天文学者が恋人に残した“永遠”の愛 トルナトーレ新作「ある天文学者の恋文」予告
2016年7月28日 12:00
[映画.com ニュース] 「ニュー・シネマ・パラダイス」「鑑定士と顔のない依頼人」で知られるイタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作「ある天文学者の恋文」の予告編が完成した。ジェレミー・アイアンズとオルガ・キュリレンコが、謎に満ちたラブストーリーを紡ぐ。
著名な天文学者エド(アイアンズ)との秘密の恋を謳歌していた教え子エイミー(キュリレンコ)は、ある日突然エドの訃報を知る。しかし、エドの死後もエイミーの元にはエドからの手紙やメールが届き続ける。その謎を解こうと、エイミーはエドが暮らしていた土地や、かつてふたりで過ごした場所を訪ね、エドがエイミーの封印していた過去を調べていたことを突き止める。
予告編は、エドから届いたばかりの何気ないメールを読むエイミーに、4日前にエドが亡くなったことが告げられるシーンから始まる。絶望するエイミーだったが、エドから届き続ける不思議なメッセージに導かれ思い出の地をめぐるうちに、エドが愛するエイミーのためにある方法で“永遠に”生きようとしていたことが明らかになる。
トルナトーレ監督は「天文学者に憧れがある」といい、「彼らは何億年も前に燃え尽きた星の光から多くを学ぼうとする。だから、『死してなおも照らす』ことを知っている」と、今作にちりばめられた謎と愛に言及している。
「ある天文学者の恋文」は、音楽をイタリアを代表する巨匠エンニオ・モリコーネが担当している。9月22日からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。