【全米映画ランキング】「IT」がV2 ジェニファー・ローレンス主演「マザー!」は3位デビュー
2017年9月19日 19:00
[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、2本の新作が公開されたが、前週爆発的なスタートを切った「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」が、約6000万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。
同作の10日間の累計は約2億1800万ドルに。最終興収3億ドル超えは間違いなさそうだ。
約1480万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、スパイアクション「American Assassin」。同作は13年にがんで死去したビンス・フリン氏による小説「ミッチ・ラップ」シリーズの1本を映画化した作品。当初は「ラストサムライ」「ブラッドダイヤモンド」などで知られるエドワード・ズウィックがメガホンをとる予定だったが降板し、TVシリーズ「HOMELAND」「シックス・フィート・アンダー」「デクスター 警察官は殺人鬼」の演出や映画「Kill the Messenger」などを手がけたマイケル・クエスタが監督を担当した。
テロで婚約者を亡くした23歳の青年ミッチ・ラップがCIAにリクルートされ、ベテラン工作員のハーレーに指導を受けながら、テロリストと戦う姿が描かれる。主人公ミッチに「メイズ・ランナー」シリーズのディラン・オブライエン。共演にマイケル・キートン(ハーレー)、テイラー・キッチュ、サナ・レイサンなど。
OP興収約750万ドルで3位デビューとなったのは、ジェニファー・ローレンス主演、ダーレン・アロノフスキー監督の新作「マザー!」。<招かれざる客>の訪問によって夫婦の絆が試され、徐々にその関係性が壊れていくという内容のミステリーホラー。この映画をきっかけに交際を始めたローレンスとアロノフスキー監督のゴシップや今年のベネチア国際映画祭での批評家たちによる絶賛など、公開前は大きな話題となっていたが、興行的には振るわず、苦しいスタートとなった。共演にハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファー、ブライアン&ドーナル・グリーソン。
今週末は、オスカー俳優コリン・ファースとタロン・エガートンのダブル主演で大ヒットしたスパイアクションの続編「キングスマン ゴールデン・サークル」(マシュー・ボーン監督)に、「レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー」などが公開となる。