LA映画批評家協会賞はアーミー・ハマー主演作が3冠 今年の賞レースは混戦模様
2017年12月5日 13:30
[映画.com ニュース] ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞にアーミー・ハマー主演の「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム(原題)」が選ばれたと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同作は、「胸騒ぎのシチリア」のルカ・グァダニーノ監督による青春映画で、1980年代のある夏休み、イタリアのインテリ家庭にアメリカからホームステイに来た学生(ハマー)とその家の長男(ティモシー・シャラメ)の恋愛を描く。アンドレ・アシマシの2007年の小説をジェームズ・アイボリー監督が脚本を執筆した同作は、ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞、主演男優賞、監督賞の3冠。また、ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」も監督賞、主演女優賞、撮影賞を受賞している。
なお、先日発表された米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ではスティーブン・スピルバーグ監督「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」が作品賞、ニューヨーク批評家協会賞では女優グレタ・ガーウィグの監督デビュー作「レディ・バード(原題)」が作品賞を受賞しており、今年の賞レースは混戦の模様だ。
なお、ロサンゼルス映画批評家協会賞の授賞式は18年1月13日、ロサンゼルスのインターコンチネンタルホテルで行われる。