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戦前の日本映画、特にサイレントのフィルムは相当数亡失しているようで、残っているほうが珍しいくらいです。大河内伝次郎の「血煙高田馬場」('28)についてですが、随分前殺陣シーンの滅多斬りをTV(NHKだと思います)で観たことがあります。つまり完全版という保障はないけれども現存しているということですが、しかし、視聴の機会はまるで聞いたことがありません。これはどういう訳でしょう。また、バンツマの傑作「雄呂血」も池袋文藝坐で何度か観ただけですが、レンタル・販売の話を聞いたことがありません。需要がないという判断なのでしょうか?
質問日時: 2008/06/16 01:38:24
解決日時: 2008/06/19 00:01:39
まず、ご指摘の作品は、完全な状態ではないものの、国立近代美術館フィルムセンターか[マツダ]さんが所蔵しているはずです。バンツマの方はDVD化もされているようです。ちなみに、日本映画で日本に無いものでも、NYのフィルムセンターやフランスのシネマテークにあり、「本家」の日本が外国から借りることもよくあります。恥ずかしい限りです。例えば、溝口健二の作品は、部分的なものを含めても、三分の一しか現存しておりません。なお、質問者さまは古い映画に造詣がお深いようですので、私のような若輩者の回答は釈迦に説法かもしれませんが、以下、亡失の原因を挙げておきます。1、古いフィルム(ナイトレートフィルム)は強可燃性で、保存状態が悪いと自然発火する。2、日本は映画を保存するという意識が低く、戦前は、上映終了のフィルムを販売したりしていた。3、戦前戦中の内務省検閲4、戦後のGHQ検閲5、関東大震災6、戦争時の空襲などちなみに、ハリウッド映画は、戦争を想定して、国内外の砂漠にフィルムのシェルターまで作っています。「文化を保存する」という意気込みが桁違いです。最後に、サイレント邦画の保存、上映活動をしている団体をご紹介します。少々お金がかかりますが、サイレント邦画にご関心がおありでしたら、入会をお薦めします。フィルムセンターとも協力関係にあり、信頼に足る団体です。http://www.matsudafilm.com/追伸やはりオリジナルをマツダさんが持ってるようですね(URLは下までご覧ください)http://www.matsudafilm.com/matsuda/c_pages/c_e_2j.htmlhttp://www.matsudafilm.com/matsuda/c_pages/c_fj.htmlhttp://www.matsudafilm.com/matsuda/f_pages/f_2j.html高田馬場の方は、37年日活のマキノ&稲垣版はありますね。NHKはこちらを使用したのでは??http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2008-03/kaisetsu_5.html大河内の方は、5~6分しか現存していません。http://www.r-school.net/program/event/post_147.htmlこれに関しても、マツダさんに問い合わせるのが一番ですね。
注)Yahoo!知恵袋内の情報を検索した結果を表示しております。