猪塚健太、冨手麻妙ら「娼年」キャスト、共感性を強調「女性の味方になる映画」
2018年3月27日 16:00

(左から)桜井ユキ、冨手麻妙、大谷麻衣、猪塚健太
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[映画.com ニュース]第126回直木賞候補となった石田衣良氏の小説を、松坂桃李主演、三浦大輔監督で映画化した「娼年」の女性限定トークイベントが、3月26日に東京・渋谷のユーロライブで開催された。冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、大谷麻衣といった出演者が参加し、赤裸々トークを繰り広げた。
無気力な毎日を送っていた大学生・森中領(松坂)が、会員制ボーイズクラブのオーナー、御堂静香(真飛)に見いだされ、“娼夫リョウ”として女性たちの欲望と向き合っていくさまを描く。冨手はキーキャラクターの咲良、猪塚は売れっ子娼夫の東、桜井は領の同級生の恵、大谷はリョウの初めての客・ヒロミを演じている。
冨手・桜井・大谷はオーディションで役をつかみ、「ギラギラしていた」と声をそろえる。中でも大谷は、「ヒロミなら役に立てるんじゃないかと思ったんですが、台本は4役分来たので、全員分覚えたんです。オーディションでは2役分演じましたが、出会いから最後まで全部やりました」と明かし、場内からはどよめきが上がった。
冨手は、「見終わった後に、(共演者たちと)『このシーンが好き』とものすごく盛り上がったんです。衝撃的なシーンがあると言われていますが、見たらさっぱりした気持ちになれる。男性は、『女性にこうしなきゃ』という教科書を読んだような気持ちになるんじゃないか」とアピール。大谷も同調し、「(カップルで見ると)要望を伝えやすくなるかもしれないですね。『あの時のリョウくんのように……』みたいに」と提案すると、女性客たちは大きくうなずいた。桜井は、「役者さんそれぞれの空気感や視線、息遣いに、1人ひとりのキャラクターが抱えているものが見えてすごく染み入った。満たされる感覚が多かったですね」と本作の“包容力”についてしみじみと語った。
舞台版に続いて東を演じた猪塚は、女性たちに向けて「私たちの映画だと自信をもって見に行っていただきたい。勇気をもらって、(自分の気持ちを)解放したくなるはず。女性の味方になる作品だと思います」と力を込める。「原作の『娼年』は、女性の欲望を解決してくれる作品。読み終わった後の心が温かく、ほっとする感覚が映画にもある。(映画版には)女性の表情や、柔らかく包み込んでくれるリョウの雰囲気が出ていましたね。舞台も良かったけど、映画版でようやく『娼年』が完成したと思います」(猪塚)と胸を張った。
「娼年」は、4月6日から全国公開。R18+(18歳未満入場不可)指定。
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