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ベネチア金獅子賞のラブ・ディアス監督作、ビジュアル&特報4種一挙公開

2017年8月9日 17:00

“ワンカットワンシーン”の場面を使用したチラシビジュアル「立ち去った女」

“ワンカットワンシーン”の場面を使用したチラシビジュアル
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[映画.com ニュース]フィリピンのラブ・ディアス監督がメガホンをとり、第73回ベネチア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)を受賞した「立ち去った女」の4パターンのチラシビジュアル&特報が、このほど一挙に公開された。ディアス作品の特徴のひとつである“ワンシーンワンカット”のシーンが抽出されている。

第66回ベルリン国際映画祭では「痛ましき謎への子守唄」がアルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)を獲得し、世界から熱視線を浴びる“怪物的映画作家”ディアス監督は、ロングショットを好み、平均で5~6時間、時には9時間に達するほど長尺の作品をつくることで有名だ。本作は3時間48分という長さが「ラブ・ディアス作品にしては奇跡的な短さ」と話題になり、メリル・ストリープが「彼の映画は、私の身体を分子構造からすっかり変えてしまうほどの衝撃だった」と絶賛。サム・メンデス監督も「我々が感じたこの熱狂を、ぜひ観客にも、映画館で味わってほしい」と猛プッシュするほど高評価を得ている。

全編モノクロの本作は、ロシアの文豪レフ・トルストイの短編から着想を得て、無実の罪による30年間の服役を経て出所したヒロインと、彼女に関わる人々を軸にした群像劇が展開。30年もの間投獄された無実の女ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)が、黒幕である元恋人ロドリゴ(マイケル・デ・メサ)を追って、孤独な復讐の旅へ。ホラシアは旅の途中で、貧しい卵売りの男、物乞いの女・マメン、そして心と身体に傷を抱えた謎の“女”(ジョン・ロイド・クルズ)を助け、徐々にロドリゴとの距離を縮めていく。

お披露目されたチラシビジュアルは、全てフィックスで撮られた特報映像の一部を切りとったもの。内容はそれぞれ、刑務所から出所したホラシアが復讐の旅に出る「女は帰ってきた」編、物語のキーパーソンとなる謎の“女”を救う場面を活写した「女は女を救う」編、復讐の協力者を探すシーンをとらえた「女は復讐を誓う」編、物語のラストが示される「女は何処へ向かうのか」編となり、旅に出たヒロインの道のりが徐々に明かされていく。

「女は帰ってきた」編は、荷物を携えて出所したホラシアが“外の世界”の喧騒に戸惑い、立ち止まってしまう姿が印象的。真夜中を背景とした「女は女を救う」編ではダンスを踊るかのように動く謎の“女”の一挙手一投足、「女は復讐を誓う」編では不安そうな表情を浮かべてマメンを探すホラシアの姿に目を奪われる。「女は何処へ向かうのか」編はホラシアが床にちらばった文書の上を円を描くようにグルグルと歩いており、その終着地点が気になる仕上がりだ。

立ち去った女」は、10月から東京のシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。なお、劇場に設置されるチラシ4種を集めると、プレゼントがもらえるキャンペーンも実施。詳細は公式HP(http://www.magichour.co.jp/thewoman/)で発表される。

(映画.com速報)

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