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ギャスパー・ノエ「アレックス」は何をいいたい映画なの?ギャスパー・ノエ「アレックス」は何をいいたい映画なのでしょうか?人間(社会)の美と醜が立て続けに出てきて、なんだか見ていてつらいのですが、吐き気を覚える映像の後、涙がでるほど感動します。①あの映画は何を言いたい映画なんでしょうか?②原題ってアレックスじゃないですよね、現代のフランス語の意味ってなんですか?
質問日時: 2008/12/26 05:43:24
解決日時: 2009/01/09 18:50:57
現代のフランス語は「不可逆」という意味です。要約すると、後戻りできない、過ぎた過ちを取り戻せないといった意味。全ての映像は逆回しで構成されていますので、終わりから見るとよくわかります。販売用DVDには逆から再生する機能もついています。ギャスパーは人生に悲劇は隣り合わせという事を幸せと残虐な暴力シーンをおりまぜながら伝えたかったのだと思います。”事実上の冒頭”にも「時は全てを破壊する」とあります。アレックスは妊娠していて、それを知ったマルキュスも幸せで一杯。友人ピエールとも長い付き合い。彼はアレックスが好きだがマルキュスの方が彼女に似合ってると心の底で思っている。妊娠の事実が嬉しいあまりにパーティー会場で薬を使ってハイになったマルキュスが女達にうつつを抜かした事に腹をたてたアレックスはわざとピエールに接近。このいざこざから二人は衝突し、アレックスは一人でメトロで帰ることになる。そこでレイプされてしまう。このシーンが印象的ですね。ギャスパーとモニカが1番力を注いだ部分。それを知ったマルキュスは友人と犯人に殴りこみにかかる。だが何が変わるわけでもなく。誰でも悲劇がおきると、あの時にさえ戻れれば…と思いますがそれはできない事。ギャスパーが言いたいのはこれです。だからわざわざ時間を逆にして回しています。
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