千葉直人 : ウィキペディア(Wikipedia)

千葉 直人(ちば なおと、1986年7月30日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) ・美浦トレーニングセンター所属の調教師。元騎手・調教助手。騎手時代、騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持していた。

来歴

2003年、4月にJRA競馬学校騎手課程第22期生として入学する。2006年、2月にJRA競馬学校騎手課程を卒業し騎手免許を取得し、成島英春厩舎所属騎手としてデビュー。

初騎乗は3月4日の中山競馬場第1レースで、16番人気だったハッピーステージに騎乗し15着。4月25日に浦和競馬場で行われたマルチスピリット特別で地方競馬初騎乗。6番人気だったカントウオウに騎乗し9着となる。12月2日に中京競馬場で行われた第1レースを5番人気だったオースミダイケンに騎乗して制し、JRA通算107戦目で初勝利を挙げた。

2007年、1月7日に障害競走で初騎乗し、10番人気だったコスモベリュームトに騎乗して10着となる。10月20日に東京競馬場でレース中に落馬。診察の結果、右上顎骨骨折と診断された。

2008年には減量特典3年目であることを活かし20勝をあげたが、減量特典がなくなった2009年以降は騎乗数が減少。その後は未勝利に終わり、若手騎手時代も含めて特筆すべき成績は残せず、通算984戦24勝、2012年11月30日付けで騎手を引退し、藤原辰雄厩舎所属の調教助手になった。その後、2013年8月に鈴木伸尋厩舎所属に変更している。

2022年12月8日、JRAより2023年度新規調教師試験合格者が発表され、調教師免許に合格となり、2023年1月1日付で調教師免許が交付された2023年度 新規調教師免許試験合格者 - JRAニュース(日本中央競馬会)2022年12月8日。騎手時代から調教師を目指しており、8度目の受験で夢を叶えた8度目の挑戦の元JRA騎手の千葉直人助手「誠実に向き合う」/調教師試験合格3助手が抱負 - 日刊スポーツ 2022年12月8日。技術調教師としてウシュバテソーロのドバイワールドCやブリーダーズCクラシックに帯同する。

騎乗成績

日付競馬場・開催競走名馬名頭数人気着順
平地初騎乗2006年3月4日2回中山3日1R3歳未勝利ハッピーステージ16頭1615着
初勝利2006年12月2日4回中京1日1R3歳上500万下オースミダイケン16頭51着
重賞初騎乗2008年7月13日2回福島8日11R七夕賞アクティブアクト15頭1311着
障害初騎乗2007年1月7日1回中山2日4R障害未勝利コスモベリュームト14頭1010着
年度平地競走障害競走
1着2着3着騎乗数勝率連対率複勝率1着2着3着騎乗数勝率連対率複勝率
2006年138119.008.034.101-
2007年345203.015.034.05901016.000.063.063
2008年201217393.051.081.125-
2009年074147.000.048.075-
2010年01254.000.019.056-
2011年01126.000.038.0770008.000.000.000
2012年00018.000.000.000-
中央242837960.025.054.09301024.000.042.042
地方0006.000.000.000 

おもな騎乗馬

  • クィーンオブキネマ(2007年岩室温泉特別)

調教師成績

2024年3月6日付けで厩舎を開業した。厩舎カラーは赤・黒・黄で、騎手時代に所属した成島英春の赤、調教助手時代の黒をベースにした藤原辰雄、黄色の鈴木伸尋で構成。厩舎エンブレムのフクロウには、「人馬共に苦労がない(不苦労)。視野を広く持って、いろんな角度から見る。大きく羽ばたく」の意味が込められている。

初出走は2024年3月9日中山2Rのムーラングリースで16着。騎手時代のデビュー戦も小桧山厩舎で、ムーラングリースも小桧山厩舎から引き継いだ馬である。

日付競馬場・開催競走名馬名頭数人気着順
初出走2024年3月9日2回中山5日2R3歳未勝利ムーラングリース16頭1616着
初勝利
重賞初出走
重賞初勝利
GI初出走
GI初勝利

主な管理馬

関連項目

  • 騎手一覧

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/10 00:42 UTC (変更履歴
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