アキ : ウィキペディア(Wikipedia)

アキ(1969年8月22日 - )は、日本のお笑い芸人、喜劇俳優、お笑いコンビ水玉れっぷう隊(2008年2月 - 2010年2月の期間はバイキング名義で活動)のメンバーである。本名および旧芸名は荒木 良明(あらき よしあき)吉本新喜劇への所属をきっかけに、今まで愛称として呼ばれていた「アキ」に改名した。。

大阪府岸和田市出身(一時、奈良県高市郡明日香村に居住)。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。身長173cm、体重66kg。

エピソード

  • 相方と時を同じくして上京。元スタントマンで、『水戸黄門』で由美かおるのスタントを担当したこともある。特技は空手・ボクシング。
  • ピンでも活動しており、『エンタの神様』にはピンで出演したことがある。また、第1回R-1ぐらんぷりのファイナリストでもある。
  • 2014年5月1日より吉本新喜劇に入団、大阪吉本所属となる。初舞台は7月22日。ピンでの入団だが、コンビでの活動と並行している。
  • 2015年11月15日なんばグランド花月にて、アキ自身の主演に加え、脚本や演出も担当した「第1回JOY! JOY! エンタメ新喜劇」を開催した。800席以上ある座席は発売から数日で完売し、発券された立見の当日券も瞬く間に完売した。内容は、ブレイクダンサーやバレエダンサーと新喜劇座員を見事に融合させたエキサイティング且つ爆笑できるエンターテイメント新喜劇である。第1回当日に発表された「第2回JOY! JOY! エンタメ新喜劇」(2016年2月21日開催)の限定前売り(本人の手売り、写真撮影可)には、なんばグランド花月史上において記録的な長蛇の列が出来た。

芸風

  • 新喜劇入団後は辻本茂雄内場勝則両座長回に多く出演している。辻本からは「安定感あるわー」と舞台上で評されたり、内場からはアキが得意なダンスを劇中に披露すると「何やねんこれー」とツッコまれる。また2015年下半期以降は重要なポジションの役を演じている。
  • 2015年上半期まではオールバックにチョビヒゲを付け、黄色いスーツを着たお人好しの借金取りを演じることが多かったが、それ以降は加えて、辻本座長回では女装キャラ「アキコ(アキ子)」としての出演も多い。内場座長回では、霊媒師の弟子役などで出演したりもする。
  • 声がかなり高く、時折、金切り声でけたたましくツッコミを入れる。
  • 辻本や内場に「すんません!」と謝られると「いいーよぉ~」と許したり、肯定する。肯定した後には毒舌で続けてまくし立てる。ただし、謝られて許す対象は辻本や内場のみであり、辻本座長回では辻本以外の出演者が謝っても許さずに憤怒する。だが最近では辻本や内場以外の出演者に「すんません!」と謝られると「いいーよぉ~」と許している。内場の場合はアキが「いいーよぉ~」と許すと内場から「ちょっとややこしい人やなー」と言われる。
  • 登場時にドアの外などから覗き込み、独特のアクセントで「何?」と言う。舞台回し役や前フリ役などに状況説明をさせ、それを納得したかのような素振りを見せた後、真顔で「何?」と繰り返す。
  • 辻本のボケに対し、観客席やカメラに向けて目線を合わせつつ「ホンマやねぇ」と相槌を打つ。辻本と2人でポーズを取りながら言うことも多い。
  • 突飛なことを言った後、「そういう時期でしょ?」とダメを押す。途中からは擬音を発した後に言ったり、辻本と2人で決めポーズをしながら言い放ち、最後は互いに深く一礼をして「そういう時期の儀式が終わった」と言い、舞台回しに「どんな儀式や!」とツッコまれる。
  • アキコ以外の役を演じる際は「きっちりと教えてやろやないかい‼︎‼︎」と言った後にマイケル・ジャクソンの音楽と共に踊り、キレのある動きを見せる。劇中終盤のダンスでは子分役などの座員らと集団でダンスを披露したり、テーブルの上に乗り、円広志の「夢想花」に乗せて神輿のように男性座員4人に担ぎ上げられたりする。いずれの際も音楽は辻本の携帯電話から発せられた着メロで、辻本が電話に出ることで音楽が止まり、ズッコケる。また、大抵の場合、辻本のアドリブによって、本来の止める(辻本が電話に出る)タイミングを過ぎてもそのまま音楽が流され続けたり、一度止まりながらも数秒経ってからまた再開されるなどして翻弄され、リハーサルの時以上に長時間担ぎ続けさせられた担ぎ手達は次第に疲弊の表情を露わにする。アキも段々と持ち方が不安定になってくる担ぎ手達に対し焦りながら「気ぃ抜いたらアカンて!」「もっとしっかり持って!」と悲鳴を飛ばしたり、若手座員に対しては胸ぐらなどを掴みつつ「危ないって言っとるやろが!」と激を飛ばして観客の笑いを誘う。
  • 松浦真也と共演する際は松浦がギターでマイケルジャクソンの曲を演奏し踊り出す。
  • 神輿のように担ぎ上げられた後、舞台上に貼り付けられたテープを差して「ここで止めるって言ったじゃない!何の印ですか!?」などと辻本に対して怒った後、担ぎ手役の座員が苦しそうだったと言い、「手首の弱い地域で生まれ育ったんやろね」と評する。

出演

テレビ

  • よしもと新喜劇(毎日放送)
  • アメトーーク!(テレビ朝日)
  • やりすぎコージー(テレビ東京)
  • 人志松本のすべらない話(フジテレビ)
  • サイボーグ魂(TBSテレビ、2002年10月 - 2003年3月)
  • オレワン(フジテレビ、2010年1月5日)

テレビドラマ

  • 鈴子の恋(2012年、東海テレビ) - 杉浦エノスケ 役

CM

  • KIRIN「淡麗 」(2016年)

インターネット配信

  • PRIDEひかり道(casTY)

映画

  • ヘアスタイル(2005年)

外部リンク

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