山田裕貴“兄貴”、健太郎のオーラに太鼓判「ケンシロウみたい」

2017年12月10日 19:30

健太郎と山田裕貴
健太郎と山田裕貴

[映画.com ニュース] 若手俳優・健太郎が12月10日、東京・シネマート新宿で行われた、長編初主演作「デメキン」の大ヒット御礼舞台挨拶に、共演の山田裕貴、メガホンをとった山口義高監督、脚本を執筆した足立紳とともに出席した。

「健太郎の印象」を問われた足立は、自身の監督デビュー作「14の夜」に健太郎が出演したことについて触れ「『14の夜』から半年くらいだと思うが、僅か半年でえらいオーラが出ちゃってるなという感じ。声がかけづらかったですよ」と成長ぶりを称える。山田は、即座に「ケンシロウ! ケンシロウみたいなオーラがね」と同調しつつ笑いを誘うも、客席のファンは山田の“ボケ”に気づかずノーリアクション。「『北斗の拳』(のキャラクター)だよ」と補足すると、ようやく笑いが起こり、山田は「今日なんか(場内のテンションが)ロースタートだね。休日だから、皆さんちょっと気持ちがね(笑)」と胸をなでおろしていた。

本作の舞台挨拶の度、息の合った“コンビ芸”を披露してきた健太郎と山田。「共演した感想」を聞かれた健太郎は、「山田さんにバディという形でやっていただいて、上から目線のような言い方になってしまいますが、やりやすかった。ひっぱってくれた部分もあったりして、感謝しています」と背筋を正す。

これを受け、山田は「僕、よく学ランとか着ていますが、もう27。ちょっとでも大人として引っ張っていけたらなと。どの現場に行っても、山田裕貴が現場にいたからちょっとやりやすかったな、ちょっと楽しかったなと思ってもらえればいいなと思っている。ちょっとでもいいので、健太郎がやりやすくなったり、楽しかったり。『この現場よかった~!』と言っている姿を見て、俺は影でこう……よかったなって」と“兄貴顔”を決め、おどけてみせる。「ちょっとお兄ちゃんな気分でした」と照れ笑いを浮かべた。

本作は、お笑いコンビ「バッドボーイズ」の佐田正樹が、福岡最大勢力の暴走族を率いる総長だった頃を描いた同名自伝小説の映画化。この日は、「映画のラストシーン、その後の会話」を足立が書き下ろし、山田と健太郎が生披露する一幕も見られた。負傷した厚成(厚成)を正樹(健太郎)が支えながら軽口を叩き合う場面だが、「俺、柿の種以上に辛い物くったら死ぬんじゃ!」「じゃあ柿の種で殺したるわ!」とシュールなかけ合いを繰り広げ、場内の爆笑をさらった。

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