ジェームズ・トバック監督もセクハラ 女性38人が被害訴える
2017年10月25日 11:00
[映画.com ニュース] ハリウッドの大物プロデューサーであるハーベイ・ワインスタインが、性的暴行及びセクシャルハラスメントを過去30年間にわたり行っていたとする暴露記事が米ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されて以来、Twitterで「#MeToo(私も)」というハッシュタグが拡散され、セクハラ被害を受けた女性たちが相次いでツイートを行う動きが広がっている。
そんななか、今度はロサンゼルス・タイムズ紙が、ジェームズ・トバック監督がこれまでに少なくとも38人の女性にセクハラを行ったとする暴露記事を掲載した。トバック監督は、ジェームズ・カーン主演の「熱い賭け」(1974)の脚本で注目を集め、ハーベイ・カイテル主演「マッド・フィンガーズ」で監督デビュー。その後、「ピックアップ・アーティスト」(87)、「マンハッタン恋愛事情」(97)などを手がけているほか、バリー・レビンソン監督作「バグジー」では脚本を執筆し、アカデミー賞にノミネートされている。
同紙によれば、トバック監督は売れない女優や大学、高校に通う女性をオーディションと偽って呼び出し、セクハラ行為に及んでいたという。トバック監督はワインスタインと異なり知名度が低いため、「ピックアップ・アーティスト」などで3度仕事をしたことがあるロバート・ダウニー・Jr.の名前を出して、自分が育てたと語っていたという。同紙は、被害女性38人の証言を集めている。