重傷トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル6」、監督は「公開日に影響なし」
2017年8月21日 12:00
[映画.com ニュース] 人気シリーズ最新作「ミッション:インポッシブル6(仮題)」のスタント撮影中に主演俳優トム・クルーズが負傷した事故について、メガホンをとるクリストファー・マッカリー監督が英エンパイア誌に語った。
イーサン・ハント役のクルーズは8月12日(現地時間)、英ロンドンでビルの屋上から別のビルに飛び移るスタントを敢行し、建物の側面に激突。その後、足を引きずる姿が目撃者によってビデオ撮影されていた。
前作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」に引き続き、監督・脚本を務めるマッカリー監督は、クルーズの右足首骨折を認めたうえで、「トムはしっかりしている。気丈だ」「間違いなく完治する」と話す。飛距離が足らずに失敗したという報道を否定し、「もともと壁にぶつかるように飛んでいたんだ」と計算されたスタントであったことを主張した。
事故が起きたのは4度目の挑戦だったそうで、負傷したクルーズは当日の撮影が続行できないことを即座に悟り、そのテイクをやりとげるとカメラの回っていなところで倒れ込んだという。マッカリー監督は「この10年間で一緒に仕事をしたどの映画よりも、体は出来上がっていたし、衰えてきたなんてことは一切ない」と、7月で55歳になったクルーズの身体能力を保証。「このショットを本編で使用するため、私は全力を尽くす。本当にファンタスティックなショットだから」と明言した。
また、撮影は中断するものの期間については言及せず、その間は編集作業を進めていくことを明かした。撮影はあと7~8週間分残っているようだが、「まだ撮り終えていないアクションシーンで、激しいものはあとひとつだけで、残りはそれほど複雑ではない」という。「現時点では公開予定日に影響はない」と言い、2018年7月27日の全米公開予定に変更はないようだ。