ナチスナンバー2の秘書が沈黙を破る「ゲッベルスと私」ポスター公開
2018年3月25日 10:00
[映画.com ニュース]ナチス政権の国民啓蒙・宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書を務めたブルンヒルデ・ポムゼルが、終戦から69年の沈黙を破り、撮影当時103歳にして初めてインタビューに応じたドキュメンタリー「ゲッベルスと私」の日本版ポスタービジュアルが公開された。
1942年から終戦までの3年間、近代史最大の戦争犯罪者のひとりであるゲッベルスの秘書として誰よりも近くにいたポムゼルの30時間に及ぶ独白を通し、20世紀最大の戦争における人道の危機や抑圧された全体主義下のドイツ、恐怖とともにその時代を生きた人々の姿を浮かび上がらせていく。
また、本作を基にし、世界20か国以上で刊行が決まっている書籍「EIN DEUTSCHES LEBEN」(原題)の邦訳版「ゲッベルスと私」(仮題)が、紀伊國屋書店出版部から6月に刊行されることも決定した。2,000円+税、304ページ、46判上製(予定)。
「ゲッベルスと私」は、6月16日から岩波ホールほか全国劇場順次公開。