坂上忍「ダンケルク」IMAX試写会でノーラン監督を「頭がおかしい!」と激賞
2017年8月11日 14:00

「ダンケルク」を絶賛した有村昆と坂上忍
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[映画.com ニュース] 「インセプション」「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督の最新作「ダンケルク」のIMAX版完成披露試写会が8月10日、東京・T・ジョイPRINCE品川で開催され、ノーランファンを公言する坂上忍、映画コメンテーターの有村昆、映画ライターのよしひろまさみち氏の3人がトークイベントに出席。それぞれの視点で同作とノーランの魅力を語り合った。
ノーラン監督が、初めて史実を題材に映画化。第2次世界大戦初期、フランスの港町・ダンケルクを舞台に、英仏軍40万人の兵士が、迫りくるドイツ軍から逃れるべく決死の脱出作戦を敢行するさまを大迫力で描き出す。
「映画を見たばかり」という坂上は、リアリティあふれる映像に「死ぬほど疲れました。ここまで“圧”がすごい映画は久しぶり。ノーラン節全開です。ほれました!」といつもの辛口を封印して大絶賛。有村は陸海空軍の脱出作戦が同時進行で描かれる点に言及し「“没入感”という言葉がぴったり」と語り、よしひろ氏も「これまで(上映時間が)長い作品が多かったけど、今回は106分! やればできるじゃん(笑)。逆にあれ以上長いと死んじゃう。一度で理解できない作品も多かったけど、この映画は一発ですべてを発見できるし、でもまた見たくなる」と賛辞を惜しまなかった。
有村とよしひろ氏からは「ダンケルク(の地)で実際に撮っている」「戦闘機にカメラをくくりつけて撮影した」「CGを使わず、エキストラ6000人と人型の段ボールを使って35万人に見せている」など、専門的な知識が次々と飛び出すが、坂上は2人の話を「そこじゃない!」と遮り、「ノーランのすごさは、人間をちゃんと描いているところ。だから引き込まれる。今回、実話をどう撮るのか?(という期待を)いい意味で裏切ってくれる。セリフが少ないけど、だからこそ、たまにあるセリフの効き目がすごい」と熱くまくしたて、坂上なりの最高の褒め言葉として「頭がおかしい!」と語った。
「ノーランを日本の監督に例えるなら?」との無茶ぶりに、坂上は困惑しつつも「ここまでやるか? という意味では相米慎二監督。イカれてました(笑)」と回答。「でもそういう監督がいないとダメ。ノーランは、やりたいことをやって、(興行的にも)当てているというのが、すごい才能だと思う」と、その手腕に感嘆していた。
「ダンケルク」は9月9日より全国公開。
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