徳永れい子 : ウィキペディア(Wikipedia)

徳永 れい子(とくなが れいこ、1951年1月12日『福島民報』1970年4月22日付朝刊、8面。 - )は、日本の元女優。本名、佐藤 礼子。旧姓名および別表記、徳永 礼子(読み同じ)『福島民報』1973年2月14日付朝刊、8面。。

神奈川県川崎市出身。頌栄女子学院高等学校卒業。

来歴

1968年、東宝ニューフェイスに合格して東宝の研究生となる『朝日新聞』1974年7月1日付朝刊、20面。。同期には、梅田智子成川哲夫、関口昭子などがいる。同年、テレビドラマ『でっかい青春 』でデビュー。続いて『進め!青春』『炎の青春』に生徒役でレギュラー出演。映画では、『夕日くん サラリーマン脱出作戦』『グァム島珍道中』などに助演した。

1972年に東宝テレビ部に移籍と同時に徳永れい子に改名。『細うで繁盛記』では新珠三千代演ずるヒロイン・加代の姪である志津江の成人後を演じる。当時の紹介記事では「『細うで繁盛記』は毎回楽しみに見ており、新珠さんとは以前から知っているので新入りの気がしません」と述べている。

1974年、CBSのドラマ『海の幸』で洋画家である青木繁の妻・たね(本作では福田たね子)役で初のヒロイン役を演じる『毎日新聞』1974年6月4日付夕刊、4面。。当時のインタビュー記事では、ヒロインのたね子と自分の性格は似ているため、却ってやりづらいと述べたうえで「衣装を着ると気が引き締まるので、時代劇は好きです」と述べている。

『海の幸』出演後は、『SFドラマ 猿の軍団』に出演。

1976年にテレビ局ディレクターと結婚した。結婚後に芸能界を引退。

2014年に発売された『SFドラマ 猿の軍団 DVD-BOX』の特典映像に、共演者の潮哲也、斉藤浩子とともに出演。引退後に公の場に出るのは久しぶりであると述べている「円谷SFドラマの傑作『SFドラマ 猿の軍団』DVD-BOXの特典映像で40年ぶりにメインキャストが奇跡の大集結!」 円谷ステーション 2014年7月15日。。

趣味は、ドライブ、旅行。

出演

テレビドラマ

  • でっかい青春 第39話「花のいのち」(1968年、NTV)‐ 花井宏子
  • 進め!青春(1968年、NTV) ‐ 桜井亜矢子
  • 炎の青春(1969年、NTV) ‐ 発田ルミ子
  • 兄貴の恋人(1970年、CX) - 小畑久美
  • 兄貴の花嫁(1971年、NET)
  • 大忠臣蔵 (1971年、NET) ‐ 正岡加代
  • ポーラテレビ小説 (TBS)
    • オランダおいね(1970年) ‐ 二宮ちせ
    • ひまわりの道(1971年‐1972年) ‐ 美代
    • 薩摩おごじょ(1973年) ‐ 田川みつ
  • 1・2・3と4・5・ロク 第17話「ずっこけキャンプでごめんね」、第18話「海獣さんとにらめっこ」(1972年、TBS)‐ 児島令子
  • 太陽にほえろ! 第9話「鬼刑事の子守唄」(1972年、NTV) - 牧村ひろこ
  • 細うで繁盛記 第2期(1973年、YTV) ‐ 志津江(成人期)
  • マドモアゼル通り(1972年 ‐ 1973年、YTV) ‐ 森田ヒロミ
  • 剣客商売 第10話「嘘とまことの間」(1973年、CX) - おきく
  • 計画産児(1973年、MBS)
  • どてらい男 第一部 丁稚・独立篇(1973年 ‐ 1975年、KTV)
  • 海の幸(1974年、CBS) ‐ 主演・福田たね子
  • 幡随院長兵衛お待ちなせえ 第15話「怪談・呪いの古井戸」(1974年、MBS)
  • SFドラマ 猿の軍団(1974年 ‐ 1975年、TBS) ‐ 泉和子
  • 江戸の旋風(CX)
    • 同心部屋御用帳 江戸の旋風 第2話「口紅の矢」(1975年)
    • 同心部屋御用帳 江戸の旋風III 第6話「牢入り志願」(1978年)
  • 華麗なる刑事 第5話「10カウントゴングを鳴らすな」(1977年、CX)- 秋山あや子

映画

  • クレージーの大爆発(1969年、東宝)- 参一銀行行員
  • 喜劇 新宿広場(1969年、東宝)- 東規子
  • 誰のために愛するか(1971年、東宝)- 元木恵子
  • 夕日くん サラリーマン脱出作戦(1971年、東宝)
  • 西のペテン師 東のサギ師 (1971年、東京映画)-河本直子
  • 夕日くん サラリーマン仁義(1973年、東宝)
  • グアム島珍道中(1973年、東宝)-幸子
  • 続・人間革命(1976年、東宝映像・シナノ企画)

CM

  • エスエス製薬 ブロン液
出典

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