岩間芳樹 : ウィキペディア(Wikipedia)
岩間芳樹(いわま よしき、1929年10月31日 - 1999年6月13日 )は、静岡県出身の脚本家。
来歴・人物
福島県立福島高等学校を経て、早稲田大学第一文学部に入学するも、学生時代にNHKラジオドラマで脚本家としてデビュー後、1952年に中退し脚本家に専念。民放ラジオやテレビ放送が始まるに合わせ脚本家として活躍する。
1983年には日仏合作のドラマ「ビゴーを知っていますか」でエミー賞国際優秀賞を受賞、1993年11月22日に放送された「定年、長い余白」で第12回向田邦子賞受賞するなど数々の賞を受賞。
1999年には映画「鉄道員(ぽっぽや)」の脚本を担当、ヒットさせるも同年6月13日腹部大動脈りゅう破裂のため死去。享年69。
代表作
テレビドラマ
- 『黒部の太陽』(1969年 日本テレビ放送網)
- 『天皇の世紀』(1971年 朝日放送)
- 『恋ちりめん』(1973年 日本テレビ放送網)
- 『おしどり右京捕物車』(1974年 朝日放送)
- 『まぼろしのペンフレンド』(1974年 日本放送協会)
- ポーラテレビ小説 『さかなちゃん』(1976年~1977年 TBSテレビ)
- 『赤い月』(1977年 日本放送協会)
- ライオン奥様劇場 『妻であること』(1977年 フジテレビ・NMC)
- 連続テレビ小説 『わたしは海』(1978年~1979年 日本放送協会)
- 『水中花』 (1979年 毎日放送)
- 『3年B組貫八先生』 (1982年~1983年 TBSテレビ)
- 『あっけらかん』 (1982年 日本テレビ放送網)
- 『オサラバ坂に陽が昇る』 (1983年 TBSテレビ)
- 『ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる』 第5・9・11回(1984年 朝日放送・テレビ朝日)
- 『大江戸神仙伝』 (1985年 日本テレビ放送網)
映画
- 『鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い』(1975)
- 『植村直己物語』(1986)
- 『鉄道員(ぽっぽや)』 (1999)
著書
- 陽はまた昇る(ルック社)
- さかなちゃん(三笠書房)
- 北上山系(三笠書房)
- わたしは海(日本放送出版協会)
- 望郷の星(ティビーエス・ブリタニカ)
- 3年B組貫八先生(集英社)
- 植村直己(ブロンズ新社)
- 岩間芳樹ドラマ特選集(近代文芸社)
- わがドラマ紀行(福島民報社)
作詞
- 明るいなかま (作曲/廣瀬量平)1962年 NHK教育
- 合唱組曲「海の詩」(作曲/廣瀬量平) - 第1曲「海はなかった」は、第42回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲。
- 冬・風蓮湖(作曲/高田三郎) - 第46回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲。
- 聞こえる(作曲/新実徳英) - 第58回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/29 23:29 UTC (変更履歴)
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