ドナタス・バニオニス : ウィキペディア(Wikipedia)

ドナタス・バニオニス(Donatas Banionis, 1924年4月28日 - 2014年9月4日)リトアニアのカウナス出身の俳優。

略歴

1924年、ソ連併合前のリトアニアのカウナスに生まれる(1940年にリトアニアはソ連に併合される)。10代から有名なリトアニアの劇場の舞台に立つ。1950年代後半から映画にも出演しはじめ、ソ連で人気の俳優となる。日本ではアンドレイ・タルコフスキー監督作品『惑星ソラリス』の主人公である心理学者役で知られている。

その他の代表作は、『情熱の生涯ゴヤ』では悩める宮廷画家ゴヤを、『人間ベートーベン』ではドイツの大作曲家ベートーヴェンをそれぞれ演じた。また、ニューヨークを舞台にしたアメリカ映画で、1969年から84年までの長期に渡って撮影が続けられた異色作『時を数えて、砂漠に立つ』では、監督・脚本・撮影クルーの一員として参加したことでも知られる。2000年代以降もヨーロッパやカナダを中心に夥しい数の作品に出演し、個性的な名バイプレイヤーとして親しまれていた。

2014年9月4日、リトアニアのヴィリニュスにて、脳卒中のため死去。

作品

  • SOS北極.../赤いテント Krasnaya palatka (1969)
  • 時を数えて、砂漠に立つ He Stands in a Desert Counting the Seconds of his Life (1969~1984)
  • リア王 Korol Lir (1970)
  • 情熱の生涯ゴヤ Goya - oder Der arge Weg der Erkenntnis (1971)
  • 惑星ソラリス Solaris (1972)
  • 人間ベートーベン Beethoven - Tage aus einem Leben (1976)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/07/10 00:19 UTC (変更履歴
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