高畑充希、「とと姉ちゃん」出版社編突入に「熱量上がってます!」

2016年7月8日 15:40


主演の高畑充希
主演の高畑充希

[映画.com ニュース]NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の取材会が7月8日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の高畑充希、共演の相楽樹杉咲花伊藤淳史唐沢寿明、制作統括の落合将が出席した。

本作は、「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子をモデルに、激動の昭和の時代を生きる女性・小橋常子(高畑)の姿を描く。7月11日放送の第15週から常子が雑誌「あなたの暮し」出版に向けて動き出す「出版社編」に突入する。

出版社編は、常子の熱心なラブコールによって唐沢扮する花山伊佐次がチームに加わり、雑誌「あなたの暮し」が誕生。雑誌とともに常子が社長を務める出版社も成長していくが、高畑は「必死に社員をまとめています。会社が大きくなって人が増えて、熱量も上がっています! 小さい出版社の行く末を見守ってほしい」と胸を張る。一方で、「ぶつかって生まれるものもあったりして、大変さを感じています」と苦労も吐露した。

劇中では、常子と花山のアイデアから「粗悪品をなくすために商品試験を行い、商品の良し悪しを消費者に伝える」といった名企画が生まれる。唐沢は、「出来ることとやりたいことが合致する人って少ない。常子さんと花山はそれが合った人たち。その2人が出会い、今の日本を作ったといってもおかしくない。家電や化粧品の試験をしたことで、日本のクオリティが上がった」と、モデルとなった雑誌「暮しの手帖」の功績を称えた。一方の高畑は「直線裁ち」を例に挙げ、「やっぱり天才だなって」と感心していた。

4月の放送開始から、長期間に渡って常子を演じている高畑。役への思いを問われると、「うまく言葉にならない」と頭をかかえた末、「後半に入ったが、最近常子のことがわかる時がある。常子は前にしか進まない。1ミリも後ろに行かない。そして、そのバイタリティが周りを置き去りにすることもあるが、巻き込むこともある。完全に周りに理解される人じゃなくてもいい。だから時代を変えていったのかな」と明かす。そのうえで「撮影はあと2カ月くらいなので、寂しい。常子のことをもっと知りたい」と感慨深げに語った。

「とと姉ちゃん」は、NHK総合テレビで毎週月~金曜の午前8時から放送中。

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