第86回アカデミー賞(2014年) 全部門ノミネート・主演男優賞

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第86回アカデミー賞 全部門ノミネート

主演男優賞

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父親は金融アドバイザー、母親はダンサー。姉の影響で子役として演技を学び、1987年にスティーブン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」でスクリーンデビュー。その後、しばらくは役に恵まれなかったが、地道に映画に出演し続け、96年のジェーン・カンピオン監督作「ある貴婦人の肖像」で再び注目を集め、「アメリカン・サイコ」(00)で俳優として成長したところを見せつけた。その後、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作(05~12)のブルース・ウェイン/バットマン、「ターミネーター4」(09)のジョン・コナーと人気シリーズの顔を務める。薬物に依存する天才ボクサーを演じるため13キロ減量し、歯並びまで変えて臨んだ「ザ・ファイター」(10)でアカデミー助演男優賞を初ノミネートで受賞した他、ゴールデングローブ賞なども総なめにする。同作のデビッド・O・ラッセル監督と再び組んだ「アメリカン・ハッスル」(13)でアカデミー賞やゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞にノミネート、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(15)でもアカデミー賞をはじめゴールデングローブ賞などで助演男優賞の候補となった。

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米アクターズ・スタジオでトレーニングを積み、58年にブロードウェイで初舞台を踏む。60年、エリア・カザン監督「荒れ狂う河」(日本劇場未公開)でスクリーンデビューし、以降、アルフレッド・ヒッチコック監督が演出するTVドラマや西部劇、ロジャー・コーマンが手がける映画などに多数出演。ジョン・ウェイン主演の「11人のカウボーイ」(72)では悪役を演じ、「華麗なるギャツビー」(74)ではヒロインの夫トム・ブキャナン役を好演した。78年の「帰郷」ではアカデミー助演男優賞にノミネートされ、「栄光の季節」(82・日本劇場未公開)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞。その後も「ラストマン・スタンディング」(96)や「モンスター」(03)といった話題作に出演し、TVシリーズ「ビッグ・ラブ」(06~11)にはメインキャストとして参加した。「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(13)では、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞する。その他の作品に「ひとりぼっちの青春」(69)、「ヒッチコックのファミリー・プロット」(76)、「ザ・ドライバー」(78)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)など。元妻ダイアン・ラッドとの間に生まれた次女ローラ・ダーンも女優。

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父親はイタリア人、母親はドイツ人。10代前半から子役としてCMを中心に活躍し、1991年に「クリッター3」(日本劇場未公開)でスクリーンデビュー。ロバート・デ・ニーロと共演した「ボーイズ・ライフ」(93)で注目を集め、93年の「ギルバート・グレイプ」で19歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネートされる。バズ・ラーマン監督の「ロミオ&ジュリエット」(96)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞し、ジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」(97)で名実ともにハリウッドNo.1スターとなる。マーティン・スコセッシ監督作「アビエイター」(04)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、06年の「ブラッド・ダイヤモンド」でも同賞の候補に。その後は、「タイタニック」のケイト・ウィンスレットと11年ぶりに共演した「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」(08)、クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」(10)、悪役を好演したクエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)、再びラーマン監督と組んだ「華麗なるギャツビー」(13)などに出演。スコセッシ監督と5度目のタッグとなった「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)では、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞を受賞したもののアカデミー賞では受賞を逃し、続くアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「レヴェナント 蘇えりし者」(15)で、アカデミー主演男優賞を4度目のノミネートにして初受賞した。19年には、タランティーノと再びタッグを組んだ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でも、第92回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。

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ナイジェリア人の両親のもと、英ロンドンに生まれる。子どもの頃からナショナル・ユース・シアターの舞台に出演し、ロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ドラマティック・アーツ(LAMDA)に進学。96年、TV映画で俳優デビューし、スティーブン・スピルバーグ監督の「アミスタッド」(97)で映画に初出演する。「堕天使のパスポート」(02)で英インディペンデント映画賞の最優秀男優賞などを受賞し、「キンキーブーツ」(05)ではドラァグクイーン役を好演した。以降、「トゥモロー・ワールド」(06)、「アメリカン・ギャングスター」(07)、「2012」(09)といったハリウッドの話題作への出演が続く。実話をもとにした「それでも夜は明ける」(13)では主演を務め、その演技が高く評価される。その他、英TVシリーズ「シャドウ・ライン」(11)や、米ミニシリーズ「Dancing on the Edge(原題)」(13)にも主演。演劇でも活躍し、08年の舞台「オセロ」ではローレンス・オリビエ賞とイブニング・スタンダード・シアター賞の男優賞を受賞した。

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米テキサス州出身。大学在学中から俳優を志し、リチャード・リンクレイター監督の「バッド・チューニング」(93)で本格的デビュー。「評決のとき」(96)の主演に抜てきされて世界的な注目を集め、スティーブン・スピルバーグ監督の「アミスタッド」(97)、海洋アクション「U-571」(00)などの話題作に出演。アドベンチャー大作「サハラ」(05)では共演者のペネロペ・クルスと恋仲になった。肉体美を誇る“シャツレス俳優”の代名詞となる一方、一時ヒット作から遠ざかったが、「リンカーン弁護士」(11)で演技派として再ブレイク。「マジック・マイク」や「MUD マッド」(ともに12)で好演を見せ、「ダラス・バイヤーズクラブ」(13)では約21キロの大幅な減量でエイズ患者を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した。以降は「インターステラー」(14)、「ゴールド 金塊の行方」(17)、「ジェントルメン」(20)などに主演している。

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3月3日(月)アカデミー賞発表
Photo:Getty Images/アフロ