松岡茉優が明かす、大切な夢が叶った瞬間 : 映画ニュース

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松岡茉優が明かす、大切な夢が叶った瞬間

2016年7月17日 06:00

浴衣姿で取材に応じた松岡茉優

浴衣姿で取材に応じた松岡茉優
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[映画.com ニュース] 数年前、演じる役はオーディションで勝ち取ったものが全てだったが、現在ではバラエティに富んだ仕事に恵まれるようになった。この状況を、松岡茉優は「いまの方が恐いです。『期待に応えられなかったら』って思うと……(苦笑)」と胸中を吐露する。それでも、劇場版「ポケモン」の声優オファーが届いた際は「声を上げてガッツポーズした」というほど、ただ純粋に嬉しかった。それは、松岡だけの大切な夢が叶った瞬間だった。(取材・文・写真/黒豆直樹)

シリーズ19作目となる「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 『ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』」へのゲスト声優としての出演。アニメーション作品での声優は初挑戦となったが、松岡にとって2つの点で特別な意味を持つ仕事だった。ひとつは、幼少の頃からアニメで親しみ、ゲームに興じ、何度も劇場に足を運んだ「ポケモン」に携われるということだ。

「声優のお仕事は、私の中では『絶対に叶える!』と決めている“夢リスト”にもあった項目。いずれやるんだ! と心に誓っていましたが、こんなに早くいただけるとは思っていなかったです。初めてのアニメ声優のお仕事として『ポケモン』に携われたというのは、私の中で大きな1ページになりました」。

多くの俳優が、ゲスト声優で「ポケモン」に携わることを特別なこととして受け止める。松岡は、「あまりに多くのことを『ポケモン』から教えてもらいすぎていて、どう言っていいのか…」と思案しながら、子どもの頃のエピソードを明かしてくれた。「『ポケモン』映画を母と一緒に見に行って、私は普通に面白いなあと楽しんでいたんですけれど、ふと隣を見たら母がすすり泣いていたんですよ。当時は『何でこのシーンで泣いているの?』と思ったのですが、今回の映画を見て何度も泣いたし、あの時の母の気持ちがわかりました。子どもの頃に見た映画を振り返ると『あのシーンも、このシーンも泣けちゃう!』というシーンの連続だったんだなあって感じます」。

そしてもう1点、今回の仕事が松岡にとって何よりも特別だった理由、それは山寺宏一の存在だ。キッズバラエティ番組「おはスタ」(テレビ東京)で、“おはガール”を務めたのが2008~10年の約2年間。そこでメインの司会を務めていたのが、山寺だった。「おはスタ」卒業後、本格的に女優を志して歩み始めた松岡だったが、その間、ずっと持ち続けていた「いつか山ちゃんと再共演したい!」という夢がついに叶った。「私の“歯車”を動かしてくれるひと」――そんな言葉で山寺の存在の大きさを表現する。

「“山寺宏一”って検索すると声優、俳優、タレント、司会者、DJ……ってダーッと出てくるんですよ。その全ての第一線で活躍されていて、そんな人を近くで見ていると、10代の子どもなんてすぐおかしくなっちゃうんです(笑)。女優を目指していたはずなのに、『あれもやりたい、これもやりたい』って。そこで自分は何がやりたいのか? 一番好きなことは何だろう? って立ち止まってじっくり考えて『お芝居なんだ』と思えたのが15歳のとき。今回、こうやって山ちゃんに声優の楽しさを教えてもらっちゃって(笑)、また私の歯車をカチカチと回してもらいました!」

再共演の夢は叶ったが、声優は山寺の専門のフィールドであり「私は『同じ土俵に立った』なんて言える存在じゃない。あくまで若手女優としてゲスト声優で呼ばれただけ。その意味と意義を考えて臨みました」と謙虚に語るが、そんな松岡のために、山寺は自身の収録がないのにもかかわらず、アフレコスタジオに足を運んだ。「スタッフの方がお呼びしたわけではなく、本当にサプライズでドアを開けたら山ちゃんがいらした。私のためにわざわざ来てくれたんだってすぐにわかったので、嬉しくて飛びつきました!」

「ポケモン」映画へのゲスト出演。それ自体、いかに松岡茉優が求められているかを証明していると言える。ドラマ「水族館ガール」主演、大河ドラマ「真田丸」の主人公・信繁(堺雅人)の“正室”役など話題作への出演が続く。

個性的で演技力の高い女優が同世代にひしめくが、「ライバル意識はない」という。見つめるべきは周囲ではなく、自分自身と自覚している。最初に“叶えると決めている夢リスト”の話が出たが、現時点でのリストの消化具合を尋ねると「俳優のお仕事に関してはリストにはないですよ」と話す。なぜなら、俳優は「私にとっては本当に大事なものだし、何かを望んで、叶わなかったら立ち直れないから」。では、俳優の仕事を除外してリストの最上位にあるのは?

「『オールスター感謝祭』のアシスタントですかね(笑)。子どもの頃からの憧れなんです!」。

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