「15時17分、パリ行き」上映時間はイーストウッド監督史上“最短”の94分に
2018年1月26日 18:30
[映画.com ニュース] 「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」を手がけたクリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」の上映時間が、監督史上最短となる94分であることがわかった。
2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材に、実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングした作品。554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、武装したイスラム過激派の男が自動小銃を発砲。たまたま乗り合わせていた幼なじみの若者3人が、テロリストに立ち向かっていく。第90回アカデミー賞脚色賞にノミネートされた「LOGAN ローガン」でアシスタントを務めた新人脚本家ドロシー・ブリスカルが、脚本を担当した。
これまでのイーストウッド監督作品は、「J・エドガー」(138分)、「ジャージー・ボーイズ」(134分)、「アメリカン・スナイパー」(132分)と2時間超えが通例だった。直近の「ハドソン川の奇跡」が96分と2時間を切り、ファンを驚かせたが、今回はそれを上回る短さとなる。当事者たちを起用した点とあわせ、87歳にして一線で活躍するイーストウッド監督の新たな挑戦作といえそうだ。
「15時17分、パリ行き」は、3月1日から全国公開。