詩人・菅原敏、ジャームッシュ監督は「詩を書くルーツの1つ」 新作「パターソン」の感想は? : 映画ニュース

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詩人・菅原敏、ジャームッシュ監督は「詩を書くルーツの1つ」 新作「パターソン」の感想は?

2017年8月14日 18:00

表参道のカフェで開催「パターソン」

表参道のカフェで開催
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[映画.com ニュース] ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」公開を記念し8月12日、東京・表参道のブルーボトルコーヒー 青山カフェでトークイベントが行われた。主人公のバス運転手が詩をたしなむことにちなみ、ゲストとして詩人の菅原敏氏が参加した。

沈黙 サイレンス」や「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバー河瀬直美監督作「光」の永瀬正敏、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のゴルシフテ・ファラハニらが顔をそろえた本作。米ニュージャージー州パターソンを舞台に、妻や犬と静かに暮らしつつ、詩をつづるバスの運転手パターソン(ドライバー)の7日間を描く。

この日のイベントは午前9時前にスタートしたが、会場には多くの人々が足を運び、菅原氏の映画への感想や、本作に触発されてつづったという言葉に静かに耳を傾けていた。菅原氏にとって、ジャームッシュ監督の映画は「詩を書くことになったルーツのひとつ」だそうで、「彼の初期の作品に出ていたトム・ウェイツジョン・ルーリーといったミュージシャンをきっかけに、アメリカの詩人に興味を持つようになり、大きな影響をもらいました」と明かす。

本作には「ミステリー・トレイン」以来、約27年ぶりのジャームッシュ作品への参加となる永瀬が、パターソンと出会う日本人の詩人を演じているが、印象的なセリフとして「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」という言葉を挙げる。自身もヨハン・ボルフガング・フォン・ゲーテやウィリアム・シェイクスピアなどの恋愛を題材にした古典を現代詩に昇華させた「かのひと 超訳 世界恋愛詩集」を上梓しており、「だけど、それ(翻訳)をしないといけないという思いも隠れているのかなと思い、響きました」と語る。

本作で描かれる静かな日常について「(ジャームッシュらしい)オフビートな感じを残しつつ、静かに重ねてきたものがギュッと詰まってるようで、時間を感じさせます。穏やかで素敵な暮らしだなと思いつつ、若干、自分の暮らしと重ね合わせてへこむところもあり……(苦笑)」と共感を口にした菅原氏。“詩人”としてのパターソンについても「バーでもバスでも普段の暮らしでも、静かに見つめるもう1つのまなざしを持っているように感じます」と評し、パターソンがバスを走らせる前にルーティンで詩のためのメモを取るさまに「僕も日々の何でもないことをメモしたり、傍から聞かれないようにそっとつぶやいて(笑)、ボイスメモでiPhoneに入れたりします」と共感を口にする。「詩情、ポエジーは日常のどこにでもある。彼はそれをポケットにしまい込んで、秘密のノートに書き込む。豊かな暮らしを感じました」と述べた。

パターソン」は、8月26日から全国順次公開。

(映画.com速報)

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