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脚本が映倫審査でNG、本編が長すぎてプロデューサー涙目……大友啓史監督、「秘密」完成までの苦労を明かす

2016年7月19日 17:00

漫画の実写化が続く大友啓史監督(写真右)「秘密 THE TOP SECRET」

漫画の実写化が続く大友啓史監督(写真右)
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[映画.com ニュース] 清水玲子氏の人気漫画を映画化した「秘密 THE TOP SECRET」の公開を控える大友啓史監督が7月17日、東京・アップルストア銀座で行われたイベント「Meet The Filmmaker」に出席。「るろうに剣心」シリーズ(2012~14)の大ヒットを機に、「秘密 THE TOP SECRET」(8月6日公開)、「ミュージアム」(11月12日公開)、「3月のライオン」前後編(2017年公開)と“漫画の映画化”を相次いで手がける状況に「原作のコアの部分を踏まえて尊重している」一方で、「開き直っている」と持論を展開した。

死者の脳内に残る記憶を映像化し、難事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」の苦闘を描いたミステリー・エンタテインメント。以前から原作の愛読者だったといい「脳みそをのぞく、そしてのぞかれる恐怖を描き『あなたなら、どうしますか?』と提示したかった。僕自身は(脳をのぞくことを)良しとしない立場。だから、いかにロクなことにならないか描いたつもり」と本作のメッセージ性をアピールした。

劇中には血なまぐさい描写も多々あるが「最初、脚本を映倫に見せたら『これは無理』と言われたし、それとは別に最初の編集で3時間半くらいの本編になってしまい、プロデューサーが涙目だった」と完成までの苦労を告白。出演者自らヘッドセット型のカメラを装着し“自身の記憶”を撮影する特殊な手法について「機材がなければ、自分たちで開発するスタンスをハリウッドで学んだ」と渡米経験を踏まえて、舞台裏を語った。

生田斗真が、トラウマを抱える「第九」室長の薪剛(まき・つよし)を演じており「原作では女性と見誤るほどの小柄な美少年。ハードルは高かったが、生田さんが警察庁という組織を生き抜いた人物のタフさや骨太さをリアルに落とし込んでくれた」と強い手応えを示した。

人気コミックの実写化には、キャスティングや原作との差異など批判がつきものだが「僕らの武器は、生身の俳優さん。(漫画のように)コントロールできない面も出てくるし、原作ファンだけを相手に映画を作っているのではないから、コアな部分を踏まえて尊重しつつ、しょうがないと開き直っている」と話していた。

秘密 THE TOP SECRET」は、8月6日から全国公開。

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