として初めて発表したライヴビデオ『FAITH LIVE』に収録されている。

2007年 - 2017年:ベストアルバム『HYDE』発表、VAMPS始動、黒ミサ開催

2006年開催のライヴツアー「HYDE TOUR 2006 FAITH」を完走して以降は、同年にバンド結成15周年を迎えたL'Arc〜en〜Cielの活動が主軸となっていったため、2007年はソロとしての活動や新譜のリリースは行われていなかった。L'Arc〜en〜Cielとしての活動が展開される中、HYDEは2008年6月27日に、これまでのソロワークスで撮り貯めていたものをまとめた写真集『HYDE IS DEAD 2002-2008』を発表する。そして2006年7月には、共同プロデューサーのK.A.Zと新プロジェクトとして、ロックユニット、VAMPSを結成することが発表された。

VAMPSとしての活動が本格化しだした2009年3月18日には、ソロワークスの一つの集大成として、初のベストアルバム『HYDE』を発表する。このベストアルバムには、これまでにリリースしたシングル7作品・アルバム3作品からセレクトされた楽曲の他、キャリアを総括する意図から、2005年に中島美嘉へ提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」を全英語詞でセルフカバーした音源が収録されている。こうして前述の写真集のタイトル「DEAD(=死)」とも相まって、このベストアルバムリリースをひとつの区切りとして、ソロワークスが事実上の休止状態となった。そして約9年間の間、ソロ単独名義の新譜リリースが行われなくなり、以降は"L'Arc〜en〜Cielとしての活動"と、"VAMPSとしての活動"の2つを並行して展開していくようになった。

ソロ単独名義の新譜のリリースは止まったものの、他アーティストの作品には時折参加している。2013年9月4日には、自身が敬愛するバンド、DEAD ENDのトリビュート・アルバム『DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-』に参加しており、同バンドの楽曲「Embyro Burning」をカバーしている。また、2015年には小室哲哉からの「(globeの)象徴的な曲だからこそ、お願いしたい」というオファーを受け、globeのトリビュートに参加。2016年には中島美嘉のトリビュートに参加している2016年に発表された中島美嘉のトリビュート・アルバムには、新録の音源を提供したわけでなく、2009年発売のベストアルバム『HYDE』収録の「GLAMOROUS SKY [ENGLISH VER.]」が提供されている。。他にもD'ERLANGERのトリビュート・アルバムや、MIYAVIのアルバムにゲストボーカルとして参加している。

2014年以降は、毎年冬季に北海道・富良野でディナーショー形式のコンサート「黒ミサ」をHYDE名義で定期開催している。このコンサートでは、ソロ名義で発表した楽曲の他、自身が在籍するL'Arc〜en〜CielあるいはVAMPSの楽曲、他アーティストのカバーをアコースティック・アレンジを施したうえで披露している。ちなみに2017年には、毎年恒例の富良野公演に加え、幕張メッセ 国際展示場4〜6ホールにおいて「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」を開催。2018年には上海、北京、香港、クアラルンプール、台北の日本国外5都市にてコンサートツアー「HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018 -黑ミサ ASIA-」が開催されている。

2018年 - 2019年:『ANTI』

VAMPSとしての活動を約10年間ほど続けた2017年12月1日、VAMPSを一時活動休止することが発表された。そして2018年3月には、同年6月からソロ名義のライヴツアー「HYDE LIVE 2018」を開催することを発表。再びライヴ活動を中心とした<>のアプローチで、本格的なソロ活動を展開し始める。なお、このツアーのサポートメンバーには、新たにPay money To my PainのPABLO(ギター)、MONORALのAli(ベース)、山縣亮(ドラムス)、かどしゅんたろう(ドラムス)、堀向彦輝(キーボード)らが流動的に参加しており、5人体制のバンドスタイルで日本7都市をまわっている。

2018年3月には、中島美嘉へ2度目の楽曲提供を行っている。中島とHYDEのタッグは2005年に発表された楽曲「GLAMOROUS SKY」以来約13年ぶりのことであり、提供曲「KISS OF DEATH」は、テレビアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のオープニングテーマに使用されることとなった。

そして2018年6月27日には、ソロ単独名義として約12年ぶりとなる8thCDシングル「WHO'S GONNA SAVE US」をリリース。そして上記ツアーと並行して、9thCDシングル「AFTER LIGHT」と10thCDシングル「FAKE DIVINE」を発表している。なお、前記3作のシングル発表以降は、フィジカルの発売に先駆けてダウンロード・ストリーミング配信が行われるようになっており、翌年に発売するアルバムを含め、2018年以降に発表される新譜は基本的に配信リリースを先行させている。また、同年8月には、前記のライヴツアーの東京公演にサポートアクトとして参加していたアメリカのロックバンド、スターセットとコラボレーションした楽曲「Monster feat.HYDE」を発表。同年10月にはYOSHIKI(X JAPAN)からのオファーを受け、テレビアニメ『進撃の巨人 Season3』のオープニングテーマに使用された楽曲「Red Swan」にボーカルとして参加している。ちなみに「Red Swan」は、2018年12月31日に放送された『第69回NHK紅白歌合戦』において、"YOSHIKI feat.HYDE"として披露されている。

なお、2018年から再開した活動では、VAMPSの頃から引き続き、ユニバーサルミュージック内のレーベル、Virgin Musicと契約している他、アメリカの大手マネジメントである10th Street Entertainment、そして世界最大のイベントプロモーターのひとつである「ライヴ・ネイション」と提携している。こういった背景もあり、2018年以降は海外のプロデューサーを招いた楽曲制作や、「ウェルカム・トゥ・ロックビル」などの海外フェスへの出演、海外ツアーの開催が頻繁に行われるようになっている。また、2018年には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」「音楽と髭達2018」「氣志團万博2018」「ポルノ超特急2018」といった国内で開催されたロック・フェスティバルにも多数出演している。なお、2019年以降も日本国内のフェスに頻繁に出ており、これまでに「SUMMER SONIC」や「VIVA LA ROCK」「MONSTER baSH」「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」「ARABAKI ROCK FEST.」「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」などに出演している。

2019年1月には、毎年冬季に北海道・富良野で行っていたディナーショー形式のコンサート「黒ミサ」を幕張メッセ イベントホールで開催。また、自身の誕生日となる同年1月29日には、地元の和歌山県にある和歌山ビッグホエールにてアコースティックコンサート「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」を開催している。そしてHYDEは、同年1月30日に行われた同コンサートの最終公演において、「和歌山市ふるさと観光大使」に就任することを公表している。

なお、HYDEは2019年に入ってからも前年と同様に、アルバム発表に向けて立て続けに作品を発表している。同年2月にはYOSHIKI(X JAPAN)がピアノで参加した楽曲「ZIPANG」、同年3月にはゲーム『デビルメイクライ5』のイメージソングに使用された「MAD QUALIA」をそれぞれ11thCDシングル、12thCDシングルとして発表している。そして同年5月3日には、アメリカ13都市で行われるライヴツアー「HYDE LIVE 2019 US」に先立ち、ソロ単独名義として約13年ぶりとなる4thアルバム『anti』の全曲先行配信を開始。配信開始から約1ヶ月後の同年6月19日には、アルバム『ANTI』のフィジカルが発売された。なお、同年5月13日付のオリコン週間デジタルアルバムチャートならびにBillboard JAPAN Download Albumsにおいて、ソロ名義で初の週間首位を獲得している。

アルバム『ANTI』のレコーディングでは、日本国外でツアーやイベント出演を控えていることを踏まえ、アメリカのフィルターを一度通す試みで、ドリュー・フルクやニコラス・ファーロンといった海外のプロデューサーや、マット・ブランディベリー(フロム・アッシュズ・トゥ・ニュー)をゲストに迎え、コライト体制で楽曲制作が行われている。また、ライヴサポートを務めるPABLO(Pay money To my Pain)や堀向彦輝の他、MY FIRST STORYのShoも制作に参加しており、オルタナティヴ・メタルやメタルコア寄りの楽曲がアルバムに集められることになった。なお、このアルバムでコライトを増やしたのは、HYDE曰く、VAMPSとして2016年にリヒャルト・Z・クルスペ(ラムシュタイン)と楽曲「RISE OR DIE」を共作したときに、自分と異なる制作手法に触れ、今まで抱いていた固定観念が崩れたことが一つのきっかけだったという。

フィジカル発売直後となる同年6月22日より、ライヴツアー「HYDE LIVE 2019」を全国7都市で全26公演を開催している。このツアーでは、漫画『AKIRA』と映画『ブレードランナー』の世界観を混合した架空都市「NEO TOKYO」をステージセットとして組んでいる。ちなみに両作品とも1980年代の作品だが、物語の舞台が2019年であることから、HYDEがこのツアーのステージ演出に採り入れたという背景がある。アメリカツアーおよび日本国内ツアー、さらにスターセットのライヴへのサポートアクト出演、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの来日公演へのゲストアクト出演を経て、2019年12月に幕張メッセ 国際展示場4〜6ホールでライヴ「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」を開催。なお、このライヴは、フロアでダイブやサークルモッシュが起こる盛り上がりとなり、『ANTI』プロジェクトのひとつの集大成に位置付けられる公演となった。ちなみにこの公演の模様は、ライヴビデオ『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』に収録されている。

2020年 - 2021年:「BELIEVING IN MYSELF」、<動>から<静>への原点回帰

2020年1月には、新曲「BELIEVING IN MYSELF」の完成を発表。この曲は、東京都区部で開催されるマラソン大会「東京マラソン」のレースディレクターとの対談をきっかけに制作されたもので、同年の大会イメージソングに使用されることとなり、同年3月18日発売の13thCDシングル「BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY」に収められることとなった。そして、HYDEは2020年1月から同年3月にかけて、L'Arc〜en〜Cielとしてライヴツアー「ARENA TOUR MMXX」を開催。このツアーの後に、ソロ単独名義でライヴハウスをまわるツアーなどが計画されていたが、同年1月末に日本国内で初感染が確認された新型コロナウイルスの蔓延の煽りを受け、バンド及びソロ名義で計画されていたツアーが中止の憂き目を見ることとなり、大幅な活動予定の変更を余儀なくされた。しばらくの間、表立った音楽活動が止まる中で、HYDEは同年5月にチャリティーグッズを販売することを発表。グッズ収益を緊急支援募金として寄付することも合わせて告知された。

前述のコロナ蔓延により行動規制が敷かれる中、激しいライヴが思ったようにできない状況を逆手に取り、2020年9月に着席型のアコースティックコンサートツアー「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」を敢行。このツアーでは動画配信サービス、SHOWROOMを活用した自身初となるライヴ有料配信が実施された。2020年12月からは、再びアルバムタイトル『ANTI』を冠したアコースティックコンサートツアー「HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE」を開催。このツアーでは、アコースティックコンサートと銘打ちながら、重低音感を失わないようなロックサウンドと両立させた音作りが為されている。ちなみにHYDEは、このツアーの位置付けについて「「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」の延長線」「ステージのコンセプトも映画で言う"Episode.0"という設定にして、ここから"Episode.1"である『ANTI』の世界観につながる始まりの物語にした」と語っている。なお、前記の理由からライヴの計画が見直されることになったが、新譜はコンスタントにリリースされており、2020年11月に14thCDシングル「LET IT OUT」、2020年12月にデジタルシングル「DEFEAT」が発表されている。翌2021年4月にはケビン・スラッシャー・ガルフト(エスケイプ・ザ・フェイト)が制作に参加した楽曲「ON MY OWN」がデジタルシングルとして配信されている。ちなみに「ON MY OWN」は、読売テレビ系列で放送されたテレビアニメ『MARS RED』のエンディングテーマに使用されている。

2021年3月6日・7日に行われた上記アコースティックコンサートツアーの大阪城ホール最終公演において、HYDEは「『ROENTGEN』の第二弾を作る」と突如発表する。この発表の経緯について、HYDEは公演後に受けたインタビューで、当時の日本のコロナ対応の状況を踏まえ「だったら2年後にやりたいと思っていたことを今やろうと気持ちを切り替えた」と告白している。こうしてハードなギターリフを主としたロックサウンドの追究から一転し、弦楽器や生楽器を中心としたサウンド作りに原点回帰することとなった。

2002年発表のアルバム『ROENTGEN』以来約19年ぶりに<>をテーマとした楽曲制作に立ち返ることにしたHYDEは、バンド結成30周年を迎えたL'Arc〜en〜Cielの活動と並行しながら、15thCDシングル「NOSTALGIC」と16thCDシングル「FINAL PIECE」を連続的に発表する。そして2021年6月からは、オーケストラコンサートツアー「20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021」を開催した。また、2021年7月31日・8月1日には京都・平安神宮の特設ステージで、オーケストラコンサート「20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU」を開催。この公演で披露された楽曲の多くは、篳篥や龍笛、笙、羯鼓、大太鼓、鉦鼓、楽筝、楽琵琶の音色を使い、雅楽のテイストでリアレンジされている。また、この公演には、天理大学雅楽部の総監督である佐藤浩司と同部員の他、石笛奏者の横澤和也や能楽師の茂山逸平がゲストとして出演している。なお、このコンサートの模様は、動画配信サービス、GLOBE CODINGにて同時配信された他、日本全国41ヶ所の映画館でライヴビューイングされているオーケストラコンサート「20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU」の2021年7月31日公演は全国41ヶ所、2021年8月1日公演は全国40ヶ所の映画館でライヴビューイングを実施。また、2022年7月に発表されたライヴビデオボックス『HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 Complete Box』に公演の模様が一部収録されている。

2022年 - 2023年:<静>から<動>への再転換

京都・平安神宮での公演を終えた後も、地元・和歌山と東京でオーケストラコンサートを開催し、<静>をテーマとした音源制作・コンサート活動が進められていた。そうした中で、HYDEは2022年4月に対バン形式のライヴツアー「HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH」を開催することを突如として発表する。このツアーは、久々にスタンディング形式で行われる<動>をテーマにしたライヴとなった。ちなみにHYDE曰く、この対バンツアーは、コロナ蔓延の影響により水面下で延期されていた企画だったという。

なお、上記ライヴツアーは、GASTUNK、Dragon Ash、ROTTENGRAFFTY、TOTALFAT、Coldrain、Crossfaith、THE ORAL CIGARETTES、CVLTE、NOISEMAKERの計9バンドそれぞれとのツーマン形式で開催されており、各公演では飛び入りでツインボーカルによる演奏も行われた。また、このツアーのセットリストは、SHOW-HATE(SiM)が制作に参加し、ゲーム『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』のテーマソングとして発表された楽曲「PANDORA」を含め、全曲がハードなロックナンバーで構成されている。そして、HYDEは対バンツアーの終了後にソロ単独名義のライヴツアー「HYDE LIVE 2022」を開催し、再び<>のスタイルの活動を本格的に展開していく。なお、このツアーの6月18日に組まれたZepp Haneda公演は、"BEAUTY & THE BEAST"と銘打ったうえで開催されており、動画配信サービス、Stagecrowdにてその模様が配信されている。

2023年1月には、前年に結成したロックバンド、THE LAST ROCKSTARSとして日本国内およびアメリカにて、全7公演から成るファーストツアーを開催。このツアーでは、コロナ禍で敷かれた規制を全て撤廃したうえでライヴが開催されることとなった。そして同年6月からは、ソロ名義でライヴツアー「HYDE LIVE 2023」を実施。Julian(MAKE MY DAY)が制作に参加した楽曲「TAKING THEM DOWN」と、EDMビートに妖しいメロディラインとメタリックなギターリフをのせた楽曲「6or9」の新曲2曲を披露しながら、日本6都市をまわり全18公演を開催している。なお、このツアーではツインギター構成に体制が変更されており、PABLOに加え、Julianもしくはザ・レゾナンス・プロジェクトのYas Nomuraがギタリストとして参加し、MONORALのAli(ベース)、かどしゅんたろう(ドラムス)、堀向彦輝(キーボード)を含めた6人体制となっている。その後HYDEは、様々な国内フェスに参加しながら、ライヴを意識したアルバムのレコーディングを進めている。

音楽性

パート

L'Arc〜en〜Ciel結成当時からのオリジナルメンバーとして、現在まで一貫してボーカルを担当している。また、一部の楽曲ではギターライブやレコーディングにおいて一部の楽曲で担当。レコーディングではギターの他に、キーボード、コーラスなども担当する を演奏しながら歌唱することもある後のVAMPS活動初期においてはギターボーカル、活動後期においてはハンドマイクのみの歌唱スタイルを主流としていた。。また、L'Arc〜en〜Cielの活動休止期間中に習得したサクソフォーン「LORELEY」や「Ophelia」のライブ演奏時に担当。 や、楽曲の個性を演出するための楽器としてホイッスル「Blurry Eyes」のライブ演奏時に担当。、ハーモニカ「flower」のライブ演奏時に担当。、コンガ「Perfect Blue」のライブ演奏時に担当。、タンバリン「It's the end」のライブ演奏時に担当。 などを担当することもある。

楽曲制作

作詞

L'Arc〜en〜Ciel、VAMPSならびにソロでリリースした楽曲のほとんどをhydeが担当している。hydeはL'Arc〜en〜Cielで作詞を行うにあたって、「他のメンバーが作る自分の聴いてきたジャンルとは異なるキャッチーな楽曲に詩を付けることに苦労した」と述べている。そのため、自身が尊敬する小田和正の歌詞の言葉選びや、抽象的な比喩表現を取り入れており、これが特に活動初期の頃の歌詞に反映されている。

比喩表現を多用することに加え、活動初期の頃の歌詞は時代性を限定するような世俗的な表現が少なく、架空の物語を題材としていたことが多い『別冊カドカワScene07』、株式会社KADOKAWA、p.11、2021年7月5日発行。hydeは「(架空の物語の中に)自分にとってのリアリティがあったんです」「実際の生活なんて、仕事場に行って食事して寝るとか買い物に行くとかで、"そんなロマンティックな出来事なんかねぇよ!"って思ってたから」「書いていたのは想像の世界だけど、自分としてはリアルを求めてそうなった」と述べている。音楽評論家の市川哲史は「hyde独特の逃避願望である<空に浮かんでたい>癖『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批47 L’Arc-en-Cielの奇跡』、p.63、宝島社、2007年」とhydeの歌詞を表現している。

hydeの歌詞について、総合音楽家の和久井光司は「あるストーリーの断片を散りばめたような雰囲気重視のもの宝島社『別冊宝島1399 音楽誌が書かないJポップ批47 L’Arc-en-Cielの奇跡』、p.78、2007年」と表現しており、「パンク以後の精神性としての”ロックンロール”からは遠く、文学・映画・演劇の要素まで取り込んで”ロック”とする表現の発展性とみれば大いにありだと思う」と評している。音楽評論家の鹿野淳は「バラッドではかなり文学的な言葉世界を展開するものの、ドライヴ・ナンバーになると途端にわかりやすい言葉しか歌わなくなる。だからこそラルクの楽曲はどんな曲でも必ず"聴きとれる"。これは実は凄いことだ『WORDS L'Arc〜en〜Ciel』、p.25、角川書店、2005年」と評している。また、松任谷由実は1999年の近田春夫との対談において、"同じつぶつぶを持っている人"としてhydeの名を挙げており、「詞とメロディは連動してるけど、詞に心地よい空白を感じました『考えるヒット3 - 近田春夫』<「ユーミン神話」は枯れない! 対談 松任谷由実>、p.328、文春文庫、2002年」と評している。

ただ、近年は架空の物語を描くような作風も変化してきている。2011年に発表した自叙伝において、hydeは「周りのいつもの風景がとても愛おしく感じられるようになってきた著者:寶井秀人『THE HYDE』、p.30、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日」と述べており、2000年代後半以降は「ALONE EN LA VIDA」 や「I CAN FEEL」 のようなといった身近な情景を切り取ったような歌詞を手掛けるようになっている。2021年のインタビューにおいて、自身の歌詞についてhydeは「(昔の歌詞は)今にして思うと”もうちょっと現実に気が付けばいいんじゃない?”とも思うけど。当時はものすごい出来事を求めてたんでしょうね」「日常生活の中にある些細なことをドラマティックに表現できるようには今はなってきたかな?」と述べている。

また、2006年にソロ名義で発表した3rdアルバム『FAITH』の頃から、抽象的な比喩表現ではなく直接的な表現を歌詞に使うようになってきているHYDE アルバム『FAITH』インタビュー『人々に自分っていう傷を付けておきたい』 - oricon style。同アルバムの歌詞カードにはより深い理解を持ってもらうために、英詞部分には対訳が付けられている。このことについて、hydeは「結構ね、歌詞は中途半端に理解されるべきもんだとは思うんですよ。歌詞なんていちいち説明してたらカッコいいわけないし、だけど、"そこにちゃんとした理解があってほしいな"とは、思うようになってきました『CDでーた』、p.20、角川書店、2006年5月」と述べている。

ちなみに、 2008年にVAMPSの活動を始めて以降、海外での音楽活動も視野を入れたこともあり、特にVAMPSやソロ名義では、歌詞のほとんどが英語で書かれるようになった。また、作詞方法も英語で書いたうえで、一部のフレーズを日本語と差し替えるようなやり方に変化しているHYDEが新作『BELIEVING IN MYSELF / INTERPLAY』で示す夢とリアル - rockin'on.com。英語詞はリン・ホブデイや『CDでーた』、p.20、角川書店、2001年9月20日号 vol.13 No.16 Anis(MONORAL)、近年ではAli(MONORAL)とともに手掛けることが多い。

作曲

hydeが作曲した楽曲では、L'Arc〜en〜Cielとして最高売上を記録した「HONEY」やミリオンセラーを記録した「HEAVEN'S DRIVE」が代表曲として挙げられる。他には、ネオアコの雰囲気のある「flower」、アコースティックギターとエレキギターが絡み合う疾走感のある「Spirit dreams inside」『CDでーた』、p.21、角川書店、2001年9月20日号 vol.13 No.16、自身が演奏するアルトサックスで彩った「LORELEY」や「Ophelia」などが挙げられる。また、「初期はカップリングを担当することが多かった」とhyde自身が語る通り、全11曲あるL'Arc〜en〜Cielのカップリング曲既発作品のリミックス版やP'UNK〜EN〜CIELを除く。 のうち、半数近い5曲(「Brilliant Years」、「I'm so happy」、「さようなら」、「THE GHOST IN MY ROOM」、「Peeping Tom」)を担当している。また、VAMPS活動時やソロ活動時のライブ・イベントでも、自身が作曲したL'Arc〜en〜Cielの楽曲を歌唱・演奏することがある。ちなみに、初めて作曲した曲のタイトルはバンドに所属する前に作った「NIGHT OF THE LIVING DEAD」であるが、音源化はされていない。

また、L'Arc〜en〜Cielで作曲する際は「L'Arc〜en〜Cielはなんでもやる音楽集団だからこそ、L'Arc〜en〜Cielにしかできないことを狙って作っているL'Arc〜en〜Ciel hyde インタビュー」「L'Arc〜en〜Cielに基準はないんです。歌謡曲みたいなのでもいいし、ポップスでもイージーリスニング的なものでもいい『R25』、p.25、フリーペーパー、2014年11月6日 No.360」と語っており、特定の音楽観に従属しない楽曲制作を行っている。1980年代のユーロビートを意識した「SEVENTH HEAVEN」や『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、p.24、角川マガジンズ、2010年、ポップなジャズテイストのクリスマスソングである「Hurry Xmas」L'Arc〜en〜Ciel Hurry Xmas【完全生産限定盤】、R&Bの要素を入れた「X X X」シングル『X X X』インタビュー(hydeインタビュー) など企画性のある楽曲を多く手掛けている。

ソロ名義では「evergreen」、「Angel's tale」、「THE CAPE OF STORMS」、「SECRET LETTERS」のようなニュー・ウェイヴやアンビエント、電子音楽といったさまざまな要素を含んだ楽曲から、「HELLO」、「MIDNIGHT CELEBRATION」、「COUNTDOWN」、「JESUS CHRIST」のようなハードロックサウンドで彩られた楽曲を手掛けている。また、ソロ名義でも前述のような自作曲を多く発表しているが、2006年に発表したアルバム『FAITH』ではK.A.Z(Oblivion Dust、ex.VAMPS)がツアーサポートおよび作曲者として参加している。2008年に2人が結成したVAMPSにおいても、hydeが作詞を、hydeとK.A.Zのそれぞれが作曲を担当しており、hydeは「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」、「DEVIL SIDE」、「AHEAD」といったメロディアスでありながらミクスチャー・ロックやラウドロックにアプローチした楽曲を手掛けている。VAMPSでは長らく前述の体制で楽曲制作に取り組んでいたが、2017年にリリースしたアルバム『UNDERWORLD』でリヒャルト・Z・クルスペ(ラムシュタイン)と共作したことを契機としHYDE「ANTI」インタビュー - ナタリー、以後のソロワークスでコライト作品が増えている。2018年にソロ名義での活動を再開してからは、ケビン・スラッシャー・ガルフト(エスケイプ・ザ・フェイト)「ON MY OWN」を共作。、ドリュー・フルク、ニコラス・ファーロングといった海外のミュージシャンやプロデューサー、Sho(MY FIRST STORY)「FAKE DIVINE」「MAD QUALIA」を共作。、PABLO(Pay money To my Pain)「AFTER LIGHT」などを共作。、SHOW-HATE(SiM)「DEFEAT」などを共作。、Kuboty(ex.TOTALFAT)「LET IT OUT」を共作。、堀向彦輝「LET IT OUT」「SICK (feat. Matt B of From Ashes to New)」などを共作。 など様々なミュージシャンと共作を行っている。

楽曲制作はプロデューサー感覚で取り組んでおり、「次僕が作るならどういう曲が良いか」というイメージ先行で制作している。また、「大量にデモを制作して1曲だけ使うようなタイプではない」といい、hydeは「自分の曲を、何かと何かをくっつけて、変化させたり、最初はつまらない曲でも、自分の好きな曲にどんどんアレンジしていく。いきなりバンって良い曲が出来る事って、俺にはあまりないから、その曲をずっとアレンジしていく事によって、いい物にしていく感じ著者:寶井秀人『THE HYDE』、p.7、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日」と述べており、そのためか没曲が少ないという。

音楽的ルーツ・音楽的嗜好

好きな音楽ジャンルとして、イギリスのニュー・ウェイヴやゴシック・ロック、アメリカのハードロック・ヘヴィメタル・ハードコアなどを挙げている。また、小学校時代は当時喫茶店だった実家のジュークボックスで、オフコースやビリー・ジョエルを聴いていたという『ROCKIN'ON JAPAN』、p.59、ロッキング・オン、2002年4月号。

中学生の頃からブリティッシュ・ニュー・ウェイヴを聴き始めたといい、hydeは「この頃ぐらい音楽聴いたのは、僕はこの後無かった。それぐらい感性の礎を築いた重要な時期だったニッポン放送『マイプレイリスト Love for Japan~kizashi~』2014年10月26日」「基本的に僕は、ブリティッシュのニューウェイヴが10代の頃に流行してたのが致命的で。誰でもそうで、10代の頃に聴いた音楽は一生離れられないって思っているんだけど、やっぱり自分の根本が形成されている音楽が80年代のニューウェイヴなんですよね。その後、いろんな音楽を聴いてきたけど、当時の影響は強いスイッチ・パブリッシング社『SWITCH 2001年10月』、p.42、2001年」と振り返っている。MTVやベストヒットUSAを視聴したり、地元の音楽喫茶に通って、新しい音楽を同級生と探し合っていたという【THE ORAL CIGARETTES / 山中拓也】HYDEとの音楽談議 / L'Arc-en-Cielとソロ活動のお互いへの影響とは【J-WAVE・WOW MUSIC】 - YouTube。このジャンルでは、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、カジャグーグー、スパンダー・バレエ、デッド・オア・アライヴ、デペッシュ・モードを好きなミュージシャンとしてに挙げている。

その後は、ハードロックやヘヴィメタルに傾倒し、モトリー・クルー、ミスフィッツ、ジー・ビー・エイチ『ROCKIN'ON JAPAN』、p.61、ロッキング・オン、2002年4月号、エイリアン・セックス・フィエンド、ディスチャージ、ザ・ミッションライブ「30th L'Anniversary Starting Live "L'APPY BIRTHDAY!"」にてhydeが選曲したBGMプレイリスト「L'APPY BIRTHDAY! OPENING BGM」より、ガンズ・アンド・ローゼズといったバンドを好んで聴くようになった。HR/HM以外にもザ・キュアー、ザ・スミス、ポリス、デヴィッド・ボウイ、フェアーグラウンド・アトラクション[https://hydefansite2020.home.blog/2020/06/01/hyde-songselection-playlist/ [HYDE]ビルボードジャパンがHYDEの選曲プレイリストを公開!今のHYDEが飲む時や落ち着いた時に聴く17曲はこれ!] - Billboard JAPAN、メタリカ、ダイナソーJr.、ストーン・テンプル・パイロッツ、ニルヴァーナ、マリリン・マンソンレディオヘッド、カーディガンズ などを好んで聴いている。90年代後半以降のバンドでは、リンキン・パーク、パリセーズ、レッド、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、フロム・アッシュズ・トゥ・ニューなどを聴いている。

ちなみに、2015年に自身が敬愛するモトリー・クルーのベーシスト、ニッキー・シックスのプロジェクト、[[:en:Sixx:A.M.|シックス:エイ:エム]]とVAMPS主催のライブイベントで共演を果たしているHYDE、憧れのニッキー・シックスとのコラボに「泣きそう」 ナタリー。ちなみに、初めてギターで弾けるようになった曲は、モトリー・クルーの「ルックス・ザット・キル」であったという。さらに、2017年にはミスフィッツのボーカリスト、グレン・ダンジグが属するバンド、ダンジグともアメリカのライブで共演している。

他にも、HR/HMを聴いていた時期には、デヴィッド・シルヴィアン、スティングジョージ・マイケルビョーク、スティーナ・ノルデンスタム、スザンヌ・ヴェガ『別冊カドカワScene07』、株式会社KADOKAWA、p.13、2021年7月5日発行 なども好んで聴いていたという。hydeは「誰しもそうだと思うんですけど、僕にも二面性があって、ハードロックやスラッシュメタルを聴いてる時期もずっと、その陰では静かな曲も聴いていたんですよ」と述べている。

邦楽では前述のオフコース(小田和正)や、GASTUNK、DEAD ENDを好んで聴いている。特にDEAD ENDから大きな影響を受けており、DEAD ENDのトリビュートアルバムにも参加している。

参加ミュージシャン

名前期間
Guitar
K.A.Z(カズ)(VAMPS、Oblivion Dust、ex.hide with Spread Beaver、ex.Spin Aqua)シングル「HELLO」からHYDEとの共同プロデューサー兼ギターアドバイザーとして参加シングル「COUNTDOWN」からアルバム『FAITH』までは共同作編曲者、ギタリストとしても参加ライブではツアー「HYDE TOUR 2006 FAITH」に参加
PABLO(パブロ)(Pay money To my Pain、FAKE?サポート、MONORALサポート、LiSAサポート)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」から共同作編曲者及びギタリストとして参加「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」、「HYDE LIVE 2018」以降のライブに参加
Sho(ショウ)(MY FIRST STORY)シングル「FAKE DIVINE」「MAD QUALIA」「BELIEVING IN MYSELF」に共同作編曲者として参加
Colin Brittain(コリン・ブリテン)アルバム『ANTI』収録曲「SICK (feat. Matt B of From Ashes to New)」の共同作曲者として参加シングル「WHO'S GONNA SAVE US」「ZIPANG」、アルバム『ANTI』収録曲「LION」のギタリストとして参加
Kuboty(クボティ)(ex.TOTALFAT)シングル「LET IT OUT」に共同作編曲者として参加
SHOW-HATE(ショウヘイト)(SiM)シングル「DEFEAT」に共同作編曲者として参加
Kevin "Thrasher" Gruft(ケビン・スラッシャー・ガルフト)(Escape the Fate)シングル「ON MY OWN」に共同作編曲者として参加
Jeff Dunne(ジェフ・ダン)シングル「AFTER LIGHT」のギタリストとして参加
Francesco Artusato(フランチェスコウ・アートゥザートウ)(ex.All Shall Perish)シングル「FAKE DIVINE」のギタリストとして参加
Sugi(スギ)(coldrain)シングル「DEFEAT」のギタリストとして参加
YUKI(ユキ)(DUSTAR-3、Rayflower、ex.Λucifer、Acid Black Cherryサポート)ライブ「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY TOKYO」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」に参加
Ken(ケン)(L'Arc〜en〜Ciel、ex.SONS OF ALL PUSSYS)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」に参加
junchi.(ジュンチ)(chasedown、ex.HighSpeedBoyz)ライブツアー「HYDE LIVE 2018」に参加
野村康貴(ヤス ノムラ)(The Resonance Project)ライブツアー「HYDE LIVE 2019 US」に参加
Bass
HIROKI(ヒロキ)(ex.media youth、KILLERS)シングル「HELLO」からアルバム『666』までベーシストとして参加、シングル「COUNTDOWN」以降はライブメンバーライブツアー「HYDE 2004 FIRST TOUR 666」、「HYDE TOUR 2006 FAITH」に参加
Craig Adams(クレイグ・アダムス)(Wayne、ex.SISTERS OF MERCY、ex.THE CULT)シングル「COUNTDOWN」からアルバム『FAITH』にベーシストとして参加
Ali(アリ)(MONORAL、IMOCD!)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」から共同作編曲者及びベーシストとして参加「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」、「HYDE LIVE 2018」以降のライブに参加
安達貴史(アダチ タカシ)(いきものがかりサポート、藤木直人サポート)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」収録曲「MIDNIGHT CELEBRATION II」にベーシストとして参加
Ju-ken(ジューケン)(VAMPSサポート、土屋アンナサポート、福山雅治サポート、布袋寅泰サポート)ライブ「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」に参加
砂山淳一(スナヤマ ジュンイチ)(ex.unsuspected monogram)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」「HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018 -黑ミサ ASIA-」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY TOKYO」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」に参加
Drums
FURUTON(フルトン)(ex.SPACE COWBOY、ex.Oblivion Dust、ex.BUG)シングル「HELLO」から『666』までドラマーとして参加、シングル「COUNTDOWN」以降はライブメンバーライブツアー「HYDE 2004 FIRST TOUR 666」、「HYDE TOUR 2006 FAITH」に参加
Scott Garrett(スコット・ギャレット)(MISH、ex.THE CULT)シングル「COUNTDOWN」からアルバム『FAITH』にドラマーとして参加
Sakura(サクラ)(ZIGZO、Rayflower、ex.L'Arc〜en〜Ciel、ex.SONS OF ALL PUSSYS)ライブツアー「2004 FIRST TOUR 666」にゲスト出演
Arimatsu(アリマツ ヒロシ)(特撮、VAMPSサポート)ライブ「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」に参加
淳士(ジュンジ)(SIAM SHADE、BULL ZEICHEN 88、Acid Black Cherryサポート)ライブ「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」「HYDE LIVE 2018」に参加
齋藤たかし(サイトウ タカシ)(ポルノグラフィティ元サポート)ライブ「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」に参加
城戸紘志(キド ヒロシ)(JUDE、unkie)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」「HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018 -黑ミサ ASIA-」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY TOKYO」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」に参加
山縣亮(ヤマガタ リョウ)(雅-miyavi-サポート、INORANサポート、OLDCODEXサポート)ライブツアー「HYDE LIVE 2018」以降のライブに参加
Natsu (ナツ)(NOCTURNAL BLOODLUST)ライブツアー「HYDE LIVE 2018」「HYDE LIVE 2019 ASIA」に参加
かどしゅんたろう(カドシュンタロウ)(TAKUYA and the Cloud Collectors、ex.MODERN HIPP'S)ライブツアー「HYDE LIVE 2018」「HYDE LIVE 2019 US」に参加
Piano, Keyboard
hico(ヒコ)(VAMPSサポート、baroqueサポート、赤い公園サポート)シングル「ZIPANG」から共同作編曲者及びキーボーディストとしてとして参加ライブ「HYDERoom Presents 黒ミサ 2016 in Furano」「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」、ライブツアー「HYDE LIVE 2018」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY TOKYO」「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA」に参加
YOSHIKI(ヨシキ)(X JAPAN、Violet UK)シングル「ZIPANG」のピアニストとして参加
富樫春生(トガシ ハルオ)(鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHES、梵鉾!/Bom'Boco)ライブ「HYDE ACOUSTIC LIVE」に参加
JIN(ジン)(L'Arc〜en〜Cielマニピュレーター、VAMPSマニピュレーター)ライブ「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」「HYDERoom Presents 黒ミサ 2014 in Furano」等に参加
Violin, Violoncello
徳澤青弦(トクザワ セイゲン)(anonymass)ライブ「HYDE ACOUSTIC LIVE」にチェロで参加
今井香織(イマイ カオリ)ライブ「HYDERoom Presents 黒ミサ 2015 in Furano」にチェロで参加
東山加奈子(ヒガシヤマ カナコ)ライブ「HYDERoom Presents 黒ミサ 2016 in Furano」にヴァイオリンで参加
亀田夏絵(カメダ ナツエ)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」に参加
納富彩歌(ノウトミ アヤカ)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」に参加
川口静華(カワグチ シズカ)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」に参加
Saxophone
武田真治(タケダ シンジ)アルバム『666』収録曲「WORDS OF LOVE」に参加
Chorus
Anis(アニス)(MONORAL)アルバム『666』収録曲「MASQUERADE」にコーラス参加、他楽曲の作詞でhydeと共作
Lynne Hobday(リン・ホブデイ)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」に参加
竹本健一(タケモト ケンイチ)ライブ「HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-」に参加
Arranger, Producer
Ian Curnow(イアン・カーノウ)シングル「evergreen」からアルバム『ROENTGEN』まで共同編曲者として参加
Dave Ford(デイヴ・フォード)シングル「evergreen」からアルバム『ROENTGEN』まで共同編曲者として参加
Nicholas Furlong(ニコラス・ファーロング)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」から『ANTI』までプロデューサー及び共同作曲者・編曲者として参加
Drew Fulk a.k.a. WZRD BLD(ドリュー・フルク)シングル「AFTER LIGHT」から『ANTI』までプロデューサー及び共同作曲者・編曲者として参加
Carlos K.(カルロス・ケー)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」の編曲者として参加
nishi-ken(ニシケン)シングル「WHO'S GONNA SAVE US」収録の「MIDNIGHT CELEBRATION II」、アルバム『ANTI』収録曲「MIDNIGHT CELEBRATION II anti mix」の編曲者として参加

作品

ソロ

フィジカルシングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番 最高順位 収録アルバム
1st 2001年10月17日 evergreen 8 cmCD KSDL-1223 1位 ROENTGEN
12cmCD KSCL-411
2nd 2001年12月12日 Angel's tale 8cmCD KSDL-1224 2位
12cmCD KSCL-424
3rd 2002年2月27日 SHALLOW SLEEP 8cmCD KSDL-1225 2位
12cmCD KSCL-441
4th 2003年6月4日 HELLO 12cmCD (CCCD) KSCL-545 1位 666
2005年10月26日 12cmCD (CD-DA) KSCL-957
5th 2003年11月6日 HORIZON 12cmCD (CCCD) KSCL-626 6位
2005年10月26日 12cmCD (CD-DA) KSCL-961
6th 2005年10月5日 COUNTDOWN 12cmCD KSCL-888 1位 FAITH
7th 2006年2月22日 SEASON'S CALL 12cmCD+DVD KSCL-942〜943 1位
12cmCD KSCL-944
8th 2018年6月20日WHO'S GONNA SAVE USデジタル・ダウンロード6位 ANTI
2018年6月27日 12cmCD+コンセプトブック UICV-9286
12cmCD UICV-5073
9th 2018年6月29日 AFTER LIGHT デジタル・ダウンロード 11位
2018年8月1日 12cmCD+コンセプトブック UICV-9288
12cmCD UICV-5074
10th 2018年10月2日 FAKE DIVINE デジタル・ダウンロード 7位
2018年10月24日 12cmCD+コンセプトブック UICV-9294
12cmCD+DVD UICV-9295
12cmCD UICV-5077
11th 2019年2月6日 ZIPANG デジタル・ダウンロード 7位
12cmCD+コンセプトブック UICV-9298
12cmCD+DVD UICV-9299
12cmCD UICV-5078
12th 2019年3月6日 MAD QUALIA デジタル・ダウンロード 8位
2019年3月20日 12cmCD+コンセプトブック UICV-9304
12cmCD+DVD UICV-9305
12cmCD+DVD UICV-9306
12cmCD UICV-5079
13th 2020年2月26日 BELIEVING IN MYSELF/INTERPLAY デジタル・ダウンロード 6位 -
2020年3月18日 12cmCD+DVD UICV-9321
12cmCD UICV-5083
14th 2020年11月6日 LET IT OUT デジタル・ダウンロード 8位
2020年11月25日 12cmCD+DVD UICV-9329
12cmCD UICV-5085
15th 2021年6月25日 NOSTALGIC デジタル・ダウンロード 5位
2021年10月6日 12cmCD+DVD UICV-9339
12cmCD UICV-5086
16th 2021年11月24日 FINAL PIECE デジタル・ダウンロード 8位
12cmCD+DVD UICV-9341
12cmCD UICV-5088

デジタルシングル

  発売日 タイトル 規格 備考
1st 2020年10月16日 HALLOWEEN PARTY -プペルVer.- デジタル・ダウンロード HYDEが企画し結成したバンド、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAの楽曲のセルフカバー。
2nd 2020年12月25日 DEFEAT デジタル・ダウンロード PlayStation 5・Xbox Series X/S用ソフト『デビルメイクライ5 スペシャルエディション』コラボレーションソング
3rd 2021年4月9日 ON MY OWN デジタル・ダウンロード 読売テレビ系アニメ『MARS RED』エンディングテーマ
4th 2022年10月21日 PANDORA デジタル・ダウンロード PlayStation 4, PlayStation 5, Xbox One, Xbox Series X/S, Steam用ゲームソフト『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』テーマソング
5th 2023年6月6日 TAKING THEM DOWN デジタル・ダウンロード 『P真・北斗無双 第4章』タイアップ

アルバム

スタジオ・アルバム
  発売日 タイトル 規格 規格品番 最高順位
1st 2002年3月27日 ROENTGEN CD KSCL-444 5位
KSCL-445
2002年7月8日(日本を除くアジア限定) ROENTGEN english version CD 5077862
2004年10月14日 ROENTGEN.english CCCD+DVD KSCL-740/1
CCCD KSCL-742
2005年7月27日 CD-DA KSCL-868
2nd 2003年12月3日 666 CD+DVD KSCL-666/7 2位
CD KSCL-668
3rd 2006年4月26日 FAITH CD+DVD KSCL-999/1000 2位
CD KSCL-1004
4th 2019年5月3日 ANTI デジタル・ダウンロード 3位
2019年6月19日 CD+Blu-ray+2DVD+コンセプトブック+グッズ PDCV-1043
CD+Blu-ray UICV-9310
CD+2DVD UICV-9311
CD+コンセプトブック UICV-9312
CD UICV-1108
ベスト・アルバム
発売日 タイトル 規格 規格品番 最高順位
2009年3月18日 HYDE CD+DVD KSCL-1444/5 4位
CD KSCL-1446
BOX
発売日 タイトル 規格 規格品番 最高順位
2022年1月29日 HYDE COMPLETE BOX 2001-2003 2Blu-spec CD2+2Blu-ray KSCL-3360~3364 -

映像作品

ミュージック・ビデオ集
発売日 タイトル 規格 販売生産番号
2004年11月3日 ROENTGEN STORIES DVD KSBL-5787
ライヴビデオ
  発売日 タイトル 規格 販売生産番号
1st 2006年11月8日 FAITH LIVE 2DVD KSBL-5824/5
2007年6月20日 Blu-ray KSXL-1
2nd 2020年1月29日 HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY -WAKAYAMA- DVD UIBV-10129
2Blu-ray+2CD+BOOKLET UIXV-90129
Blu-ray UIXV-10129
3rd 2020年7月29日 HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL DVD UIBV-10057
2Blu-ray UIXV-90024/5
Blu-ray UIXV-10020
4th 2021年5月26日 HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE DVD UIBV-10058
2Blu-ray UIXV-90026/7
Blu-ray UIXV-10021
5th 2022年7月27日 HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 Complete Box 2Blu-ray+2CD UIXV-9002
HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 2Blu-ray UIXV-10022/3
2DVD UIBV-10059/60

ゲーム

発売日 タイトル 対応機種 開発会社 / 運営会社
2021年7月15日 HYDE RUN iOS/Android Grounding Inc. / Phoenixx, Inc.

参加・プロデュース作品

  発売日 タイトル アーティスト 内容 規格 規格品番
アルバム 1992年2月21日 殺意 Gilles de Rais 収録曲「SUICIDE」「殺意」の2曲に当時のL'Arc〜en〜Cielのメンバーtetsuya、hiro、peroと共にコーラス参加 CD EXC-007
アルバム 2003年12月3日 Crescent Gackt 収録曲「オレンジの太陽」の作詞・作曲を共作し、デュエット CD CRCP-40046
アルバム 2004年4月23日 OUR LAST DAY CASSHERN OFFICIAL ALBUM Various Artists 自身の楽曲「MASQUERADE」を収録 CD TOCT-25301〜2
シングル 2005年8月31日 GLAMOROUS SKY NANA starring MIKA NAKASHIMA 表題曲「GLAMOROUS SKY」の作曲・編曲を担当 CD AICL-1650
シングル 2012年10月17日2013年10月16日 HALLOWEEN PARTY HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA HYDEを中心に結成されたバンドによるハロウィンソング CD+DVD XNVP-00032/BXNVP-00033/B
アルバム2013年9月4日DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-Various ArtistsDEAD ENDの楽曲「Embryo Burning」をカバー CD AVCD-38651
アルバム2015年12月16日#globe20th -SPECIAL COVER BEST-Various Artistsglobeの楽曲「DEPARTURES」をカバーCD AVCG-70111~2AVCG-70113
アルバム2016年2月24日MIKA NAKASHIMA TRIBUTEVarious Artists中島美嘉に提供した楽曲「GLAMOROUS SKY」を英語でカバー(楽曲タイトルは「GLAMOROUS SKY [ENGLISH VER.]」)CD AICL-3064~5AICL-3066
アルバム2017年9月13日D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM〜Stairway to Heaven〜Various ArtistsD'ERLANGERの楽曲「LA VIE EN ROSE」をカバーCD WPCL-12767
アルバム2017年11月8日SAMURAI SESSIONS vol.2MIYAVI収録曲「All My Life」に参加CD+DVDCD TYCT-69120TYCT-60108
シングル 2018年3月7日 KISS OF DEATH (Produced by HYDE) 中島美嘉 表題曲「KISS OF DEATH」の作詞・作曲・プロデュース及び、収録曲「GLAMOROUS SKY (Re:Present 2018)」の作曲・プロデュースを担当 CD+DVDCD AICL-3494~5AICL-3492〜3AICL-3496
アルバム 2018年8月10日 Vessels (Japan Version) Starset収録曲「Monster feat. HYDE」に参加 デジタル・ダウンロード -
シングル 2018年10月3日 Red Swan YOSHIKI feat.HYDE表題曲「Red Swan」に参加 CD PCCA-70532PCCA-70533
アルバム 2018年10月3日 音量を上げて聴けタコ 〜音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ オリジナルコンピレーションアルバム〜 Various Artists収録曲「人類滅亡の歓び」の作曲を担当 CD+DVDCD KSCL-3110~1KSCL-3112
シングル 2020年10月8日2021年3月31日 BREAKING DAWN (Japanese Ver.) Produced by HYDE ジェジュン表題曲「BREAKING DAWN (Japanese Ver.)」の作詞・作曲・プロデュース デジタル・ダウンロードCD+DVDCD JJKD-56~57JJKD-58~59JJKD-60JJKD-61

書籍

種別 発売日 タイトル ISBN 発行
ライブ写真集 2003年11月 HYDE 666 ROCK ROCK ROCK ISBN 978-4-78-972120-2 ソニー・マガジンズ
バンドスコア 2004年3月12日 OFFICIAL BAND SCORE「666」 ISBN 978-4-78-972206-3 ソニー・マガジンズ
ライブ写真集 2006年11月8日 HYDE FAITH 3rd SOLO PROJECT PHOTOGRAPHS ISBN 978-4-83-561641-4 ぴあ
バンドスコア 2007年3月31日 OFFICIAL BAND SCORE「FAITH」 ISBN 978-4-83-561660-5 ソニー・マガジンズ
写真集 2008年6月27日 HYDE IS DEAD 2002-2008 ISBN 978-4-78-973310-6 ソニー・マガジンズ
自叙伝 2012年1月29日THE HYDE「寶井秀人」名義THE HYDE> 書籍|M-ON! BOOKS - エムオン・エンタテインメント 出版元のソニー・マガジンズ(現・エムオン・エンタテインメント)による商品紹介ページ ISBN 978-4-78-973518-6 ソニー・マガジンズ

バンド・ユニット

L'Arc〜en〜Ciel

VAMPS

ライヴ・コンサートツアー

公演日程 形態 タイトル 公演規模・会場
2002年3月29日・4月4日 単発イベント J-WAVE NET presents HYDE ACOUSTIC LIVE1都市2公演TOKYO FMホールグローリア・チャペル キリスト品川教会
2002年4月2日 単発イベント ROCK KIDS 802 presents HYDE SPECIAL ACOUSTIC LIVE1都市1公演フロインドリーブ神戸
2004年2月9日 - 3月17日 ライヴツアー HYDE 2004 FIRST TOUR 66611都市21公演CLUB CITTA' (2公演)CLUB DIAMOND HALL (2公演)Zepp Fukuoka (2公演)BAY5 SQUARE (2公演)広島CLUB QUATTRO新潟フェイズ (2公演)Zepp Sapporo (2公演)Zepp Osaka (2公演)和歌山GATEZepp Sendai (2公演)日本武道館 (2公演)
2006年4月1日 - 9月2日 ライヴツアー HYDE TOUR 2006 FAITH40都市51公演CLUB CITTA'水戸LIGHT HOUSE横浜BLITZTAKASAKI club FLEEZHEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2SHIBUYA-AX山梨KAZOO HALLHEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1郡山ヒップショット山形昭和SESSION青森QUARTER新潟LOTS長野CLUB JUNK BOX富山Club MAIRO金沢Eight Hall帯広MEGA STONE北見オニオンスタジオ旭川EDEN函館金森ホール岐阜Club-G豊橋LAHAINA浜松窓枠静岡JAMJAJAM神戸VARIT京都MUSE奈良ネバーランド和歌山GATE長崎DRUM Be-7佐賀GEILS熊本DRUM Be-9鹿児島CAPARVOホール宮崎WEATHER KINGOITA-T.O.P.S高知BAY5 SQUARE松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール高松オリーブホール米子BELIER岡山オルガホール広島CLUB QUATTROHOUSE OF BLUES Anaheim (米国公演)SFO-Slim's (米国公演)Zepp Fukuoka (2公演)Zepp Sappporo (2公演)Zepp Sendai (2公演)名古屋市総合体育館 レインボーホール大阪城ホール (2公演)横浜アリーナ (2公演)宜野湾市海浜公園 野外劇場
2011年11月25日・2012年1月29日 単発イベント HYDE 10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-2都市2公演新富良野プリンスホテル苗場プリンスホテル
2014年12月18日・19日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2014 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル
2015年12月19日・20日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2015 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル
2016年12月16日 - 18日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2016 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル
2017年12月16日・17日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2017 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル
2017年12月23日・24日 単発イベント HYDE Christmas Concert 2017 -黑ミサ TOKYO-1都市2公演幕張メッセ国際展示場4・5・6ホール
2018年5月2日 - 14日 コンサートツアー HYDE ACOUSTIC CONCERT TOUR 2018 -黑ミサ ASIA-5都市6公演Shanghai Luwan Gymnasium(上海)BJ-EXPO Theatre(北京)STAR HALL(香港)MCA Hall(クアラルンプール)BJ-EXPO Theatre(台北)
2018年6月29日 - 10月14日 ライヴツアー HYDE LIVE 20187都市33公演Zepp Tokyo (12公演)Zepp Sapporo (2公演)Zepp Nagoya (6公演)Sendai PIT (2公演)Zepp Osaka Bayside(6公演)DRUM LOGOS(2公演)BARK UP(2公演)熊本B.9 V1(1公演)
2018年10月6日・7日 単発イベント HYDE主宰 HALLOWEEN PARTY×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン20181都市1公演ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
2018年12月1日・2日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2018 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル
2019年1月23日・24日 単発イベント HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY TOKYO1都市2公演幕張メッセ国際展示場イベントホール
2019年1月28日 単発イベント HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY EVE HYDEIST ONLY1都市1公演ダイワロイネットホテル和歌山 ボールルームグラン
2019年1月29日・30日 単発イベント HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黒ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA1都市2公演和歌山ビッグホエール
2019年3月23日・24日 単発イベント Zepp Tokyo 20th Anniversary HYDE LIVE 20191都市2公演Zepp Tokyo
2019年3月27日 - 4月4日 ライヴツアー HYDE LIVE 2019 ASIA5都市5公演EH NECC HONG ARENA(上海)Beijing Century Theater(北京)HUAXI LIVE·528 M Space,(成都)KITEC STAR HALL(香港)Legacy MAX(台北)
2019年5月5日 - 5月26日 ライヴツアー HYDE LIVE 2019 US13都市13公演w/ IN THIS MOMENTLouisville Palace TheatreThe Sherman TheaterStage AEThe Fillmore Silver SpringVerizon CenterThe DistrictArvest Bank Theatre at the MidlandHEADLINEThe Middle East DownstairsReggies Rock Club1720ROCK FESTIVALWelcome to Rockville FestivalEpicenter FestivalJapan 2019 presents Japan Night
2019年6月22日 - 9月1日 ライヴツアー HYDE LIVE 20197都市26公演Zepp Tokyo (8公演)Sendai PIT (2公演)Zepp Fukuoka(2公演)BLUE LIVE HIROSHIMA(2公演)Zepp Osaka Bayside(6公演)Zepp Nagoya (6公演)Zepp Sapporo (2公演)
2019年12月7日・8日 単発イベント HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL1都市2公演幕張メッセ国際展示場4・5・6ホール
2019年12月14日 - 16日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2019 in Furano1都市2公演新富良野プリンスホテル
2020年9月5日 - 9月12日 単発ライヴ+配信 HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde1都市5公演Zepp Haneda+SHOWROOM (Acoustic Day:3公演、Rock Day:2公演)
2020年12月19日・20日(中止) 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2020 in Furano1都市2公演新富良野プリンスホテル
2020年12月26日 - 2021年3月7日 コンサートツアー HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE7都市11公演ぴあアリーナMM名古屋国際会議場センチュリーホールトークネットホール仙台東京国際フォーラム ホールA福岡市民会館 大ホール札幌文化芸術劇場hitaru大阪城ホール
2021年6月25日 - 2021年9月26日 コンサートツアー+一部公演配信 20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 202111都市14公演中野サンプラザホールグランキューブ大阪 メインホール(会場変更により中止)オリックス劇場(会場変更先)札幌文化芸術劇場hitaru静岡市民文化会館 大ホール千葉県文化会館仙台サンプラザホール川口総合文化センター リリア メインホールパシフィコ横浜 国立大ホール+17LIVE(8/14公演)福岡サンパレス名古屋国際会議場 センチュリーホール上野学園ホール
2021年7月31日・8月1日 単発コンサート+配信 20th Orchestra Concert 2021 HYDE HEIANJINGU1都市2公演平安神宮 特設ステージ+GLOBE CODING
2021年10月30日・31日 単発コンサート 20th Orchestra Concert HYDE 黑ミサ 2021 Halloween1都市2公演幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホールゲストアクト<オープニングアクト>ASH DA HEROペレ草田<ゲストアクト>ロザリーナ分島花音<ゲストボーカル>DAIGO手越祐也
2021年11月23日・24日 単発コンサート 20th Orchestra Concert HYDE 黑ミサ 2021 Wakayama1都市2公演和歌山ビッグホエールゲストアクト<ゲストボーカル>玉置成実
2021年6月18日 - 2022年8月7日 対バンライヴツアー HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH6都市12公演Zepp Haneda (2公演)KT Zepp Yokohama (2公演)Zepp Fukuoka(2公演)Zepp Osaka Bayside(6公演)Zepp Nagoya (2公演)Zepp Sapporo (2公演)ゲストアクト<ゲストアクト>ROTTENGRAFFTYcoldrainDragon AshTHE ORAL CIGARETTESGASTUNKTOTALFATCrossfaithCVLTENOISEMAKER
2022年9月4日 - 2022年9月11日 単発ライヴ+ライヴビューイング HYDE LIVE 20221都市6公演Zepp Haneda (6公演)ゲストアクト<ゲストアクト>ASH DA HERO
2022年12月9日 - 11日 単発イベント HYDERoom Presents 黑ミサ 2022 in Furano1都市1公演新富良野プリンスホテル

出演ライヴイベント

主宰ハロウィンイベント

HYDE主宰により2005年にハロウィンにライブイベント「HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD」を開催。3年後の2008年から2017年までは、VAMPS主宰で毎年イベントを開催しており、2010年以降のイベントは「HALLOWEEN PARTY」にライブタイトルを統一して実施している。また、2018年は前年に活動休止したVAMPS主宰でなくHYDE主宰として開催されたが、2019年は12年ぶりに開催が見送られた。

ハロウィン・ライヴと銘打っていることから、出演者、来場者ともに仮装をした上での参加を推奨しており、公式サイト内の注意事項にも「仮装していただけないと…亡霊たちの機嫌が悪くなってしまいますのでご注意ください!」と記載されている。主宰者であるHYDEも当然仮装をして出演している。

2012年には同イベント参加アーティストを中心に結成したHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAで、ハロウィンソング「HALLOWEEN PARTY」をリリースしている。

(※) VAMPSとして開催したライブ詳細は「VAMPS#ハロウィンイベント」を参照
公演日程 タイトル 会場 出演者
2005年10月29日 - 31日 HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD クラブチッタ川崎出演者一覧* HYDE* MONORAL* UVERworld* OLIVIA* HIGH and MIGHTY COLOR* 中島美嘉* yasu (Janne Da Arc)
2018年10月26日 - 28日 HALLOWEEN PARTY 2018 幕張メッセ国際展示場ホール9~11出演者一覧* HYDE* BREAKERZ* MY FIRST STORY* ももいろクローバーZ* 氣志團* DAIGO* 超特急* ゲスの極み乙女。* ジェジュン* 山中拓也 (THE ORAL CIGARETTES) (Special Guest)* TERU (GLAY) (Special Guest)* YOSHIKI (Special Guest)* HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA**ASH DA HERO**喜矢武豊(ゴールデンボンバー)**Shinya(DIR EN GREY)**逹瑯(MUCC)**柩 (GREMLINS / NIGHTMARE)**YUKI(Rayflower, DUSTAR-3)**ROLLY**分島花音**青木隆治**ペレ草田

出演フェス・イベント

(※) L'Arc〜en〜Cielとして出演したフェス・イベント詳細は「L'Arc〜en〜Ciel#出演ライブイベント」を参照
(※) VAMPSとして出演したフェス・イベント詳細は「VAMPS#出演ライブイベント」を参照
タイトル会場
2003年SONS OF ALL PUSSYS 『BUBBLE FESTiVAL』6都市10公演4月27日 名古屋ボトムライン4月28日 名古屋ボトムライン4月30日 福岡DRUM LOGOS5月1日 福岡DRUM LOGOS5月4日 横浜ベイホール5月6日 宇都宮VOGUE5月8日 なんばHatch5月9日 なんばHatch5月14日 赤坂BLITZ5月15日 赤坂BLITZ
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 20038月1日 国営ひたち海浜公園(シークレット出演)
2005年天嘉-四-12月25日 日本武道館(セッションのみ)
2006年天嘉-伍-12月25日 日本武道館(セッションのみ)
2007年JACK IN THE BOX 200712月26日 日本武道館(セッションのみ)
2008年JACK IN THE BOX 200812月27日 日本武道館(セッションのみ)
2009年JACK IN THE BOX 2009 SUMMER8月15日 幕張メッセ展示場1~3 ホール(セッションのみ)
JACK IN THE BOX 200912月27日 日本武道館(セッションのみ)
2010年JACK IN THE BOX 2010 SUMMER8月21日 幕張メッセ国際展示場4-6(セッションのみ)
JACK IN THE BOX 201012月27日 日本武道館(セッションのみ)
2011年JACK IN THE BOX 201112月27日 日本武道館(セッションのみ)
2016年MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary JACK IN THE BOX 201612月27日 日本武道館(セッションのみ)
2018年ROCK IN JAPAN FESTIVAL 20188月5日 国営ひたち海浜公園
音楽と髭達 2018 -ONE STORY-8月25日 HARD OFF ECOスタジアム新潟
テレビ朝日ドリームフェスティバル 20189月15日 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
氣志團万博2018 〜房総爆音爆勝宣言〜9月16日 袖ケ浦海浜公園
HALLOWEEN PARTY×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン 20181都市2公演10月6日 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン グラマシーパーク10月7日 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン グラマシーパーク
YOSHIKI 『YOSHIKI CLASSICAL 2018』11月15日 東京国際フォーラム ホールA(スペシャルゲスト)
ポルノ超特急2018 -5th ANNIVERSARY-12月23日 京都パルスプラザ
COUNTDOWN JAPAN 18/1912月29日 幕張メッセ国際展示場1〜11ホール
2019年Japan 2019 presents Japan Night5月12日 PlayStation Theater(アメリカ・ニューヨーク)(和楽器バンドとの対バン形式)
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 20198月3日 国営ひたち海浜公園
ブリング・ミー・ザ・ホライズン 『SUMMER SONIC 2019 EXTRA』8月19日 新木場STUDIO COAST(ゲストアクト)
MONSTER baSH 20198月25日 国営讃岐まんのう公園
スターセット 『DIVISIONS: 2019』米国・全35公演(サポートアクト)9月13日 Bogart's9月14日 Mr. Smalls Theatre9月15日 Reverb9月17日 The Fillmore9月18日 The NorVa9月20日 The Underground9月21日 Music Farm9月22日 Buckhead Theatre9月24日 Varsity Theatre9月25日 House of Blues Houston9月27日 Vibes Event Center9月28日 Canton Hall, Dallas9月29日 Diamond Ballroom10月1日 The Pressroom10月2日 The Regent10月4日 The Regency Ballroom10月5日 Ace of Spades, Sacramento10月7日 House of Blues San Diego10月9日 Cargo, Reno10月12日 Roseland Theater10月13日 Neptune Theatre10月14日 Knitting Factory10月16日 The Complex10月17日 Summit, Denver10月18日 Bourbon Theatre10月20日 Varsity Theater10月21日 House of Blues Chicago10月22日 Majestic Theatre10月24日 Theatre of Living Arts10月25日 Gramercy Theatre10月26日 Webster Theater10月27日 Paradise Rock Club10月29日 Rapids Theatre10月30日 The Majestic Theatre11月1日 EXPRESS LIVE!, Columbus, OH
EXPERIENCE Vol.111月24日 幕張メッセイベントホール
THE ORAL CIGARETTES 『COUPLING TOUR BKW STRIKES BACK 2019』11月26日 Zepp Nagoya
MUCC Presents Trigger In The Box12月28日 国立代々木競技場 第一体育館
COUNTDOWN JAPAN 19/2012月29日 幕張メッセ国際展示場1〜11ホール
2020年音楽配信LIVE "LIVE EX"7月24日 テレ朝動画(EX THEATER ROPPONGIからの配信)
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 20208月8日 or 9日 or 10日 国営ひたち海浜公園(中止)
JフェスアプリでROCK IN JAPAN8月10日 Jフェス(過去映像配信)
MONSTER baSH 2020 モンバス!オンライン8月23日 YouTube(過去映像配信)
氣志團万博2020 〜家でYEAH9月26日 Streaming+, Stagecrowd, WOWOW(配信)
2021年DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 202112月27日 日本武道館(セッションのみ)
2022年ROCK IN JAPAN FESTIVAL 20228月12日 千葉市蘇我スポーツ公園
SUMMER SONIC 20228月20日 ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
氣志團万博2022 〜房総魂〜9月18日 袖ケ浦海浜公園
THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2022 SPECIAL 〜KKB鹿児島放送開局四十周年&ミューFM エフエム鹿児島開局三十周年〜10月7日 南栄リース桜島広場&グラウンド

タイアップ

曲名 タイアップ
2001年 evergreen 『ユニクロ』CMソング(本人出演)
2002年 SHALLOW SLEEP 日本テレビ系番組「スーパーテレビ情報最前線」エンディングテーマ
A DROP OF COLOUR 松竹配給映画『化粧師 KEWAISHI』イメージソング
2003年 HELLO 『dwango いろメロミックス』CMソング(本人出演)
HORIZON 東映配給映画『スカイハイ 劇場版』主題歌
SWEET VANILLA 『dwango いろメロミックス』CMソング(本人出演)
MASQUERADE 松竹配給映画『CASSHERN』挿入歌
SHINING OVER YOU ニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフト『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』CMソング
2004年 THE CAPE OF STORMS 松竹配給映画『下弦の月〜ラスト・クォーター』主題歌(劇中ではLast Quarterとして歌われる)
2005年 COUNTDOWN ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント配給映画『ステルス』日本語版テーマソング
2006年 SEASON'S CALL MBS・TBS系アニメ『BLOOD+』オープニングテーマ
2019年 MAD QUALIA PlayStation 4, Xbox One, Steam用ゲームソフト『デビルメイクライ5』イメージソング
ANOTHER MOMENT 東海テレビ制作・フジテレビ系ドラマ『仮面同窓会』主題歌
2020年 BELIEVING IN MYSELF 東京マラソン2020 大会イメージソング
INTERPLAY 「パチスロ真・北斗無双」テーマソング
HALLOWEEN PARTY -プペルVer.- 東宝・吉本興業配給映画『えんとつ町のプペル』オープニング主題歌
DEFEAT PlayStation 5, Xbox Series X/S用ゲームソフト『デビルメイクライ5 スペシャルエディション』コラボレーションソング
2021年 ON MY OWN 読売テレビ系アニメ『MARS RED』エンディングテーマ
NOSTALGIC フジテレビ系番組『Love music』10月度エンディングテーマ
TVQ九州放送系番組『BARKUP TV』10月度オープニングテーマ
FINAL PIECE TVQ九州放送系番組『BARKUP TV』11月度オープニングテーマ
2022年朝日放送テレビドラマ+『ハレ婚。』主題歌
PANDORA PlayStation 4, PlayStation 5, Xbox One, Xbox Series X/S, Steam用ゲームソフト『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』テーマソング
2023年 TAKING THEM DOWN 「P真・北斗無双第4章」タイアップ曲
2024年夢幻フジテレビ系アニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』オープニングテーマ

ミュージック・ビデオ

監督曲名
荒船泰廣WHO'S GONNA SAVE US
石橋義正ZIPANG(Japanese Ver.)
ISSEILET IT OUT
遠藤研介BELIEVING IN MYSELF
Christian SwegalSEASON'S CALL
河野良武HELLO
小島淳二「HELLO」「COUNTDOWN
スズキダイシンMAD QUALIA (Japanese Version)」「MAD QUALIA (English Version)
ZUMIINTERPLAY
竹内スグルevergreen」「Angel's tale
辻川幸一郎HORIZON
二階健SHALLOW SLEEP」「THE CAPE OF STORMS」「SECRET LETTERS」「AFTER LIGHT」「FAKE DIVINE」「NOSTALGIC」「FINAL PIECE

出演

番組

※パーソナリティ出演のみ記載
  • HYDE CHANNEL(2019年6月18日 - 、ニコニコチャンネル)

CM・広告

  • AXIA Z (1994年)
  • ユニクロ UNISEX フリースフルジップ (2001年)
  • ドワンゴ いろメロミックス (2003年、2004年)
  • ジェムケリーGEREZZA (2008年、2009年)
  • ソニーモバイルコミュニケーションズ『au(KDDI/沖縄セルラー電話) Xperia UL SOL22』(2013年)
  • メルシャン カッシェロ・デル・ディアブロ(2024年) - アンバサダー就任

映画

  • MOON CHILD(2003年4月19日公開、松竹) - ケイ 役
  • 下弦の月〜ラスト・クォーター(2004年10月9日公開、松竹) - アダム・ラング 役
  • ファンタスマゴリー ザ・ゴーストショー(2022年10月1日公開、Nikaism Film Factory) - ロベルトソン 役

ドラマ

  • ハレ婚。 第6話(2022年2月20日、ABCテレビ) - 本人 役

アニメ

  • GO! GO! ピンカの大冒険(1998年、フジテレビ) - トドッキー 役
  • バクマン。(2011年、Eテレ) - 本人 役

使用機材

マイク

  • SHURE BETA 58A hyde Custom
hydeの「マイクを一つの武器としてカッコ良くしたかった」という思いから、グリップ部分に自身の名前とエングレイヴが彫られている『GiGS』、p.18、シンコーミュージック・エンタテイメント、2014年12月。また、グリップ上部には、拳銃のトリガーガードのような輪を付けており、ライヴではそこに指を通し、マイクを手元で回しながらパフォーマンスをすることが多い。

ギター

  • Fender Mustang Dakota Red 1965
  • Fender Mustang 1969 hyde custom『GiGS』、p.19、シンコーミュージック・エンタテイメント、2017年6月
  • Gibson Style-O
  • Gibson SG Malody Maker
  • Gibson Melody Maker SG rebuild by Zodiacworks
  • GRETCH SCH DUO JET 6128T-62『GiGS』、p.34、シンコー・ミュージック、2004年8月
  • P-Project AI-H
  • STEINBERGER GM4『GiGS』、p.16、シンコー・ミュージック、1998年12月
  • Zodiacworks Custom Made Guitar for hyde『ギター・マガジン』、p.20、リットーミュージック、2017年6月

サックス

  • Tenor sax Selmer SERIEⅡ

人物

趣味・嗜好

  • 雪に憧れがあるという。これはhydeが雪があまり降らない和歌山県和歌山市で育ったためで、hydeは「雪国の人はあんまり雪が好きじゃないらしいですけど、僕は雪のない所で育ってるから、すごくワクワクするんです」と述べている。その嗜好は作詞に反映されており、「winter fall」、「WHITE SONG」、「雪の足跡」など、冬や雪景色を舞台とした歌詞を多く手掛けている。一方で、バンドメンバーであるkenは、近畿地方では比較的に雪が多く降る地域にあたる滋賀県米原市で育ったこともあり、「雪はあまり好きじゃない『音楽と人』、p.101、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2004年4月号」という。また、雪に対する憧れを抱くようになったのは、子どもの頃に見たフジテレビ系列で放送されたドラマ『北の国から』の影響も強いという。そのため、北海道は特に好きな地域だといい、2014年冬にhydeがソロ名義で開催して以降、毎年冬の恒例となったイベント「黒ミサ」も、北海道・富良野市からスタートしている。
  • メジャーデビュー前はさほどメジャー志向ではなかったといい、hydeは「そんな売れるわけでもなく、売れないわけでもなく、息の長い感じになりたかった『ROCKIN'ON JAPAN』、p.65、ロッキング・オン、2002年4月号」と述べている。2011年のインタビューでは、hydeは「正直言うと、僕はそんなに売れっ子アーティストになりたかったわけでもなく。まさかテレビで歌うとかそこまで思ってなかったL’Arc~en~Ciel ベストアルバム『TWENITY 1991-1996』『TWENITY 1997-1999』『TWENITY 2000-2010』インタビュー(hydeインタビュー) - exicteMUSIC」と述べている。一方、同じインタビューで「いざこの世界に入ってきて自分の芸術を表現したいときって、売れてないと出来ないことが多くて。そこでやっぱどんどん拍車がかかったんだと思う」とも述べており、バンドがメジャーシーンに向かっていった過程について語っている。
  • 好きな食べ物の一つとして、大阪王将のふわとろ天津飯を挙げている『大阪王将』の“ふわとろ天津飯”、メニュー名変更はhydeの影響か – exciteニュース(2017年4月4日)。ちなみに、HYDEの全面監修のもと制作されたゲーム『HYDE RUN』ではアイテムとして天津飯が登場する。
  • 好きな漫画として『ドラえもん』、『デビルマン』、『うる星やつら』、『ねこぢる』、『DEATH NOTE』などを挙げている。2012年には、ドラえもん誕生100年前を記念した雑誌『ドラえもん100』にコメントを寄せている厳選100本収録の「ドラえもん100」にHYDE、金爆ら登場 - コミックナタリー。また、中学生の頃はたがみよしひさの作品が好きで愛読していたという。さらに、近年では漫画家・NONの作品を愛読しており、『ハレ婚。』や『adabana-従花-』を読んだというHYDEが“推し”を公言しファンざわつく - modelpress。『ハレ婚。』の単行本13巻の帯にはhydeがコメントを寄せている。
  • 映画はホラー映画を特に好んで見ており、hydeは「ホラー好きは多分ね、メタルから来てるんだよ。メタルとホラーってイコールな所があると思ってて著者:寶井秀人『THE HYDE』、p.164、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日」「特に上京してからは、近所のレンタルビデオ屋さんで、A級、B級、C級と片っ端からホラー映画を借りてた」と述べている。ちなみに、昔はスプラッター映画も好んでいたが、最近は観れなくなったというHYDE編 ねえ、みんな家で何してる? Vol.24 “あの映画”が誘い続けるものだから…… - ナタリー。
    • 『ブレードランナー』や『AKIRA』といったSF映画も好んでおり、L'Arc〜en〜Cieの楽曲である「metropolis」『B-PASS』、p.38-p.39、シンコーミュージック・エンタテイメント、1994年3月 や「NEXUS 4」映画『ブレードランナー』の原作となった、フィリップ・K・ディックの小説のタイトル『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を引用した一節が歌詞に存在する の歌詞でその嗜好がうかがえる。また、2019年にソロで行ったライブツアーでは両作品を意識したステージセットを取り入れている。他にも、L'Arc〜en〜Cielが1994年にリリースしたイメージビデオ『Siesta 〜Film of Dreams〜』に収録された自身が主演・企画した映像作品「窓 -Fenêtre-」において、映画『ブレードランナー』に登場する、ルトガー・ハウアー演じるレプリカントが肩に鳩を乗せているシーンを意識した場面が存在する『FOOL'S MATE』、p.15、フールズメイト、1994年3月。
    • 一番好きな映画として『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げている。映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の『序』と『破』はL'Arc〜en〜Cielのメンバー4人で映画館を貸し切って鑑賞している。その後の『Q』と『シン』も鑑賞しているという。

エピソード

  • 中学生の頃はサッカー部だったが、球拾いが面倒で3日間で辞め帰宅部になっている『ROCKIN'ON JAPAN』、p.59、ロッキング・オン、2002年4月号。辞めて以降は、友達と音楽を探す遊びをしていたという。
  • かつてはラーメン屋、ドーナツ屋(ミスタードーナツ)、ビリヤード場、焼き芋屋など、いろいろなアルバイトをやっていたという。
  • プロミュージシャンになる決意をしたとき、その旨を母親に伝えたところ、「将来、本当にミュージシャンになりたいんだったら、今すぐやれ。お金を貯めてとか、そうやって、どんどん時期を逃すな著者:寶井秀人『THE HYDE』、p.26、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日」と言われたといい、その言葉を受けてお金を借りてすぐに大阪に出たという。
  • ミステリアスなアーティストに憧れ、そういった存在になりたいという思いから、長らく自身のプロフィールを公開していなかった。そのため、メディアに出身地を詮索され、「出身地の和歌山が恥ずかしいんだろう」と言われることがあり、「(出身地が恥ずかしいから隠すような)その考え自体がカッコ悪いって思ってたのに、自分もそう見られてたなんて、それは凄い悔しかった」と述べている。
    • 本名については、L'Arc〜en〜Ciel活動初期より、hyde(ハイド)を並べ替えたアナグラムの「土居 八郎(どい はちろう)」と自ら冗談交じりに述べていたが2012年のL'Arc〜en〜Cielファンクラブ限定ライブ(横浜アリーナ)では、「土居八製菓 無糖マシュマロ」という本人プロデュースのジョークグッズも作成、販売した。また、同グッズ包装袋の裏面には、「菓匠 土居八製菓」「創業者 土居八郎」という記載がある。、前述の自叙伝にて、本名が「寶井 秀人(たからい ひでと)」であることを正式に公表した。ただ、本名をメジャーデビューのタイミングで公表しようと考えたことがあったといい、hydeは「沢田研二=ジュリーみたいになろうと思って」「その頃は、メジャーデビューっていう大げさな感じを避けてたし、忙しくて気がついたら通り過ぎてたんだ」と述べている。
    • 身長については、インターネット上で156 cmであるとの説が流布されていたが、前述の自叙伝でそのことについて言及し、自身の身長が161 cmであることを明かした著者:寶井秀人『THE HYDE』、p.42、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日。
  • 2001年にソロ活動を始めた経緯として、「自分が予想したところに向かう創作っていうのを一度やってみたい」という想いの他に「もうバンドがうんざりだった」という気持ちがあったという。また、hydeは「ソロでいろんな世界観があって”面白いな”と思ってるのに、バンドに帰るとあまり良くない雰囲気だったりして、"こんなの意味あるかな?"と思って一時期は"もう辞めようぜ"ってなった」という思いがL'Arc〜en〜Cielが活動再開した後もしばらくはあったという。事実、2001年にL'Arc〜en〜Cielが事実上の活動休止となった際に、hydeはバンドからの脱退を考えていたという。
    • 2021年にJ-WAVE系番組『WOW MUSIC』に出演した際に、hydeは「10年経って20年経つと、逆の意味でリスペクトが始まる、メンバーに対して」「"リーダーって大変なんだな"ってそういう意味でやっぱりtetsuyaさんへのリスペクトだったり、作曲で考えるとkenさん凄いなとか思ったり、yukihiroさんのストイックな部分だったりとか、改めて。自分に余裕が出てきたからかもしれないけど、"やっぱ凄いなこの人達"って思えるようになりましたね、30年経って。あの時もし解散してたら、この感覚は得られなかったんだろうなと思いますね」と述べている。

交流関係

注釈

参考文献・出典

参考文献

  • 『ROCKIN'ON JAPAN』、ロッキング・オン、2002年4月号
  • 『THE HYDE』、ソニー・マガジンズ、2012年1月29日
  • 『別冊カドカワScene07』、株式会社KADOKAWA、2021年7月5日

関連項目

  • L'Arc〜en〜Ciel
    • ken
    • tetsuya
    • yukihiro
    • sakura
    • P'UNK〜EN〜CIEL
  • VAMPS
    • K.A.Z
  • HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
  • 作詞家一覧
  • 作曲家一覧
  • ポピュラー音楽の音楽家一覧 (日本・個人)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/20 08:44 UTC (変更履歴
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