カール・ブラウン : ウィキペディア(Wikipedia)

カール・ブラウン(Karl Braun, 1952年 - )はドイツの民俗学者。

経歴

ドイツのバイエルン州ヴンジーデルに生れ、テュービンゲン大学でヘルマン・バウジンガーについて経験型文化研究(民俗学)を学んだ後、1985年から1990年までスペイン・カセレスのエストレマドゥーラ大学にドイツ語・ドイツ文化の教師として赴任したのを活かしてスペインの歴史・文化・民俗の研究にはげんだ。1992年にバウジンガーの下で18世紀の世相と性生活の歪みのテーマで学位を得、次いで1997年にマールブルク大学においてマルティーン・シャルフェの下で大部な闘牛論で教授資格を得た。その間、チェコのプラハ大学へ赴任し、帰国後、マールブルク大学、フランクフルト大学で教え、2002年にマールブルク大学の正教授となった。サラマンカ大学やマラガ大学の客員教授としても教えている。マールブルク大学社会科学部の学部長をつとめ、2011年から2015年までドイツ民俗学会会長をつとめた。

著作(日本語訳)

  • 「悪趣味?それとも儀式? - スペインの闘牛への民俗学からのコメント」(原著 1994年)河野眞訳・解説 愛知大学国際コミュニケーション学会『文明21』第29号(2012年11月)、pp.163 - 181.(愛知大学国際コミュニケーション学会編『動物倫理の西洋文化1』)

参考文献

  • インゲボルク・ヴェーバー=ケラーマン『ヨーロッパ・エスノロジーの形成:ドイツ民俗学史』(2003年 アンドレーアス・C・ビマーとジークフリート・ベッカーによる改訂版) 河野眞訳、文緝堂、2011年、p.202, 208.

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