第30回東京国際映画祭・特集上映「映画監督 原恵一の世界」メインビジュアル完成
2017年9月22日 14:00
[映画.com ニュース] 第30回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)で行われる、特集上映「映画監督 原恵一の世界」のメインビジュアルが完成した。
これまで、「クレヨンしんちゃん」シリーズなどを世に送り出し、優れた作家性と商業性を持ち併せた日本アニメ界をけん引する存在として期待される原監督。「クレヨンしんちゃん」の劇場版を、“大人も泣けるアニメーション”としてシリーズ化させているほか、2013年には脚本も兼ねた実写映画「はじまりのみち」を発表するなど、多彩な活躍を続けている。
また、15年公開の劇場アニメ「百日紅 Miss HOKUSAI」は、第39回アヌシー国際アニメーション映画祭で長編コンペティション部門審査員賞、第48回シッチェス国際ファンタスティック映画祭で最優秀長編アニメーション賞に輝くなど、高い評価を獲得した。
公開された画像は、原監督の代表作である「クレヨンしんちゃん」の野原一家や、日本を代表する映画監督・木下惠介氏の若き日を描いた「はじまりのみち」で主人公を演じた加瀬亮、アニメ映画「河童のクゥと夏休み」の少年・上原康一とクゥら、これまでの作品のキャラクターたちが集まった豪華な仕上がり。著作権者の許諾を得て、原監督の監修のもと書き下ろされた特別なビジュアルとなっている。
なお、特集上映作品を鑑賞した観客全員に、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでこのビジュアルが表紙の「映画監督 原恵一の世界 オフィシャルガイド」がプレゼントされることが決定。東京国際映画祭プログラミング・アドバイサーであり、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が序文、監督インタビュー、作品解説、技法解説を担当しており、原監督の才能を再発見できる一冊となっている。
第30回東京国際映画祭は、10月25日~11月3日に六本木ヒルズほか各所で開催される。