デミ・ムーア : ウィキペディア(Wikipedia)

デミ・ムーア(Demi Moore , 1962年11月11日 - )は、アメリカ合衆国の女優。

来歴

ニューメキシコ州ロズウェルで生まれるが、トラブルの多い幼少時代を過ごした。両親はデミが生まれる前、結婚2か月で別れてしまう。生後3カ月で母親が再婚するが、養父が職を次々に変えたために何度も引っ越しをした。養父は1980年、デミの母親と離婚した2年後に自殺している。実母は飲酒運転や放火などで逮捕歴のある人物であった。

女優になるため16歳で学校をやめ、モデルとして活躍。1982年、ソープ・オペラに出演するチャンスを掴み注目されるが、同時に麻薬を使用するようになってしまう。『セント・エルモス・ファイアー』を撮影中、ハイの状態のままセットに現れた彼女を、監督のジョエル・シュマッカーはクビにしたこともあった。その後治療を受けて回復。この頃、ナターシャ・キンスキーと出会い、彼女から肯定的な生き方を学ぶDemi Moore opens up about dark childhood, reviving her mother after overdose in upcoming memoir Hindustan Times, Delhi | By HT Correspondent | Sep 13, 2019 05:52 PM IST。

1990年の『ゴースト/ニューヨークの幻』のヒットで有名になる。

2003年の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』では、役作りのために2600万円以上を美容・整形に使っている。豊胸手術は特に有名。

私生活

プライベートでは1980年、18歳のときに歌手と最初の結婚をするが4年後に離婚。『セント・エルモス・ファイアー』で共演したエミリオ・エステベスと婚約したが3年後に破棄。1987年、8歳年上のブルース・ウィリスと再婚し、13年間の結婚生活を経て2000年に離婚毒家族に生まれてVol.7  弱さのために娘をレイプさせたデミ・ムーアの母と薬漬けの父 - Peachy - ライブドアニュース。ブルース・ウィリスとの間には3人の娘をもうけ、女優のルーマー・ウィリスがいる。2005年には16歳年下の俳優アシュトン・カッチャーと結婚した。この挙式にはブルース・ウィリスも出席している。2011年11月7日、アシュトン・カッチャーと破局したと報道されたが、正式に離婚を申請したのは2012年12月だった。

モデル時代に撮ったヌード写真が流出したり、妊娠中にヌードを披露Anderson, Susan Heller. "Chronicle". The New York Times. July 11, 1991. Retrieved March 28, 2008.したりといったことでも話題になった。

プロデューサーとしても活動しており、『オースティン・パワーズ』シリーズのプロデューサーの一人でもある。

バービー人形のコレクターである。

出演作品

公開年邦題原題役名備考
1981 恋人たちの選択Choices コリー
悪魔の寄生虫パラサイト Parasite パトリシア
1982 病院狂時代Young Doctors in Love インターン クレジットなし
1984 アバンチュール・イン・リオ''Blame It on Rio ニッキー
恋人ゲーム No Small Affair ローラ・ヴィクター
1985 セント・エルモス・ファイアーSt. Elmo's Fire ジュールズ
1986 きのうの夜は…About Last Night... デビー
ワン・クレイジー・サマーOne Crazy Summer カサンドラ
1987 ウィズダム/夢のかけらWisdom カレン・シモンズ
1988 第七の予言The Seventh Sign アビー・クイン
1989 俺たちは天使じゃないWe're No Angels モリー
1990 ゴースト/ニューヨークの幻Ghost モリー・ジャンセン
1991 絶叫屋敷へいらっしゃいNothing But Trouble ダイアン
愛を殺さないでMortal Thoughts シンシア
夢の降る街The Butcher's Wife マリーナ
1992 ア・フュー・グッドメンA Few Good Men ジョアン・ギャロウェイ少佐
1993 幸福の条件Indecent Proposal ディアナ・マーフィー
1994 ディスクロージャーDisclosure メレディス・ジョンソン
1995 スカーレット・レターThe Scarlet Letter ヘスター
DearフレンズNow and Then サマンサ・アルバートソン
1996 陪審員The Juror アニー
ノートルダムの鐘The Hunchback of Notre Dame エスメラルダ アニメ映画、声の出演
素顔のままでStriptease エリン・グラント
スリーウイメン/この壁が話せたらIf These Walls Could Talk クレア テレビ映画、兼製作総指揮
1997 G.I.ジェーンG.I.Jane ジョーダン・オニール
地球は女で回ってるDeconstructing Harry ヘレン
2000 薔薇の眠りPassion of Mind マーサ・マリー / マーティ・タリッジ
2002 ノートルダムの鐘IIThe Hunchback of Notre Dame II エスメラルダ アニメ映画、声の出演
2003 チャーリーズ・エンジェル フルスロットルCharlie's Angels: Full Throttle マディソン・リー
2006 ゴースト・ライト Half Light レイチェル
ボビーBobby ヴァージニア・ファロン
2007 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生Annie Leibovitz: Life Through a Lens ドキュメンタリー
ダイヤモンド・ラッシュFlawless ローラ
Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼Mr. Brooks トレーシー・アトウッド
2009 幸せがおカネで買えるワケThe Joneses ケイト
最強のきずなHappy Tears ローラ
2010 BUNRAKUBunraku アレクサンドラ
2011 アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たちAnother Happy Day パティ
マージン・コールMargin Call サラ・ロバートソン
2013 少女が大人に変わる夏Very Good Girls ケイト
2015 ワイルドガンForsaken メアリー・アリス・ワトソン
2016 素敵な遺産相続Wild Oats クリスタ
ブラインド 朗読する女Blind スザンヌ・ダッチマン
2017 ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティーRough Night リア
2017-2018 Empire 成功の代償Empire クラウディア テレビシリーズ、シーズン3から4
2020 ソングバードSongbird パイパー・グリフィン
BRAVE NEW WORLD/ブレイブ・ニュー・ワールドBrave New World リンダ Peacock ドラマシリーズ

受賞歴

年度 部門 作品名 結果 備考
ゴールデングローブ賞 1990年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 『ゴースト/ニューヨークの幻』
ゴールデンラズベリー賞 1991年 主演女優賞 『夢の降る街』、『絶叫屋敷へいらっしゃい』
1993年 『幸福の条件』
1995年 『スカーレット・レター』
1996年 『陪審員』、『素顔のままで』
スクリーンカップル賞 『素顔のままで』 バート・レイノルズと共同
1997年 主演女優賞 『G.I.ジェーン』
2000年 『薔薇の眠り』
2003年 助演女優賞 『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』
MTVムービー・アワード 1993年 女優賞 『ア・フュー・グッドメン』
1994年 『幸福の条件』
キス賞 ウディ・ハレルソンと共同
魅惑的な女優賞
1995年 MTVムービー・アワード 『ディスクロージャー』
魅惑的な女優賞
1996年 魅惑的な女優賞 『スカーレット・レター』
1998年 格闘シーン賞 『G.I.ジェーン』 ヴィゴ・モーテンセンと共同
2004年 『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』

参考文献

関連文献

外部リンク

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