映画芸術科学アカデミーがセクハラ対策の実施を宣言
2018年1月4日 09:00
[映画.com ニュース] ニューヨーク・タイムズ紙による映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発記事をきっかけにハリウッドでセクハラの告発が相次ぐなか、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が新たな行動規範を設けた。
スティーブン・スピルバーグ監督やプロデューサーのキャスリーン・ケネディ、トム・ハンクスらが名を連ねる同団体の役員会は、弁護士や大学教授、セクハラの専門家などからなる諮問機関を結成。その機関の助言をもとに新たな行動規範の概要が作成され、約8500人の会員に配布されることになった。
権力の乱用やハラスメント、また、性別や性的指向、人種、民族、身体障害、年齢、信仰、国籍などを理由にしたあらゆる差別を無条件で禁止するとしている。なお、問題が発覚した場合は、役員会が規範に基づき、会員資格の保留や追放を含む懲戒処分を行うことになるという。