坂田明 : ウィキペディア(Wikipedia)

坂田 明(さかた あきら、1945年2月21日 - )は、日本のジャズ・サクソフォーン奏者、タレント、俳優。ミジンコ研究家としても知られている。

息子もミュージシャンで、元・バンド「Polaris」のドラマー坂田学。

プロフィール

広島県呉市広長浜生まれ。広島大学水畜産学部水産学科卒業後、1969年に上京し「細胞分裂」を結成。1972年から1979年末まで山下洋輔トリオに在籍。激しいサックス演奏で知られるようになる。同トリオを脱退後は、さまざまなグループの結成・解体を繰り返し、2000年から「坂田明mii(みい)」を中心に活動。現在は「坂田明Trio」、「坂田明&chikamorachi」でのレギュラーユニットの活動と同時に、内外のミュージシャンとのフリー・セッションを行なっている。

ミジンコとの関わり

広島大学水畜産学部水産学科(現・生物生産学部)の卒業生であり、2003年には長年にわたるミジンコの研究・普及活動が認められ、日本プランクトン学会から特別表彰された。2007年には東京薬科大学生命科学部客員教授に就任した。坂田明氏(ジャズサックス奏者、ミジンコ研究家)が本学部客員教授に 東京薬科大学生命科学部

タレント活動

山下洋輔をはじめ、赤塚不二夫タモリらとは古くからの友人であり、タモリの持ち芸として知られるハナモゲラ語の元祖でもある週刊サンケイ サンケイ新聞出版局 1982年2月18日号 184頁。(当時は「坂田カブキ」とも呼ばれる)。

1982年のセイコー腕時計「ハイブリッド」のテレビCMのユニークなパフォーマンスで一気に有名になった。商品名をもじった「ハイブリッド人間」は、当時の流行語となった。CMは1990年代にテイジン、2005年に、KINCHOのゴキブリ用殺虫剤「コックローチ」で輪島功一と共に学ラン姿で出演している。

ディスコグラフィ

  • Counter Clockwise Trip
  • Peking
  • Tenoch Sakana
  • Pochi
  • 20人格
    • 収録曲の「新童謡パート1」が「ひらけ!ポンキッキ」のミニコーナーで使われた。
  • 死ぬときは別
  • 4 O'Clock
  • Live-dub
  • Dance
  • 下駄はいてこなくっちゃ
  • Trauma
  • DA-DA-DA
  • Tacology
  • Akira Sakata vs Spherical Sound
  • MOOKO(蒙古)
  • Silent Plankton
  • Nano Space Odyssey
  • どうでしょう?!(How's That)
  • 海La Mer/Harpacticoida
  • Scenic Zone/ gazelle
  • Fisherman's.com
  • 108 Desires
  • 坂田さんとTOY-Live at PIT INN-
  • A SAKATA/KAIGARABUSHI DJ KRUSH REMIX
  • 赤とんぼ
  • かなしい EXPLOSION
  • チョット!(I'm here)

著書

  • 『ジャズ西遊記』晶文社, 1979.2
  • 『笑うかどで逮捕する!』(犀の本) 晶文社, 1983.10
  • 『エイズ・エイジの混同夢狂走曲』(アスファルト・ブックス)河出書房新社, 1987.4
  • 『クラゲの正体』晶文社, 1994.11
  • 『瀬戸内の困ったガキ』晶文社, 1994.8
  • 『ミジンコ道楽 その哲学と実践』(The new fifties) 講談社, 1997.11
  • 『私説ミジンコ大全 人間とミジンコがつながる世界認識』晶文社, 2013.1

共著

映画

  • 彼女が水着にきがえたら
  • 風の歌を聴け ジェイ
  • 226 大木伍長役
  • 野ゆき山ゆき海べゆき サキの父役

テレビ

  • クイズ!タモリの音楽は世界だ
  • 豊なる干潟~坂田明が見た豊前海の神秘(大分朝日放送制作・テレビ朝日系で放送)

CM

  • カシオ・デジタルホーン
  • 服部セイコー 腕時計 ハイブリッド(1982年)
  • 紀文 竹輪(1987年)
  • テイジン
  • KINCHO コックローチ(2005年)

DVD

参考文献

  • 季刊・analog「連載:PIT INN その歴史とミュージシャンたち」、音元出版

関連項目

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/01/24 10:05 UTC (変更履歴
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