




メガホンをとったのは、ナイーブな青年の甘く切ない恋物語「(500)日のサマー」が大絶賛を受けたマーク・ウェブ。「ソーシャル・ネットワーク」で、ザッカーバーグの親友でありながら裏切られてしまう素直な青年エドゥ

ティーンエイジャーのみずみずしくも揺れ動く感情に迫るというテーマが、本作の大きなポイント。“ドラマ”こそが、まさに最大の“アメイジング”なのだ。

そしてある日、自宅で伯父が預かったリチャードのブリーフケースが見つかったことから、物語は大きな進展を遂げる。研究ノートを見つけたピーターは、かつての父の研究パートナーであるコナーズ博士を訪ね、“スパイダーマン”となるきっかけに直面する。それは果たして、父に近づくための必然なのか? ピーターの父への憧憬と深い愛情が、スパイダーマンとしての運命と切り離せないものとして描かれる。“父と子のドラマ”こそが、「アメイジング・スパイダーマン」の真髄と言っても過言ではない。



さらには、ピーターが恋するグウェンとその父のステイシー警部の親子愛にも注目。愛する娘を想う父親の気持ちと、そんな父を「今日も無事に帰ってきてくれるだろうか……」と案じ続けてきた娘の心。グウェンの“家族のドラマ”もまた、スパイダーマンに大きな影響を与えていくのだ。
「アメイジング・スパイダーマン」では、“家族”というものが占める割合もまた大きなものとなっている。

もちろん、ただのラブストーリーには留まらない。グウェンは物語のキーパーソン、コナーズ博士の主任研修生であり、父親のステイシー警部はスパイダーマンに逮捕状を出す。彼女は、スパイダーマンの戦いにも大きく関わっていき、ピーターとの恋の高まりがストーリーのクライマックスとシンクロしていくさまは、観る者の胸を最高にときめかせる“アメイジング”だ。


