長門美保 : ウィキペディア(Wikipedia)

長門 美保(ながと みほ、1911年(明治44年)6月23日 - 1994年(平成6年)11月11日)は、日本の声楽家(ソプラノ)、歌手、オペラ歌手、翻訳家(訳詞家)、歌劇団主宰者・総監督、オペラ演出家。本名は鈴木 美保

経歴

福岡県若松市畑中p140『私の履歴書』には「福岡県」とのみ記載されている。(現: 北九州市若松区)出身。3歳の時、家族とともにドイツに渡り『私の履歴書』p489、幼時をドイツで過ごす。小学校1年のとき帰国し、日本女子大学附属豊明小学校に半年遅れで編入『私の履歴書』p494。日本女子大学校附属高等女学校を経て、東京音楽学校に入学。在学中に東京音楽学校春期演奏会におけるマーラーの交響曲第2番(指揮: クラウス・プリングスハイム)のソリストとなる。1933年(昭和8年)同校を卒業し研究科に進む『私の履歴書』p512。船橋榮吉、ヘルマン・ヴーハープフェニッヒ、ネトケ=レーヴェ、クラウス・プリングスハイム、研究科でマリア・トルに師事。1934年(昭和9年)の第3回日本音楽コンクールで第1位に入賞。

1935年(昭和10年)6月有楽座開場記念のオペレッタ『シューベルトの戀』に出演『私の履歴書』では研究科修了後の1936年に第一回リサイタル、その後『シューベルトの戀』出演となっているが、有楽座の開場記念(1935年)と一致しないことから、出演年・出演順については疑問が残る。。

1936年(昭和11年)5月7日、日比谷公会堂において第1回独唱会(ピアノ: 高木東六、ヴァイオリン: 疋田小枝子)を開催。盛況で聴衆があふれ始末書を書かされたという『私の履歴書』p515。

1937年(昭和12年)6月8日日比谷公会堂において第2回独唱会(伴奏: 橋本國彦、ピアノ伴奏: 竹村参郎、合唱: 門下生)。

1937年(昭和12年)11月及び1938年(昭和13年)4月の2回にわたって、新交響楽団、ローゼンシュトック指揮によるヴェルディ『レクイエム』ソロを務める。

1939年(昭和14年)3月当時すでに「長門美保音楽研究所」が存在し、多くの弟子を養成し、またM・Nサークル女声コーラスを主宰した。PCL(東宝の前身)の社長の娘の依頼により『私の履歴書』p523、原節子清川虹子細川ちか子山根寿子堤真佐子高峰秀子など、映画俳優の声楽指導にも当った。

圧倒的な声量とスタミナを誇るドラマチック・ソプラノとして、藤原歌劇団の『ローエングリン』『フィデリオ』などにフリーで主演し声楽家としてオペラで活躍。

また、キングレコード専属の歌手として、1939年(昭和14年)には、永田絃次郎と『愛馬進軍歌』を吹き込み大ヒットする。同年、永田絃次郎と『出征兵士を送る歌』も吹き込み、こちらも大ヒットする。

昭和18年以降はオペラの仕事はなくなり、軍の慰問の活動が中心となる。それがきっかけで鈴木雄詞と結婚した『私の履歴書』p529。

戦後は1945年(昭和20年)に夫の鈴木雄詞と長門美保歌劇団(当初の名称は『長門美保歌劇研究所』)を結成、1946年(昭和21年)11月プッチーニ『蝶々夫人』で旗上げを行った。また、1948年(昭和23年)にアーサー・サリヴァン『ミカド』を日本人による日本語ではじめて上演し、この2作品が同歌劇団のレパートリーの柱となる。

また、大衆に親しみやすいオペレッタや、ドヴォルザーク、スメタナ、ヤナーチェク、モニューシュコ、カールマンなど、東欧圏のオペラの紹介などオペラ運動に邁進。ヨーロッパ各国から数々の勲章を受章する。

日本語によるわかりやすいオペラの普及につとめ、自ら訳詞も行ない、手掛けたオペラはほとんど日本語である。また、演出も数多く手掛けた。

1954年(昭和29年)の第5回と1955年(昭和30年)の第6回のNHK紅白歌合戦に出場し、第6回紅白は長門の歌のラジオ中継の音声が現存する。

1962年(昭和37年)映画『充たされた生活』に出演。

1980年(昭和55年)夫の鈴木雄詞が死去『私の履歴書』p560。

1982年(昭和57年)11月6日 - 1982年12月3日には、長門美保歌劇団会長として日本経済新聞『私の履歴書』が掲載された。その中では、東京音楽学校で唯一の男性同期であった藤山一郎、譜面が読めず何でも聞き覚えしてしまう藤原義江、長門を「グンカン」と名付けた山田耕筰杉村春子岡田嘉子、安達瞳子などとの交流が記されている。

1994年(平成6年)11月11日死去。83歳没。

2000年9月2日 - 11月26日に、千葉県銚子市の新国立劇場舞台美術センター資料館において、長門美保と砂原美智子に視点をあてた企画展「二人のプリマドンナ」が開催された。

2019年9月14日 - 12月5日、ロームシアター京都において、長門美保が実際に着用した衣裳の展示が行われた。

主な舞台出演

  • 『リンドバーグの飛行』 1935年5月27日 軍人会館増井敬二・昭和音楽大学オペラ研究所『日本オペラ史 ~1952』p250(水曜社、2003)
  • シューベルトの戀』街の歌手 1935年6月7 - 30日 有楽座増井p227
  • ヴォーカル・フォア レオンカヴァッロ『道化師』ネッダ 1938年5月10日 日比谷公会堂増井p234
  • 藤原義江歌劇團 プッチーニ『ボエーム』ミミ 1940年2月26 - 27日 歌舞伎座増井p274
  • 日本樂劇協會 山田耕筰『夜明け』お吉 1940年11月28 - 29日(2回)30日(2回)・12月1日、東京宝塚劇場、41年6月27~29日再演昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター)増井p269
  • 日本樂劇協會 山田耕筰『夜明け』お吉 1941年6月27 - 28日(2回)29日(2回) 東京宝塚劇場
  • 藤原歌劇団 ワーグナー『ローエングリン』エルザ 1942年11月23 - 24 - 25 - 26日(2回) - 28 - 29日(2回) 歌舞伎座増井p280
  • 藤原歌劇団 弘田龍太郎『西浦の神』トレシマチ 1943年5月28 - 29日(2回)30日(2回) 歌舞伎座増井p289※初演
  • 藤原歌劇団 ベートーヴェン『フィデリオ』レオノーレ 1943年12月27 - 28日(2回) 歌舞伎座、1944年2月27日に大阪・北野劇場で再演増井p290
  • 長門美保歌劇研究所 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール、訳詞 1946年11月2日(2回)3日(2回)学校の申し込みが入って急に3回公演になり、1日3回3日間ぶっ通しで歌ったという。『私の履歴書』p533 東京劇場増井p338
  • 長門美保歌劇研究所 カール・マリア・フォン・ウェーバー『魔彈の射手』アガーテ、訳詞 1947年9月4日(2回)5日(2回)6日(2回)7日(3回)8日(2回) 東京劇場増井p341
  • 長門美保歌劇研究所 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム、補綴 1948年1月29日(2回)30日(2回)31日(2回)2月2 - 3日 日比谷公会堂増井p343
  • 長門美保歌劇團 大阪初公演 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール、訳詞 1948年5月29日 - 30日(2回)31日(2回) 大阪歌舞伎座
  • 長門美保歌劇團 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール、譯詞 1948年8月28日(2回)29日(2回)30日(2回)31日(2回)9月1日(2回)2日(2回)3日(2回) 東京劇場増井p346
  • 長門美保歌劇團 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム、訳 1948年9月29 - 30日 京都四條南座、1948年10月1 - 6日 大阪歌舞伎座
  • 長門美保歌劇団 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール、訳詞 1948年10月8日(2回)9日(2回)10日(2回) 名古屋市公会堂
  • 長門美保歌劇團 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム、訳 1948年12月25日(2回)26日(2回)27日(2回)28日(2回) 東京劇場増井p348
  • 長門美保歌劇團 ジャン・カルロ・メノッティ『泥棒とオールドミス』レティシァ 1949年2月4日(2回)5日(2回)6日(2回)7日(2回)8日(2回)9日(2回)10日(2回) 新橋演舞場)増井p349※日本初演
  • 長門美保歌劇團 ベートーヴェン『フィデリオ』レオノーレ 1949年2月12日(2回)13日(2回)14日(2回)15日(2回)16日(2回)17日(2回)18日(2回)19日(2回)20日(2回)21日(2回)22日(2回)23日(2回)24日(2回) 新橋演舞場増井p350
  • 長門美保歌劇團 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール、譯詞 1950年4月9日(2回)16日(2回)23日(2回) 日比谷公会堂増井p388
  • 長門美保歌劇團 モーツァルト『フィガロの結婚』ロジーナ 1950年6月11日 日比谷公会堂
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム 1951年7月1-3日 大阪・北野劇場 4日神戸松竹座増井p389
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム 1951年9月21-23日 日比谷公会堂
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム 1952年2月7日・3月20日 アーニー・パイル劇場増井p390
  • 長門美保歌劇団 プッチーニ『蝶々夫人』蝶々さん 1952年5月15 - 16日 アーニー・パイル劇場
  • 長門美保歌劇団 ビゼー『カルメン』カルメン 1952年7月31日 - 8月1日 アーニー・パイル劇場
  • 東京芸術大学 藤原歌劇団 長門美保歌劇団 二期会 東京オペラ協会 関西オペラグループ モーツァルト『フィガロの結婚』伯爵夫人ロジーナ 1952年11月16日(2回) - 21 - 23日(2回) 仙台劇場 静岡市公会堂 御園座
  • 大阪勞音11月例會・東京芸術大学 藤原歌劇団 長門美保歌劇団 二期会 東京オペラ協会 関西オペラグループ モーツァルト『フィガロの結婚』伯爵夫人ロジーナ 1952年11月24 - 25 - 26日(2回) - 27 - 28 - 29日(2回)30日(2回) - 12月1 - 2日(2回) 大阪産経会館
  • 東京芸術大学 藤原歌劇団 長門美保歌劇団 二期会 東京オペラ協会 関西オペラグループ モーツァルト『フィガロの結婚』伯爵夫人ロジーナ 1952年11月27 - 28日(2回) - 29日(2回) 歌舞伎座 12月3日 日比谷公会堂で再演増井p412
  • 長門美保歌劇団 プッチーニ『蝶々夫人』タイトル・ロール 1954年1月15日 日本青年館ホール
  • 長門美保歌劇団10周年記念 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』ヤムヤム 1955年5月1 - 2 - 3 - 4 - 5日 産経ホール
  • 大阪労音4月例会・長門美保歌劇団 ジャン・カルロ・メノッティ『泥棒とオールド・メイド』レティシア『電話』ルーシー 1956年4月11 - 12 - 13 - 14日(2回)15日(2回) - 16 - 17 - 18 - 19 - 20 - 21 - 22日(2回) 毎日会館、23 - 24日 尼崎文化会館
  • 藤原歌劇団 レオンカヴァッロ『パリアッチ(道化師)』ネッダ(特別出演) 1957年5月30 - 31日 日比谷公会堂
  • コンセールfオペラ ジャン・カルロ・メノッティ『電話』訳、ジャン・カルロ・メノッティ『泥棒とオールドミス』レティーシア 1957年12月19 - 20日 読売ホール
  • 長門美保歌劇団 西崎嘉太郎『髭櫓』※初演 お花、奥村一『人待つ女』※初演 里の女/井筒の霊 1958年11月8 - 9日(2回) 九段会館ホール
  • 長門美保歌劇団 ドヴォルザーク『ルサルカ』ルサルカ、訳 1959年11月24 - 25 - 26 - 27日 社会事業会館ホール※日本初演
  • 国立パリ・オペラ座歌劇団 ビゼー『カルメン』音楽参与 1961年9月26 - 27 - 28 - 29 - 30日(2回) 10月1日(2回) 東京宝塚劇場 10月4 - 5 - 6日 フェスティバルホール
  • 藤原歌劇団 ヨハン・シュトラウス2世『こうもり』ゲスト出演 1963年12月15日(2回) 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』演出 1970年2月13 - 14日 国立劇場大劇場
  • 長門美保歌劇団・コンセール・アミ ドヴォルザーク『ルサルカ(水の精)』総監督、演出、訳 1971年3月25 - 26日 都市センターホール
  • 長門美保歌劇団 ヴィクトール・マッセ『ジャンネットの結婚』総監督、訳 1972年1月31日 - 2月1日 虎ノ門ホール※日本初演
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』総監督、訳詞 1972年3月20 - 21日 虎ノ門ホール
  • 長門美保歌劇団・コンセール・アミ モーリス・ティリエ『恋はばら色(宿屋の女主人)』総監督、演出、訳詞 1972年10月3 - 4日 東京郵便貯金ホール※日本初演
  • 三越創業300年記念 長門美保歌劇団 ヴィクトール・マッセ『ジャンネットの結婚』総監督、シャンテ、訳 1972年11月21 - 22 - 23日(2回) 三越劇場
  • 長門美保歌劇団 ドヴォルザーク『ルサルカ』総監督、魔女、訳 1973年2月17 - 18日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保楽壇生活40年記念 オッフェンバック『地獄のオルフェ(天国と地獄)』総監督 1973年11月16日・18日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 スメタナ『売られた花嫁』総監督、訳 1974年2月14 - 15日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 オッフェンバック『ラ・ぺリコール』総監督、脚色 1974年11月19 - 20日 中野サンプラザホール
  • 長門美保歌劇団30周年記念 長門美保歌劇団 プッチーニ『蝶々夫人』演出、訳 1975年2月13 - 14日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団創立30周年記念公演 その2 モニューシュコ『ハルカ』総監督、訳 1975年7月3 - 4日 NHKホール※日本初演
  • 長門美保歌劇団 スッペ『ボッカチョ』総監督、訳 1976年2月25日・27日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 ヤナーチェク『イェヌーファ』総監督、訳 1976年12月1 - 2日 東京文化会館大ホール※日本初演
  • 長門美保歌劇団 スッペ『ボッカチョ』総監督、訳、殿下 1977年7月7日 - 8日(2回) NHKホール
  • 長門美保歌劇団 ドヴォルザーク『ルサルカ(水の精)』総監督、訳 1977年11月14 - 15日 東京文化会館大ホール
  • ミカド日本初演30周年記念 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』総監督、訳 1978年2月10 - 11日(2回) 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 山田耕筰『黒船』総監督 1978年9月7日・14日 日比谷公会堂
  • 長門美保歌劇団 オッフェンバック『天国と地獄(地獄のオルフェ)』総監督、レポーター 1979年1月16 - 17 - 18日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 モニューシュコ『幽霊屋敷』総監督、作詞 1979年6月16日・18日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保オペラ生活45周年記念 プッチーニ『蝶々夫人』総監督、演出、訳詞 1979年10月26 - 27日(2回) 歌舞伎座
  • 長門美保歌劇団 ヴェルディ『椿姫』総監督、演出 1980年2月6 - 7日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』※原語、レオンカヴァッロ『道化師』総監督 1980年7月3日・4日 日比谷公会堂
  • 長門美保歌劇団 モニューシュコ『伯爵夫人』総監督、訳 1980年12月2 - 3日 新宿文化センター大ホール※日本初演
  • ステファノ・オペラ劇場 プッチーニ『蝶々夫人』演出 1981年1月13 - 14日 東京郵便貯金ホール
  • 長門美保歌劇団 オッフェンバック『ラ・ぺリコール』総監督、詞 1981年10月17日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 初演より35周年記念公演 アーサー・サリヴァン『ミカド』総監督、訳 1981年7月3 - 4日 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 ジャン・カルロ・メノッティ『泥棒とオールドミス』総監督、訳 1982年2月1 - 2 - 3日 虎ノ門ホール
  • 長門美保叙勲記念 長門美保歌劇団 スッペ『ボッカチョ』総監督、詞、本屋実は王妃 1982年7月7 - 8日 ゆうぽうと簡易保険ホール
  • 長門美保歌劇団 カールマン『チャルダッシュ姫』総監督、詞、宮廷舞踊手 1982年12月22 - 23日 新宿文化センター大ホール※日本初演
  • 長門美保歌劇団 ヴィクトール・マッセ『ジャンネットの結婚』総監督、詞 1983年2月16 - 17 - 18日 ヤマハホール
  • 長門美保歌劇団 プッチーニ『ラ・ボエーム』総監督 1983年4月8 - 9日(2回) 東京文化会館大ホール
  • 長門美保歌劇団 プッチーニ『蝶々夫人』訳 1983年10月6 - 7日 新宿文化センター大ホール
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ミカド』訳 1984年1月24 - 25日 東京郵便貯金ホール
  • 長門美保歌劇団 ドニゼッティ『愛の妙薬』 1984年7月5 - 6日 新宿文化センター大ホール
  • 長門美保歌劇団 カールマン『チャルダッシュ姫』総監督、詞、宮廷舞踊手 1985年1月23 - 24日 ゆうぽうと簡易保険ホール
  • 長門美保歌劇団 アーサー・サリヴァン『ヴェニスの恋(ゴンドリエーレ)』総監督、イネス 1985年10月29 - 30日 新宿文化センター大ホール※日本初演

主なディスコグラフィー

1950年以前の音源は国立国会図書館歴史的音源による。

  • 世界子守唄名曲 シューベルトの子守唄 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 内藤水翟[作詞], 杉山長谷雄[編曲], 長門 美保, キング管絃樂團 (キングレコード, 商品番号: 4063_5079)
  • 東京都制定 東京都歌 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 長門美保, 木下保, キングヴォカルアンサンブル, キング管絃樂團 (キングレコード, 商品番号: N14_6694)
  • 獨唱 ミネトンカの湖畔 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 キャバナス[作詞], リユーランス[作曲], 杉山長谷雄[編曲], 長門美保, 中央交響樂團 (キングレコード, 商品番号: 10058_456)
  • 獨唱 關の夕ざれ 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 伝承音楽, 本居長豫[作曲], 杉井幸一[編曲], 長門美保, キング管絃樂團 (キングレコード, 商品番号: 57073_4661)
  • 獨唱 四ツ葉のクローヴア 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 乙骨三郎||譯詞, 篠原正雄[編曲], 長門美保, キング管絃樂團 (キングレコード, 商品番号: 30022_2780)
  • 獨唱 (日本古謠)子守唄 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 篠原正雄[編曲], 長門美保, キング管絃樂團 (キングレコード, 商品番号: 30005_2629)
  • きよしこの夜 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 MOHR JOSEPH[作詞], TRADITIONAL[作詞], GRUBER FRANZ XAVER[作曲], TRADITIONAL[作曲], 長門美保 (キング, 商品番号: C271, 1947-12)
  • しきしまのやまと心 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 本居宣長[作詞], 弘田龍太郎[作曲], 永田絃次郎, 長門美保 (キングレコード, 商品番号: と300, 1943-05)
  • オリンピックの歌 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 山田千之[作詞], 高田信一[作曲], 篠原正雄[編曲], 長門美保, 畑中良補, 長門歌劇団合唱団, キングオーケストラ (KING RECORD, 商品番号: C779)
  • 世紀の若人 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 福田伝吉[作詞], 林伊佐緒[作曲], 篠原正雄[編曲], 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 57066, 1941-10)
  • 世紀の若人 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 福田伝吉[作詞], 林伊佐緒[作曲], 篠原正雄[編曲], 永田絃次郎, 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 57067, 1941-10)
  • 大政翼賛の歌 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 山岡勝人[作詞], 鷹司平通[作曲], 永田絃次郎, 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 57019, 1941-04)
  • 愛馬進軍歌 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 久保井信夫[作詞], 新城正一[作曲], 篠原正雄[編曲], 永田絃次郎, 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 30033, 1939-03)
  • 慰問の花束 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 鶴原みゆき[作詞], 森義八郎[作曲], 長門美保 (キングレコード, デジタル変換後ノイズ除去: ノイズ除去なし, 1945-01)
  • 桜花の調べ 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 南條歌美[作詞], 佐藤長助[作曲], 長門美保, キング合唱団 (キングレコード, 商品番号: 67035, 1942-06)
  • 熊野(三) 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 長門美保 (キング, 商品番号: 77017, 1943-04)
  • 熊野(四) 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 長門美保 (キング, 商品番号: 77017, 1943-04)
  • 獨唱曲 ほろゝん子鳩 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 古谷玲兒[作詞], 杉山長谷雄[作曲], 長門美保, キング管絃樂團 (KING RECORD, 商品番号: 77010)
  • 紀元二千六百年 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 増田好生[作詞], 森義八郎[作曲], 永田絃次郎, 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 40023, 1940-02)
  • 若い力 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 佐伯孝夫[作詞], 高田信一[作曲], 長門美保, 秋元清一, キング管弦楽団, キング・ヴォーカルアンサンブル (キングレコード, 商品番号: C600, 1950-06)
  • 若い力 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 佐伯孝夫[作詞], 高田信一[作曲], 長門美保, 秋元清一 (キングレコード, 商品番号: C255, 1947-09)
  • 雨の日の子守唄 国立国会図書館/歴音参加館限定 歴史的音源録音・映像関係資料 酒井東輔[作詞], 松山芳野里[作曲], 杉井幸一[編曲], 長門美保 (キングレコード, 商品番号: 67003, 1942-01)
  • LP 長門美保楽壇生活40年記念 わが心のうた キングレコード 1973年

NHK放送歌劇出演

  • 1947年2月20日放送『かぐや姫』増井p365
  • 1947年4月29日放送『懐かしのウィーン』
  • 1947年5月19日放送『魔弾の射手』アガーテ
  • 1948年9月5日放送『蝶々夫人』蝶々さん
  • 1948年10月31日放送『ミカド』ヤムヤム増井p366
  • 1949年2月3日放送『泥棒とオールドミス』レティーシャ
  • 1949年3月19日放送『フィデリオ』レオノーレ
  • 1949年10月9・16日放送『軍艦ピナフォア』ジョセフィン増井p367

門下生

中澤桂『私の履歴書』p545、飯塚ようこ、西田美榮子、など。

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 対戦相手
1954年(昭和29年)/第5回松島音頭藤原義江
1955年(昭和30年)/第6回ハバネラ

受章・受賞歴

  • 紫綬褒章(1974年)
  • 文部大臣賞(1976年)
  • 勲四等宝冠章(1982年)
  • スメタナ賞
  • ポーランド芸術最高金賞

出典

参考文献

  • 『日本オペラ史 ~1952』増井敬二 昭和音楽大学オペラ研究所 水曜社 2003
  • 『私の履歴書』文化人14 長門美保 pp.483 - 564日本経済新聞社 1984 ISBN 4532-03084-6
  • 『オペラ歌手奮闘物語』繰り返せない旅だから4 畑中良輔 pp.136 - 143 2009 ISBN 978-4-276-20192-7

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