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テリーギリアム監督の映画「バンデットQ」のラストシーンでの会話消防士「火事の原因は日曜調理器の加熱です」夫婦「なぜ?今日は木曜日だよ!」このジョークと夫婦の爆発がチンプンカンプンです....。ジョークの意味と最後の爆発をどなたか御教えください!
質問日時: 2009/02/16 11:15:20
解決日時: 2009/02/22 23:54:33
実は、あれは少年の頭の中の地獄絵図を描いた映画なんです。異世界へ行く前にも、煙が辺りに立ちこめ、サイレンが鳴っているという意味の台詞があります。あれは現実世界の火事を暗示してます。要するに「調理器による」火事が起き、少年が父母の死を目撃し、精神的に錯乱を起こした中、ショーン・コネリー扮する消防士に助けられて、意識を取り戻すまでを「幻想世界の旅」として描く、という映画なのです。旅=現実逃避している間に(少年の頭の中で)日が過ぎていき、(少年の頭の中の)夫婦は木曜日と勘違いしている。あの夫婦は彼の頭の中にしかいない。だから意識が戻った彼の中で「悪魔の塊」=真実に触れた夫婦は「爆死」=現実と同じに消えてしまうのです。これは「ブラジル」のクライマックスと全く同じで、「辛い現実から幻想世界へ逃げることは、それがその人にとって真実であるなら何も悪いことではない」という、ギリアム永遠のテーマの始まりでした。「バンデットQ」で伝わらなかったと知ったギリアムは「ブラジル」「バロン」で更にテーマを推し進め、「フィッシャーキング」(他人の脚本ですが)で完成に至ります。最近の「ブラザーズ・グリム」「ローズ・イン・タイドランド」が今ひとつなのは既に彼の中でテーマが完結してしまっているからでしょう。追記:勘違いされると困るので補足しておきますが、これが一つの回答ではないところに「バンデットQ」という映画の素晴らしさがあります。つまり、あの異世界へ言ったことが真実で、行ってる間にあの家の時間だけが動き、周りの現実世界は日曜日のまま、そして最後に悪魔の塊に触れたことで両親は吹っ飛んでしまった、という文字通りの解釈も可能なのです。しかし、アガメムノン王が何故消防士と同じなのか。何故、旅に出る時に煙が充満したのか、火事の原因云々という台詞の組み合わせから、今まで描いたような解釈も可能である、ということです。だからこそ、この映画は素晴らしいのです。
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