E・ファニング、J・C・ミッチェル監督最新作は「パンク宇宙人のロミオとジュリエット」

2017年11月23日 10:00

パンク文化を謳歌する宇宙人を 演じたエル・ファニング
パンク文化を謳歌する宇宙人を 演じたエル・ファニング

[映画.com ニュース] ジョン・キャメロン・ミッチェル監督最新作「パーティで女の子に話しかけるには」で、主人公を演じたエル・ファニングのインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。人間の少年に恋する宇宙人という難しい役どころを演じたファニングが、今作の魅力を興奮気味に語る姿が収められている。

今作は、2006年に出版されヒューゴー賞にノミネートされた、英SF作家ニール・ゲイマンの同名短編小説を映画化したもの。「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のミッチェル監督がフィリッパ・ゴスレットとともに脚本を執筆し、遠い惑星からやって来た美少女ザン(ファニング)と英ロンドンに暮らす内気なパンク少年エン(アレックス・シャープ)の恋の逃避行を描いた。

ファニングは、宇宙人の集団のなかでイライラを募らせてきたザンが、エンに出会ったことで「気持ちが頂点に達して、反抗するのよ」と話し、「エンがパンクとは何かを説明してくれたとき、『これこそザンだ』、ってなるわけ。反骨精神のある子だからね」と説明。ザンがパンクにひかれた理由を「(ザンは)新しいことが経験したいのよ。パンクはワルくて、とんがってて、ワクワクさせてくれるもの」と語る。

また、俳優経験のある監督作品への出演は今作が初となり、「詩を読むように説明してくれるのよ。シーンのなかに連れて行ってくれる感じ」「とても助けになるわ。こんな経験をほかの監督としてことはないわね」と、ミッチェル監督に全幅の信頼を置いていることをうかがわせる。

さらに、今作を「パンク宇宙人のロミオとジュリエット」と表現し、「ラブストーリーには違いないけど、ジョンならではのイカした味付けのぶっとんだラブストーリーよ」とアピールしている。

パーティで女の子に話しかけるには」は12月1日から、東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。

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