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ニコラス・ケイジ「ダーティー・コップ」で演じた“狂気の警官”役は新境地と自負

2016年8月10日 17:30

イライジャ・ウッドとの共演も大きな刺激に「ダーティー・コップ」

イライジャ・ウッドとの共演も大きな刺激に
(C)2015 Vault Film, LLC
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[映画.com ニュース] クライムサスペンス「ダーティー・コップ」でイライジャ・ウッドと共に犯罪に手を染めていく汚職警官を演じたニコラス・ケイジが、映画.comのインタビューに応じた。

米ラスベガスで平凡な生活を送る2人の警官ストーン(ケイジ)とウォーターズ(ウッド)。ひょんなことからマフィアの汚れた金が集められた隠し金庫の存在を知った2人は、思いもよらぬ方法で金庫の中身をかすめ取ろうとする。

オスカー俳優という地位にあぐらをかくことなく、精力的に出演を続けるケイジだが、本作ではどのような役作りをしたのか。「これはどんな映画をやる上でも意識することなのだけど、観客に決してつまらない思いをさせないことが大事」と前置きした上で、「ストーンのキャラクターを描く要は“ミスディレクション”だ」と説明する。ミスディレクションとは、マジックで使われる手法で“観客の注意をそらす”という意味。本作では、「ラスベガス市警の窓際族」だったストーンが、金庫の強奪という目的を得たことで「ラストでは恐ろしい怪物のような男に成り代わっている」。

「ストーンの思考回路は今までに演じてきた役柄とはまったく異なる」と語るケイジは、自分から積極的にアイデアを出し、さらに前半のストーンをあえて平凡に演じることで、後半の爆発力を高めたという。「ストーンのキャラクターを演じる上で、(後半から)トーンをガラッと変えている。映画そのもののトーンも変わるね。そういう意味では、観客をうまくミスリードできていると思うよ」。ストーンが狂気を帯びていくに従い、ウォーターズとの関係も変容するが、ケイジはウッドとのあるシーンを挙げて「あれは確実に他の映画ではやっていない」と自信を見せた。

ウッドとの共演については「やっとタッグを組めたという思いだよ。彼は俳優としてだけでなく、映画作りのあらゆる面を意識しながら取り組む。スタッフの仕事もよく手伝うんだ。本当に奇特な人だよ」と喜びを隠さない。「イライジャ(・ウッド)のように経験豊富で至極有能な俳優と共演できて、とても刺激的だったよ。こちらも足を引っ張るまいと気を張るから、お互いにレベルアップが図れる。共演シーンではセリフを徹底して覚えたし、完璧にこなせるように備えたんだ」と謙虚な姿勢をのぞかせた。

ウッドとはよほど馬が合ったのか、「いつかイライジャがプロデュースする映画でコラボレーションしたい」と野望を語ったケイジ。今後も、ウィレム・デフォーと共演したカンヌ映画祭出品作「Dog Eat Dog(原題)」、オリバー・ストーン監督による「Snowden(原題)」などの公開が控えており、そのバイタリティはとどまるところをしらない。「仕事を続けていくことが自己管理につながる」「“時は金なり”だから、セリフ覚えをサボって人に迷惑をかけるようなことがあってはならない」と職人かたぎの一面をのぞかせた。

ダーティー・コップ」は、8月20日から全国公開。

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