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「夜と霧」ビクトール・フランクルの伝記映画製作へ

2016年8月14日 08:00

オーストリアの精神科医・ 心理学者ビクトール・フランクル「夜と霧」

オーストリアの精神科医・
心理学者ビクトール・フランクル
Photo by Imagno/Getty Images
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[映画.com ニュース] 世界的名著「夜と霧」で知られる、オーストリアの精神科医・心理学者ビクトール・フランクル(1905-1997)の伝記映画「ザ・サーチ(The Search)」が企画されていることがわかった。

ウィーンに生まれたフランクルは、ウィーン大学在学中からアドラーやフロイトに師事し、著名な精神科医として活躍していたが、ナチスの台頭後、強制収容所に収容される。収容所で両親と妻を失いながらも自らは生還し、その体験を綴って生きる意味を問う思索の書「夜と霧」を発表。同書は1947年の初版以降、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれている。なお、英題は「Man’s Search for Meaning」(生きる意味を探して)で、映画のタイトルもそれにちなんでいると思われる。

米ハリウッド・レポーターによれば、米Fuego Filmsと脚本家のアダム・ジブゴットが手がける今回の伝記映画は、フランクルの生涯を題材にするが、中でもジェリー・ロングというアメリカ人男性との交流に焦点を当てる内容になるという。ロングは天才野球少年として将来を嘱望されていたが、事故に遭い胸から下が不随になってしまう。その後「夜と霧」を読んでフランクルに手紙を書いたことから交流が始まり、やがてふたりはフランクルが提唱した「ロゴセラピー」の共同研究者となり、ロングも自ら心理学の博士号を取得することとなった。

今回の映画化には、ビクトール・フランクル財団、フランクルの孫が設立したHeartwire Productionsも製作に関与する。監督とキャストは未定。

なお、「夜と霧」の映画化も別途進行中で、CBSニュースほかのアンカーを務め、5度のエミー賞受賞経験を持つ米ジャーナリストのジゼル・フェルナンデスとFuego Filmsが同書の権利を獲得している。

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