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『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版) 『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版)
『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版)『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版)
『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版)『インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(劇場版)
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全編英語のセリフによる、かつてない異色のエキゾチック・ホラーが誕生!

img 全米、SHOWTIMEでの放映を考え、すべてのホラーファンがこの作品を十分に楽しめるよう、遊郭を舞台に繰り広げられるこの恐ろしいホラー映画は、全編英語で物語が進行するという異色の形式をとることとなった。

 原作では、日本の中国地方が舞台になっているが、映画は、時代や場所など史実の考証には捉われず、架空の場所として世界観を描写。また時代性に関して、もし明治時代に日本が英米の植民地だったとしたら、との仮設に立って、どのような英語を日本人が話すかとの想定で、ダイアローグ・コーチによる台詞の集中特訓が俳優たちに行われた。

 その結果、クリストファー役のビリー・ドラゴ以外はすべて日本人の俳優だが、現代的な英語のイントネーションを極力排除した、異国、日本という英語圏に生きる日本語なまりの英語を習得。すべての日本人俳優が完璧な役を演じきり、かつてない独特の世界観が生まれることとなった。

映像化絶対不可能といわれた岩井志麻子原作「ぼっけえ、きょうてえ」!

 日本のどこもが貧しかった明治の頃、不思議な女郎が語る話は、とても恐かった・・・。第13回山本周五郎賞と第6回日本ホラー小説大賞をW受賞した岩井志麻子の短編小説「ぼっけえ、きょうてえ」(角川ホラー文庫刊)は、女郎による怖ろしい一夜の寝物語の特異な設定と、日本の忌まわしき因習を描写しているため、絶対に映像化不可能といわれてきた。

 本当は恐怖よりも、むしろ女の哀しみを描きたかった・・・と原作の岩井志麻子は語っている。女とは、なんて損で、哀しくて、行き場のない存在なのか。逃げるところのない女たちの哀しみ、地獄・・・。そして、彼女は、これを監督するのは、三池崇史監督しかいないと予感していたという。

 この作品では、幽霊やお化けが登場して、観客を表面的に恐がらせることはしない。日本の文化、伝説に根ざした人間の営み自体がホラーであることを描いている。人間の罪や業、おんなの宿業の恐ろしさ、哀しさなどがじわじわと迫ってくる恐怖である。

工藤夕貴、ビリー・ドラゴほか、個性豊かな最恐のキャスティング

img 全編英語のセリフで、しかも時代の暗部をえぐる恐ろしくも衝撃的な境遇を、自らがたんたんと語っていく“女”の役どころは、数々のハリウッドを中心に国際舞台で活躍している工藤夕貴のキャスティングが実現。彼女以外には考えられなかったという三池監督の期待に応え、日本的な情感を英語のセリフの細部にまで込めて熱演。彼女の隠された恐ろしい秘密と合わせて大きな見所のひとつとなっている。2006年は、出演最新作の『SAYURI』も劇場公開され、もっとも注目度の高い女優といえるだろう。

 そして、クリストファー演じるビリー・ドラゴ。大ヒット作『アンタッチャブル』では、ケビン・コスナー、ショーン・コネリーそしてロバート・デ・ニーロら個性的俳優総出演の中で、観客すべての脳裏に残る殺し屋の役を演じ、強烈な存在感を発揮した。今回の彼の役は、アメリカの観客が映画に感情移入できるよう、原作にはない新しいキャラクターとして創造された。日本の各地を放浪する文筆家の役どころは、そのキャラクター設定として、「怪談」などで有名な作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにイメージされたという。今回の出演も50本近い映画出演での独特のキャリアから抜擢。異国の日本で身の毛もよだつ恐怖を体験するというアメリカ人文筆家の境遇を、見事な個性で演じている。

 さらに、工藤夕貴を取り巻く女優陣が圧巻である。女郎たちを執拗にいたぶる内儀役に、過去数々の巨匠、名匠との仕事で多彩なキャリアを積んでいる根岸季衣が怪演。クリスが想いを馳せる悲劇の女郎・小桃役には、TVドラマやCMなどで活躍する美知枝を起用。心の優しい内面と拷問を受けて苦悶する外面の両極を妥協なしに演じ切った。また原作の岩井志麻子も自ら出演。容赦なしに拷問を与える恐ろしい役柄で、観る者の脳裏に深く恐怖を刻み込んでいる。

恐怖を醸成する情景を求めて各地ロケーションを敢行!

 映画のオープニングシーンで登場する川のシーンは、茨城県の水海道市を流れる川で夜に撮影。その後の遊郭シーンは茨城県伊奈町のワープステーション江戸にて撮影された。また女の幼少シーンで登場する日照り村の荒寺は、やはり茨城県の水海道市の弘経寺が舞台。さらに、クリスが小桃を回想するシーンは栃木県足尾町の松木川上野原で、日照り村のあばら屋シーンや川のシーンは、埼玉県の寄居町深沢川などで撮影。またラストに登場する監獄シーンは群馬県高崎の洞窟観音にて撮影された。

撮影-栗田豊通、衣裳-北村道子、美術-佐々木尚。この恐ろしい物語の創造に集結した最恐の才能たち

 この作品の大きな見所となるのは、今までに見たことのない、日本のホラー作品の創造性豊かなビジュアル世界である。アメリカの観客に、近年大きな驚きを与えている数々のジャパニーズ・ホラーをさらに越える映像の衝撃をどこまで与えられるか。

 今回、三池ホラー作品の恐ろしいビジュアル世界を構築するために最恐のスタッフが集結。撮影には、アメリカで、アラン・ルドルフやロバート・アルトマンの作品で活躍し、また柳町光男監督の『チャイナ・シャドー』や大島渚監督の『御法度』などでも独特の映像世界を作り上げた栗田豊通。そして、衣裳には、これまで三池監督の数々の作品に参加し、最近では『CASSHERN』『メゾン・ド・ヒミコ』など、日本の未来を担う才能との仕事で活躍する北村道子。さらに三池作品やクエンティン・タランティーノの『KILL BILL』などでの活躍が目覚しい美術の佐々木尚。彼ら、最高のクリエイターによるコラボレーションが創造した、かつて体験したことのないエキゾチックな恐怖映像がどう繰り広げられるか、全世界から大きな注目を集めている。

(c) 2005 IDT Entertainment, Inc.
マスターズ・オブ・ホラー/恐-1グランプリ