名画が動く!全編約6万5000枚の油絵で構成「ゴッホ 最期の手紙」日本版特報公開
2017年9月25日 17:00
[映画.com ニュース] アヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞受賞作で、オランダ生まれの画家フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を描き、全編が動く油絵で構成された映画「ゴッホ 最期の手紙」の日本版特報映像がこのほど公開された。
特報映像は、「星月夜」や「夜のカフェテラス」などをはじめとした画家の代表作とともに、ゴッホ絵画でおなじみの郵便配達人の息子アルマンがゴッホの没した地を旅するさまがストーリー性を持って切り取られている。クリント・マンセルによる音楽が、ミステリータッチで描かれた本編の期待をあおる仕上がりだ。
映画は俳優が演じた実写映像をもとに約6万5000枚におよぶ油絵が描かれ、アニメーション化するという手法で作られた。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を託される。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、その過程でなぜゴッホは自殺したのか、その疑問を募らせていく。ダグラス・ブース、ヘレン・マックロリー、シアーシャ・ローナン、エイダン・ターナーらが出演。
「ゴッホ 最期の手紙」は、11月3日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。また、ゴッホが最晩年に交友を持った医師ガシェの家に残された芳名録や美術作品が展示される「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」が、10月24日から東京都美術館で開催される。