佐藤秀明 : ウィキペディア（Wikipedia）

佐藤 秀明（さとう ひであき、1960年5月23日 - 2007年3月17日）は、秋田県秋田市土崎港出身のプロ野球選手（投手）。

来歴・人物

秋田市立港北小学校、秋田市立土崎中学校卒http://www16.plala.or.jp/OTOKO_AND_RUN/pro-player.html。秋田市立高等学校（現：秋田県立秋田中央高等学校）から東洋大学へ進学。東都大学リーグでは、最上級生となった春季リーグで、1年下のエース仁村徹とともに投手陣を支え優勝を果たす。同年の全日本大学野球選手権大会では、決勝で法政大学に敗れ準優勝。リーグ通算30試合に登板し5勝3敗。大学同期に後に阪神でもチームメイトとなる外野手の大野久がいた。

卒業後は社会人野球の日立製作所に進む。

の都市対抗野球に富士重工業の補強選手として出場「都市対抗野球大会60年史」日本野球連盟 毎日新聞社 1990年。

の都市対抗野球では日立のエースとして活躍、2回戦で熊谷組に敗退したが各球団の注目を浴びた。

1984年のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受け入団プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、254ページ。

から左の中継ぎとして起用され37試合に登板、リーグ優勝に地味ながら貢献した。西武との日本シリーズにも2試合に登板している。

もショートリリーフを中心に活躍する。

からは登板機会が激減。

オフに福家雅明と共に、住友一哉・南秀憲とのトレードで近鉄バファローズに移籍。

は中継ぎ、抑えに活躍し7勝4セーブ、救援投手陣の一角としてリーグ優勝を果たす。巨人との日本シリーズでは2試合に登板、第2戦では勝利投手になる。

には登板がなく、同年限りで現役を引退した 。

引退後は球界には残らず阪神甲子園球場至近で焼肉店を開業・運営していたが、2007年3月17日、脳内出血のため西宮市内の病院で46歳で死去。

詳細情報

年度別投手成績

	阪神	37	0	0	0	0	0	2	0	--	.000	144	35.1	33	3	6	0	2	17	1	0	13	13	3.31	1.10
		46	0	0	0	0	2	1	1	--	.667	259	58.2	71	4	10	1	1	23	0	0	32	29	4.45	1.38
		3	0	0	0	0	0	0	0	--	----	17	2.2	8	1	0	0	0	0	0	0	5	4	13.5	3.00
		4	0	0	0	0	0	0	0	--	----	6	0.2	3	0	1	0	0	1	0	0	1	1	13.50	6.00
	近鉄	47	0	0	0	0	7	3	4	--	.700	339	81.2	89	4	20	2	2	34	0	0	38	33	3.64	1.33
		29	0	0	0	0	0	4	1	--	.000	165	36.2	44	8	11	2	0	17	0	0	27	19	4.66	1.50
		27	1	0	0	0	1	1	0	--	.500	164	40.0	41	5	7	0	0	21	2	0	19	19	4.28	1.20
通算：7年		193	1	0	0	0	10	11	6	--	.476	1094	255.2	289	25	55	5	5	113	3	0	135	118	4.15	1.35

記録

• 初登板：1985年5月26日、対中日ドラゴンズ8回戦（阪神甲子園球場）、9回表に4番手として救援登板・完了、1回無失点
• 初奪三振：同上、9回表に谷沢健一から
• 初セーブ：1986年5月31日、対横浜大洋ホエールズ10回戦（阪神甲子園球場）、7回表に3番手として救援登板・完了、3回4失点（自責点2）
• 初勝利：1986年7月4日、対読売ジャイアンツ13回戦（阪神甲子園球場）、5回表に2番手として救援登板、2回無失点
• 初先発：1991年8月11日、対福岡ダイエーホークス18回戦（藤井寺球場）、3回2失点

背番号

• 24 （1985年 - 1988年）
• 22 （1989年 - 1992年）

関連項目

• 秋田県出身の人物一覧
• 東洋大学の人物一覧
• 阪神タイガースの選手一覧
• 大阪近鉄バファローズの選手一覧

外部リンク